いつかはスキンヘッド

3x歳にしてそろそろ頭髪がヤバくなりつつある男の、たわいもない独り言&独りよがりの数々。

トランぺッターの彷徨い(3)

2008-09-18 | 音楽
(昨日のつづき)
山野楽器にTpを持って到着したオイラ。
Tp本体がバック製(180ML 72/25 銀メッキ ←この型式も相当マニアックだが)なのでバックのマウスピースを組み合わせるのが一番良いだろうと思い、3C、5C、7C、10-1/2Cの4種類を試奏させてもらった。どれも超スタンダードなモデルだ。
以下、感想。

・内径の違いは大して感じなかった。どれも似たような感じ。
・この4種類の中では3Cが一番カップが浅く、明るい音が出た。
・10-1/2Cだからといって3Cよりも高い音が出やすいワケではなかった。
・ただ、高い音に上れば上る程、7Cや10-1/2Cでは「息詰まり感」を感じた。
・5Cはリムが丸いと言われているが、そんなに感じなかった。

3Cと5Cで少々迷ったが、一番「パリッ」とした明るい音が出る3Cに決めた。
・・・つもりだったが、ここでマニアックなオイラはティルツ製の3Cも気になった。
「マウントバーノン時代のバック製マウスピースのレプリカ」と謳われるティルツ。これも試奏させてもらったが、バック3Cに比べわずかにカップが深く大きく感じた。それに何より音がバック3Cよりも断然暗い。ちょっとオイラの好みとは違うかな。

という事でやっぱりバック3Cに決定。
改めて楽器とマウスピース、純正同士の組み合わせが一番適切なんだなと感じた。ピッチのバランスがすごく良いのだ。
かのランディ・ブレッカーも長い間バックのTpにバック3Cを使っていたそうだし、この組み合わせで決まりかな。もう余程の事が無い限り変えないだろう。

こうしてオイラの彷徨いは終わった。(おわり)

トランぺッターの彷徨い(2)

2008-09-17 | 音楽
(昨日の続き)
実はストーク5Cの後に購入して以降何年もメインで使っていた、ジャルディネリ7Sというマウスピースがある。
かなり浅いが内径は大きいタイプで、学生ビッグバンドのリードTpだった頃を支えてくれた相棒だ。
これは丁寧に使っていてそこそこ状態も良いので、またこれに戻ればいいじゃないかとも思ったのだが、ストーク5Cでもジャルディ7Sと変わらず吹けている事実を見て考えが変わってきた。

そもそも学生時代にジャルディ7Sを購入して以降、これ以上深いモデルは自分にはキツい/合わない、という先入観・固定観念から、これまでスタンダードなモデル(3Cや7C等)は全く見向きもしなかったワケだが、今やストーク5Cで高音や速いリップスラーがこなせる・・・これはスタンダードなモデルが使えるようになるチャンスではないか?
ジャルディ7Sという変り種タイプより、もっとスタンダードなタイプで吹けるならその方が良いんじゃないだろうか?

だがストーク5Cは既にボロボロ。そこでスタンダード中のスタンダード、どスタンダードなマウスピースが新しく欲しくなってきた。

オイラは銀座山野楽器へ向かった。(つづく)

トランぺッターの彷徨い(1)

2008-09-16 | 音楽
(今日から数日はトランペットのマニアックな話どす)

トランペットのマウスピースを新調した。
以前「モネットみたいな重い楽器にデカいマウスピースをつけて吹くなんて理解できん」みたいな事を言ってのけたオイラが、まさかのBach 3Cを購入。
でもこれには紆余曲折(って程でもないが)があった。

1年半ほど前にふと「エリック宮城もファーガソンもビル・チェイスも小さくて浅いマウスピースだよな・・・ひとつ試してみるか。」と思い、銀座のヤマハで色々見比べた結果、ジャルディネリの17Sという最小最浅のマウスピースを購入したオイラ。
「これでダブルハイB♭(実音)が出ないようならオイラの練習が足りないだけ」と自分にハッパをかけて使ってみたのだが、吹いていてどうも疲れやすい。すぐ音が汚くなるし、音域も大して拡がらない。
ごく普通の音域の曲をちゃんとした音色で吹ききれないという最悪の状態から抜けられない。

さんざん悩み続けて、先日ふと大学1年の頃に買って1年程使っていた事のあるストーク・ヴァッキャーノ5Cを取り出して吹いてみたところ、なんとジャルディ17Sより吹きやすい。音色も良好。音域もジャルディ17Sと変わらない。え?え?

やはりオイラの唇に小さい内径は合わないのだと再認識。
だがここで問題が。10年以上さんざんほっぽらかしていたストーク5Cはもうボロボロになっていて、使い続けるにはちとキビシい。学生時代に扱いが荒かったせいでシャンクも歪んでいる。

さてどうするzoomac!?(つづく)

iPodなのだ

2008-09-10 | 音楽
いつの間にか新しいiPodが出ていた。

今度のiPod nanoはスゴいね。
下に付いているこのビラビラが風に揺れるのに合わせて再生中の曲のテンポが変化するんでしょ?

強風の中を移動しながら再生していたら、スローなバラードも爆速ヘビメタ並に。
音楽の新しい楽しみ方を提案。

え?違うの?

チャリパカとディジガレ

2008-09-07 | 音楽
会社の近くのTSUTAYAで

「トリビュート・トゥ・チャーリー・パーカー」

という音楽DVDを見つけた。
1989年にパリで行われたジャズジャイアンツによるチャーリー・パーカー・メモリアルライブを収録したDisc1と、ジェイ・マクシャン率いる「カンザス・シティ・バンド」によるライブを収録したDisc2の2枚組だった。

まずDisc1のメンバーがスゴい。

ディジー・ガレスピー(tp)
ジャッキー・マクリーン(as)
フィル・ウッズ(as)
スタン・ゲッツ(ts)
ミルト・ジャクソン(vib)
ハンク・ジョーンズ(p)
パーシー・ヒース(b)
マックス・ローチ(ds)

このメンバーで「コンファメーション」「チェロキー」「チュニジアの夜」なんてやるんだからモダン・ジャズ・ファンには涙モノ。
マクリーンとウッズが「チェロキー」のテーマをハモって吹いているのなんてこのDVDだけじゃないだろうか?

ガレスピーもこの当時既に70歳越えで、さすがに若い頃に比べればパワー落ちは否めずフレーズもフゴモゴしているものの「チュニジアの夜」では実音ハイCのキメフレーズを確実にヒット。さすが。

久々に見応えのあるDVDだった。この面子のうちフィル・ウッズとハンク・ジョーンズ以外はみんな死んじゃったけどね(涙)。

Disc2のカンザス・シティ・バンドはベイシー・ビッグバンドが好きな人なら間違いなく気に入る、まさに「カンザス・シティ・サウンド」のビッグバンドものだった。
こちらもクラーク・テリー(tp)とかテレンス・ブランチャード(tp)とかベニー・カーター(as)とか、なかなかの面子だった。

でもこのDVD2枚組、Amazonで見たらまだ発売前/予約受付中だった。
え?レンタルの方が早いの?