穴賀篤鱈から羽入鱒粘へ

折々の写真なども

形と目的 似て非なる物

2017年06月29日 | その他

それは公共の場所で見かけた二つのベンチです。
どちらも大きさが分かりやすいようにモデルの方にお願いして座って頂きました。(スミマセーン)

A






B



上は 阪急塚口駅構内のホームにありました。後ろに倒れないように地面に固定してあります。(盗難予防ではないと思う)
三人掛けになっていて荷物を置く台としても使えるようです。
中の二つの仕切りは酔っ払った人がゴロンと占拠してしまわないように取り付けてあるのでしょうか。
座面の高さは55センチで その奥行きは21センチでした。
普通のスツールは高さ43センチぐらいで作りますが この場所では皆さん必ず靴を履いているので 
高さ10センチぐらいの足乗せがあれば「一般的な高さの椅子」ということになるでしょう。
これはやはり椅子とは呼べないものなのかもしれません。

下は 私が通院している整形外科の待合室にありました。 幅 奥行 座面の高さともAと同じぐらいです。
このベンチのポイントは お尻で凭れるようにして座ることが出来るように少し前傾している座面にあります。
このベンチの傍らには普通の高さのソファ式のベンチも並んでいますが
整形外科ということで これは腰を痛めた患者が座るための椅子ということになるのでしょう。


職業柄 町で珍しい椅子などを見かけると実際に腰かけてみたり 
掌で寸法を測ったり 今後の参考にと写真に納めたりします。

実際に私もこの整形外科のベンチに座ってみましたが 傾斜している座面の部分に深く尻を乗せてしまうと
私の腰痛にはフィットしませんでした。
そこで 前端近くに凭れるように腰かけてみると 今度は太腿が緊張して疲れたので
補助の椅子として近くに置いてあった普通の高さで一人掛けの軽量なスタッキングチェア
(スチール丸棒の骨組みで 収納するときに積み重ねが出来て座面と背はあまりクッション性がない椅子)に腰かけてみました。

「ん? これええやん。なんで?」と思いながら座面や背もたれの形状などをあれやこれと考察していたら・・・
「羽賀さん ○番(診察室)にお入りくださーい」

次回の診察日にはこのエンジ色の軽量椅子を調査する必要がありそうです。

因みに 前掲の駅のベンチには他のモデルの方にも座って頂きましたが(同じくスミマセン)
この手前の女性は小柄なためにこのベンチには座ることが出来なようでした。




もう少し簡単に楽を求め汎用な什器にするのはどうしたらよいだろうか。
これを 目的を持った形で家庭用にも応用はできるのか・・・等々 

思い出したり新たなヒントを探してみたり。
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