七十二侯中第七侯「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)は3月5日から3月9日にあたります。
二十四節季は「啓蟄」に移りました。この「啓蟄」ですが、以前に韓国で私の作品展を開いた際に、私の作品の題名が「啓蟄」であるのを見て、「驚蟄」ではないのか、という方がいらっしゃいました。そんな字は見たこともなかったのですが、後で調べるとその字でも検索できました。韓国ではそちらの方が一般的なようです。
冬越しをしていた虫たちが目覚める頃です。もぞもぞと起きだして、土から出てくる様子を「戸を開く」と表現したのは面白いなあと思います。
「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」という字をデザインして書いてみました。