ずーみんのはがき絵七十二候

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第6侯 草木萌動

2022-02-28 05:08:32 | デザイン書芸

 七十二侯中第六侯「草木萌動(そうもくめばえいずる)」は3月1日から3月4日にあたります。

 

 

 暖かいと感じる日が少しずつ増えてきて、地面や木々の枝からうすみどりの芽が吹きだします。優しく光る陽光の下で、野山が淡い色に変わっていく様は、新たな生命の力強さも感じさせてくれます。

 大きなルーペをいつも持ち歩いていて、ときどき拡大して見てみます。小さな芽がびっしりと生えている姿は見飽きることがありません。

 「草木萌動(そうもくめばえいずる)」という字をデザインして書いてみました。


シマエナガ

2022-02-26 00:47:22 | 日記

 もふもふでかわいらしい小鳥、シマエナガの絵を描きました。北海道にだけ生息するそうです。

 

 このはがきと、下のはがきをつなぎ合わせて一枚の絵になるように描きました。

 文字は「雪霽不知寒(ゆきはれてさむさをしらず)」と書きました。

 


第5侯 霞始靆

2022-02-23 22:00:27 | デザイン書芸

 七十二侯中第五侯「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」は2月24日から2月28日にあたります。

 

 

 「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」という漢字をデザインして書いて見ました。

 空気中の水分が多くなることにより、遠くの山などがぼんやりと見える現象を霞(かすみ)と呼びます。その霞がたなびき始める時候というわけです。霞がたなびくとか、霞が立つという言い方をします。月がかすんで見えることもありますね。朧(おぼろ)という優雅な言葉もあります。春のおぼろ月も愛でたいものです。

 スーパーの野菜売り場に春キャベツを見かけるようになりました。菜の花を買ってきてお浸しにしていただきました。大阪府八尾市の名産の「若ごぼう」という野菜も出回り始めています。寒い日もありますが、春は着実にやってきているようです。


第4侯 土脉潤起

2022-02-18 23:24:16 | デザイン書芸

 七十二侯中第四候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」は2月19日から2月23日にあたります。

 

 

 雪や氷が解け始め、大地を潤し始める時候。降る雪も雨に変わり、雪や氷に閉ざされて眠っていた植物たちも、そろそろ活動を始める時候です。

 「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」という字をデザインして書いてみました。油断しているとすごく寒い日があったりもするのですが、少し寒さは和らいだように思います。

 関西では「お水取りが済まないと本格的な春はやってこない」などといわれています。そのお水取り、つまり東大寺二月堂で行われる修二会(しゅにえ)は3月1日に始まります。「お水取りが済む」のは3月半ばということだそうです。お水取り→大相撲3月場所(大阪場所)という流れでどんどん暖かくなっていくのです。もう少しの辛抱です。

 


第3侯 魚上氷

2022-02-13 23:05:05 | デザイン書芸

 七十二侯中第三侯「魚上氷(うおこおりにあがる)」は2月14日から2月18日にあたります。

 

 

 池などの氷が割れて、魚が跳ねる様子を表す言葉です。俳句でも「水ぬるむ」などという季語がありますね。

 この時期にはスギ花粉が飛散を始めるという、ありがたくない一面もあります。これも春の訪れを告げていると思うことにして、つらい症状を我慢することにいたしましょうか。

 「魚上氷(うおこおりにあがる)」という字をデザインして書きました。

 大まかに文字を書いてから、「にじみ」や「かすれ」をあとから書き足しています。パソコン画面を見ながらマウスを操作して書を楽しむなど、つい最近まで考えもしませんでした。