ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた三周目(その3)

2023-10-28 23:50:57 | 日記

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズも三周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もないだろうということで、四十四作品を紹介できると思います。

 三周目の第三回目、今回は「と」「ち」「り」です。

 

 

 

 

『と』・・・ドーナツ

 チョコレートドーナツを描きました。いろいろな食べ物をいろいろと理由をでっちあげて「カロリーゼロ」だと主張するシリーズの一番初めに描いたのがこれだったと思います。ドーナツ(リングドーナツ)はそもそも形が「0(ゼロ)」を表していますね。

 ドーナツは季語ではないので、ドーナツを俳句に詠む場合、他の季語と取り合わせる必要があります。

 

 

 

 

『ち』・・・チケット売り場

 韓国旅行をしていて、このようなすごい日本語に出合うことがあります。飲食店の看板などに特に多いように思います。これは国立博物館のチケット売り場で見つけたもので、珍しいので絵に表したものです。

 ここがチケット売り場であることを4か国語で書いてあります。一番上はハングルで、ちょっとデザイン性のある書体で「매표소(メピョソ)」と書いてあります。おそらく漢字語で「賣票所」だと思います。二段目は英語で「Ticket Office」、問題は三段目の日本語です。「千ケシト売つ場」ですね。「せんけしとうつば」と読むのでしょうか。4段目の中国語「售票处」は正しく書かれているようです。国立博物館のチケット売り場ですからこれぐらいで済んでいますが、町の飲食店では「ホルモソ焼き」「東莱パヅヨソ」「カう才ケ」「生えで炒める」「ぶたカヒ」など、素敵な看板が見られます。はじめのうちは面白くて写真など撮っていましたが、飽きてしまいました。ちなみに例に挙げたものは順に「ホルモン焼き」「東莱パジョン」「カラオケ「生えび炒め」「ぶたカルビ」だと思われます。

 

 

 

 

『り』・・・りんご

 なぞなぞです。「ごめんなさいと言う時に食べるくだものは何?」とハングルで書きました。

 答えは「사과(サグァ)」です。「りんご」を意味する韓国語(固有語)です。「謝過」という漢字語もハングルで書くと「사과」となり、「謝罪」を意味します。

 それはさておき、りんご=林檎は秋の季語です。林檎の花、花林檎と言えば春の季語になります。

 

 

はがき絵いろはうた三周目(その2)

2023-10-21 21:30:49 | 日記

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズも三周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もないだろうということで、四十四作品を紹介できると思います。

 三周目の第二回目、今回は「に」「ほ」「へ」です。

 

 

 

 

「に」・・・ニョロニョロ

 

 

 アニメ「ムーミン」に登場する「ニョロニョロ」を描きました。書き添えてあるハングルは、「長旅に必要なものは大きなカバンではなく、口ずさめる一つの歌さ スナフキンの言葉」と書いてあります。スナフキンもまた「ムーミン」に登場する「永遠の風来坊」です。

 ニョロニョロは架空の生き物なので俳句の季語ではありません。

 

 

 

 

「ほ」・・・ホテイアオイ

 

 

 水草であるホテイアオイを描きました。漢字では布袋葵でしょう。葉柄が丸く膨らんで浮袋のようになっています。これを布袋尊のお腹に見立てたものと思われます。夏に咲く花はアオイというよりヒヤシンスに似ていて、英名はウォーターヒヤシンスというそうです。俳句では夏の季語になっています。繁殖力が強く、温暖化で冬にも枯れなくなって、各地で増えすぎて大問題になっていると聞きます。

 

 

 

 

「へ」・・・兵馬俑

 

 

 大阪・国立国際美術館で開催された「特別展・始皇帝と大兵馬俑」を見学してこの絵を描きました。実はこれより前に中国・西安の兵馬俑坑を見学したこともあります。その規模に度肝を抜かれたことを思い出します。

 もちろん兵馬俑は季語ではありませんから、兵馬俑を俳句に詠むためには別の季語と取り合わせる必要があります。

 


はがき絵いろはうた三周目(その1)

2023-10-08 16:21:13 | 日記

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズも三周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もないだろうということで、一周あたり四十四作品を紹介できると思います。

 三周目の第一回目、今回は「い」「ろ」「は」です。

 

 

 

「い」・・・銀杏(いちょう)

 

 

 黄色く色づいたイチョウの葉を描きました。上方落語「八五郎坊主」に取材した作品です。「尊いお寺はご門から」という言葉は、甚兵衛はんの紹介で下寺町のズクネン寺で出家をしようと、八五郎が訪れた時の寺刹の描写に出てきます。境内には鶏頭の花が咲いていたりもするので、季節は秋のようです。

 樹木の名としての「銀杏」は季語ではありませんが、葉が緑から黄色に劇的に変化したり、実としての銀杏(ギンナン)が実ったりするのが秋です。

 

 

 

 

 

「ろ」・・・ローファー

 

 

 この絵ははがき絵ではありません。おえかきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で描いて、「おえかき投稿」した絵です。「相方」と二人で合作しています。この絵には「歩」という字をデザインして書き添えていますが、文字もいろいろに書きかえたりして楽しんでいます。

 

 

 

 

 これは文字を「遊」に書きかえたバージョンです。素敵な靴を履いて遊びに出かけるイメージです。

 

 

 

 

 遊びよりも通学やビジネスにふさわしいと感じて、さっそうと歩く感じをイメージして文字を「凛」に書きかえたバージョンです。一つの絵を描いて、文字をいろいろに書きかえて遊ぶのが楽しいです。

 ローファーは一年中履ける靴ですが、特に靴の選択に迷いがちな夏に最適となります。夏の季語に入れるかどうかは微妙なところです。

 

 

 

 

 

「は」・・・葉牡丹

 

 

 葉ボタンを描いてハングルで「小寒」と書き添えました。二十四節気のひとつで、一月六日ごろから二週間ぐらいをあてます。いわゆる「寒の入り」ですね。ずいぶん前に二十四節気をそろえて描いたシリーズです。

 俳句では「葉牡丹」も「小寒」も冬の季語です。この葉牡丹は紫っぽい色です。もっと白っぽいものもあって、紫と白をあわせて植えて「紅白」に仕立てることも多いようです。