のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

こんなん出ました

2012年04月19日 22時12分48秒 | 日常生活
本日、覚悟を決めて、とうとう体重計の上にえいやっと乗り。
絶望的な気持ちで、体重計を二度見しました。

・・・いや、うすうす気付いてはいたんだけどね。
でも、もしかして錯覚かな、と最後まで淡い期待を捨てられずにいたのです。

ええっと。
5月の旅行までにマイナス3キロが目標です。
がんばれる自信がまったくもってありません。(きっぱり。)
でも、そうも言ってられないのです。
旅行だけじゃないのです。
5月末には健康診断も控えているのです。

とりあえず、毎食後のおやつをやめようと思います。
でもって、毎日体重計に乗る癖をつけたいと思います。
がんばれ。私。


・・・がんばれる気がまったくしません。(弱気にも程がある。)

シカゴ/2002年アメリカ

2012年04月19日 21時56分04秒 | 映画鑑賞
■シカゴ/2002年アメリカ
■ストーリ
シカゴのナイトクラブ・ショーのスターであるヴェルマ・ケリーのようなダンサーになることを夢見る人妻のロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)は、「芸能界とのコネを持つ」と嘘をついた家具のセールスマンを、夫のエイモス・ハートが仕事で留守にしている自宅に連れ込んで情事に耽るが、情事の後に「芸能界のコネの話はロキシーと寝るための嘘だ」とばらして冷たく突き放したセールスマンに激昂し、護身用の銃で射殺した。
留置場へ送られた彼女はそこで憧れのスター、ヴェルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)と遭遇。実はヴェルマはコンビを組んでいた実の妹を殺して捕まり、伝説のヤリ手弁護士ビリー・フリン(リチャード・ギア)を雇って弁護して貰っていたのだ。

■感想 ☆☆*
ミュージカル大好きな私ですが、この映画はいただけませんでした。
いくらなんでもブラックすぎるよ。私の中で「ミュージカル=夢・希望」なのに。
「有名になりたい」「スターになりたい」「注目されたい」
そう願ってやまないロキシーのことがさっぱり理解できなかったために
ストーリーに感情移入できず、そのままエンディングを迎えてしまいました。
「ダンサーになりたい」とか「歌手として人に認められたい」
という気持ちは分かるのです。認められること、褒められることは気持ちがいいから。
でも、ロキシーからは「なんだっていい。注目されさえすれば。」
という印象を受けました。うーん。

とはいえ、ミュージカルナンバーはどれも見事です。
レニー・ゼルウィガーやキャサリン・ゼタ・ジョーンズが
ここまで動ける人、かっこよく踊れる人だとはまったく知りませんでした。
特にレニー・ゼルウィガーは「ブリジット・ジョーンズ」の
愛すべきおでぶちゃんの印象が強すぎて「動けない人」だとばかり・・・。
ラストのふたりのダンスはとにかく圧巻。
ふたりが自分たちの力で未来を切り開こうとする姿がかっこよく描かれていました。
女性は強い。根性が座っている。
開き直った女性に怖いものはないな。
そうしみじみと思った映画でした。

緩めっぱなし

2012年04月18日 23時27分04秒 | 日常生活
後輩と約束していた待ち合わせ時間まで、少し間があったため、
大好きな文具屋さんをぶらぶら。
・・・なんて、堪え性のない私には、土台、無理な話でした。

10分後には一目惚れしたイラストのポストカードを絵柄違いで3枚手に取って。
そのうちの1枚は友人を思い出すイラストだぞ。送り付けたいぞ。
と2枚手に取ったあたりから、購買欲にうっかり弾みがつきました。

だったら、黒ペンも欲しいんだよねー、書きやすいやつ。
と試し書きを繰り返し。
そういえば、端午の節句にちなんだポストカードも欲しいのよねー。
とぼんやりしたイメージだけで探しているポストカードへの探究心に火がつき。
梅雨シーズンの便箋も出てるー!
と大層、好みの便箋セットに遭遇して舞い上がり。
まだ桜シーズンの葉書も残ってるのね・・・。
と、もはや来年まで大切にしまっておくしかないような葉書の中に
好みのものを見つけて心を揺さぶられ。
でも、来年まで綺麗にしまっておける自信がないよ。
と、がっかりな理由で思い止まり。

非常に心騒がしい30分を満喫しました。
たった30分だったのに、えらいこと楽しかったー!
でもって、「我慢」とかいう言葉がちらりとも思い浮かばない自分に、
ほらね、とも思いました。

でも、いいのです。
葉書もポストカードも便箋も、季節ごとにあって困るものではないのです。
それに、「会社帰りの出没スポットは、たいてい居酒屋」の私が
居酒屋以外に出没するのはたまの機会なのです。
そんなときぐらい、オンナノコらしくたがを外しちゃえばいいよ。

・・・全てにおいて、「引き締める」ことがとことん苦手です。

[韓国ドラマ]お嬢様をお願い

2012年04月16日 22時01分34秒 | テレビ鑑賞
■韓国ドラマ お嬢様をお願い
■出演
ユン・ウネ、ユン・サンヒョン、チョン・イル、ムン・チェウォン

■ストーリ
数々のゴシップで世間をにぎわせる大財閥の後継者カン・ヘナは、執事を次々とクビにしてしまう超ワガママお嬢様。へナのワガママぶりに手を焼いた彼女の祖父、カン会長は、ふとしたことで知り合ったドンチャンの人柄を見込んで、ヘナの随行執事として雇うことにした。初めは嫌々ながら行動を共にしていたヘナも、片思いの相手、イ・テユン弁護士との仲を後押ししてくれ、数々のピンチを救ってくれるドンチャンを徐々に信頼し始める。しかし、ドンチャンには恋に不慣れなヘナを落として金を巻き上げようという狙いがあった。ヘナとの距離が近づくにつれ、彼女をだますはずだったドンチャンのほうがヘナに淡い恋心を抱くようになってしまう。そんな中、カン会長が病に倒れ、グループをわがものにしようと企む伯父がヘナを追い落とそうと動く。

■感想 ☆☆☆
普段は事前情報一切なしにドラマを見ることって全くないのですが、
このドラマに関しては、新聞のテレビ欄にてタイトルしか知らない状態で
「気になる・・・。1回、録画してみようかなー。」ともやもやしておりました。
何のセンサーにひっかかったのやら、自分でもさっぱりわかりません。
おそらく、タイトルからコメディの匂いをかぎ取ったんだろうな。
で、もやもやと迷っていた中、ヒロインがユン・ウネちゃんと知って、一気にテンションアップしました。
見たいー!ユン・ウネちゃん大好きー!
彼女が出ていた「宮(クン)」も「珈琲プリンス1号店」も大好きでした!
あのファニーフェイスがキュートでキュートで。
正統派の美人さんではないと思うのですが、もうすでに「好き」フィルターが入りまくっていて、
正常な判断がとんとできません。見るたびに「かーわーいーいーっ!」と思ってしまいます。
とにかく、彼女の顔も表情も、特に笑顔が大好き!

というわけで、またもや韓国ドラマに大変詳しい
(でも、韓国ドラマ好きではないという不思議な状況の)伯母に
「このドラマってハッピーエンド?」と確認して、第5話から録画を開始しました。
「マイプリンセス」も「お嬢様お願い」も毎日放送されていたため、
我が家の録画機さん、大忙しの2週間。
日本企業にとっては羨ましい限りの定期的な繁忙期っぷりです。

久々に見たユン・ウネちゃんはめさめさ大人になっていてびっくりしました。
もう少女の面影一切なし。どこからどう見てもレディで
「あの童顔でキュートなウネちゃんはどこに?!てか、化粧が濃すぎないかいっ!?
 彼女の魅力はくるくる動く表情でナチュラルメイクのほうがその魅力が活きるのに!!」
と、かーなーり動揺しましたが、すぐに今のウネちゃんも大好きになりました。
大人メイクになってはいてもくるくる変わる表情は以前とかわりなし。
演じている役は大金持ちのわがままいっぱいに育てられたお嬢様で、
忍耐力のかけらもないような子だったのにちっとも憎めませんでした。
きゃんきゃん言っているけど、彼女のふとした表情ややりとりから、
彼女のこのつんけんしたところとかきゃんきゃん言っている様は
きっと「財閥の娘」であるが故に、辛いことをたくさん経験してきたからなんだろうな、
誰も信じられないから、精一杯「誰も信じない」「誰にも甘えない」って
強がっている姿なんだろうなっていうのが伝わってきて、
むしろその「自分を必死に守っているところ」が健気に見えてしまいました。
そう見えてしまうと、濃いめのメイクも、懸命に強がっている彼女が
強気を標準装備するための武器なのかな、とも思ったり。

だからこそ、執事のドンチャンに無邪気に甘えている姿を見れて、
私まで「よかったねー」とうれしくなりました。
なんだか「彼氏彼女」というよりは、ご主人様にかまってもらいたくて、
きゃんきゃん言いながら甘噛みのつもりでかみついている子犬みたいでした。
全然、ちっこくないし、立派に「女の子」で「レディ」で、しかも「偉そう」なんだけど、
思わず「ちび!」って呼びたくなっちゃうような感じ。
ふたりで仲良くじゃれあっていても全然いやらしくなくてほほえましく見えてしまう。
そんな二人でした。
終盤、韓国ドラマでは珍しくベッドシーンもあったのですが、
それすら、なんだかかわいらしくてさわやかだったな。
ウネちゃん出演のドラマは「宮」も「珈琲プリンス1号店」も大好きだったけれど。
見ていて一番幸せな気持ちになるカップルでした。
(「宮」は感情表現が苦手な皇太子が不憫すぎたし、「珈琲プリンス1号店」のほうは、
店長が愛情表現豊かすぎて(というか、自然体にたらしさんで)ちと照れ臭かったのです・・・。)

・・・とはいえ、執事役のユン・サンヒョン氏を初めて見たときの感想は
「・・・いやいやいや。この人がヒロインの相手役じゃないですよね?
 あれ、もしかしてこのドラマって恋愛要素はないのかな?」
というもので、しばらくの間は彼をヒロインの相手役として受け入れられませんでしたが。
「かっこいい」よりも「(ウネちゃんに比べて)随分おっさんだな。」という感想が勝っちゃった・・・。
なんでも「キムタク」に似ている俳優さんとして、一時期、話題になった方のようです。
全然、知らなかった。確かにそう言われてみれば、似ているかも。
年齢もほぼ木村さんと同じぐらいみたいで、
そりゃ、確かにウネちゃんから見たら「おっさん」だわ。
私の第一印象は、あながち間違っていたわけじゃなかったわ・・・、と安心しました。

でも、見ているうちに、ドンチャン執事の「お嬢様」好きっぷりが切なくて、
しかも、彼はいい人なんだけど、いい人と一言では言えないなー、というような
「大人の影」の部分もちらりとあって、どんどん応援したくなりました。
そりゃ、「お嬢様」が心惹かれちゃうよね、と思わず納得できる殿方でした。

もっとも、私が第5話まで見ていなかったために、
ドンチャンさんの対抗馬だった弁護士の彼さんの見せ場をほとんど見てないってのも
大きいとは思うのですが。基本的にはずっと(お嬢様ではなく)ドンチャンの立場で、
ドンチャンに肩入れして見ていました。

ただねー。
最終回だけが私の嫌いな展開で、最後の最後に肩透かしをくらってしまいました。
だって、このドラマでもヒロインは「仕事」よりも「恋」を優先させてしまうんだもの!
もうこれは単純に私の好みの問題だってことはわかってはいるけれど。
わかってはいても、許せないのです。その展開が。
自分の人生なんだから、自分の幸せを追求しなきゃ、とは思うけれど、
周囲の人たちに迷惑をかけちゃいかんでしょー、と思うのです。
「おじい様」が亡くなってヒロインが財閥の代表を継ぐ決意を固めるところも、
そのために恋愛を諦めるところも、
今の自分では財閥トップを継ぐ能力が不足しているからしばらく留学して、
きちんと力をつけてくる、と自分を客観的に見て判断できているところも
財閥トップの地位を巡って犬猿の仲だった叔父に
自分が留学中の財閥グループをまかせるところも、すごーくすごーく流れとして好きだったのです。

なのに!
最後の最後で、ドンチャンが空港に追いかけて行って「行くな!」と命じただけで
あっさり留学をとりやめちゃうの??
会社のために自分を犠牲にする必要なんてもちろんないけれど、
でも、ふたりの想いは通じ合ったんだから、留学はしなさいよー、
財閥トップとしての責任はまっとうしなさいよー、と思うわけです。
「好きな人から止められたので留学はやめました」は
いくらなんでもトップとしてどうなのよ?無責任なんじゃないの?と思うわけです。
お嬢様なんだから、いっそ、執事を連れて留学しちゃいなよー。
公私混同って言われたって、おじい様から命じられて「仕事をちゃんとしているか」
監視のために雇われたドンチャンは、もともと「仕事にも連れまわっていた執事」なんだから、
留学先に連れていっちゃっても、そこまで違和感ないと思うよ?
と、ドラマのことなのに(いつものことながら)熱く憤慨してしまいました。

・・・でも、再放送があったら見ちゃうかな。楽しかった!

いつもとは少し違う月曜

2012年04月16日 07時38分09秒 | 日常生活
週末があまりに楽しかったので、
月曜が来て淋しい気持ちになりました。
会社に行きたくない、とか
仕事をしたくない、とか、そんな気持ちではなく
純粋に週末の終焉を惜しむ気持ちです。
あーあ、終わっちゃった・・・っていう夏休みの終わりのような気持ち。

早く週末にならないかなー。



これは、いつもの月曜とまったく変わらない気持ちです。

ぐう

2012年04月15日 22時54分32秒 | 日常生活
体調があまり芳しくなかったこともあって
今年度に入ってから礼拝に参加してはいるものの、
教会活動はすっかりおざなりになっていました。
元来、体調とか関係なく、気が緩むと、ついつい(というか、すぐに)
怠け癖がついてしまう性質なのです。
すぐに教会活動をさぼろうとする。
所詮はその程度のクリスチャンなのです。

でも、本日は久々の礼拝司会。
嫌がおうでも気合を入れないといけない日です。
その上、礼拝後には学生会も入っていて。
・・・だったら、もうすっぱり覚悟を決めて、
来週の定期総会の資料作成も本腰入れて手伝いましょう、
と久々にどっぷり教会生活を楽しみました。

定期総会の資料作成なんて、覚悟を決めて挑むものでもなんでもないのに。
みんな自発的に残って、快くお手伝いしているって言うのに。
快くお手伝いをしている人たちは、平日の疲れがたまっている中、
教会生活をがんばってる人たちだっていうのに。
そして、4月に入ってから会社生活のほうがすっかり落ち着いている私は
教会員の中でもぶっちぎりのトップで
「日曜日に疲れがたまっていない人」だっていうのに。
ホント、自分でもうんざりしてしまうぐらいの厄介な怠け癖です。
この教会での教会生活もそろそろ3年目になる中、
教会友達はそんな私のことをきちんと把握してくれていて
「のりちゃんて・・・、すぐ傍で誰かががんばってくれてると
 『だったら、私は頑張らなくてもいいやー。』ってなるよね。
 安心して気を抜くやろ。すぐに省エネモードになるけんね。」
と怠けモードの私をずばりと見抜いていました。
いつも確信をついたご指摘ありがとう。
ものの見事に見抜かれていて、ぐうの音もでません。

でも、久々にがっつり教会友達と過ごした午後はめちゃ楽しくて
そうだった!教会活動って「面倒」なことばかりじゃなかった!
(・・・いや、面倒なこともあるけど。)
「楽しい」ことだった!ってことを思い出しました。

とはいえ。
私が残って定期総会の資料作成をお手伝いしてしまったばかりに
教会員の方々のお仕事を二度手間、三度手間で増やしてしまいましたが。
全っ然!「お手伝い」になってなかった!
むしろ、びっくりするぐらいの足手まといだった!

あまりの二度手間振りに
「ごめんなさいー!私が気まぐれを起こして仕事をしたばっかりにー!
 素直に怠け癖を発揮していたほうが
 みんなのお仕事を増やすこともなく、平穏な午後になってたのにー。
 もう金輪際、二度と働きませんからー。
と誠心誠意、心から反省していたところ、教会友達からは
「反省の方向が間違ってるんだよ。」と軽く(?)呆れられました。

・・・ホント、ぐうの音も出ません。

でも、ちゃんと自分の失敗を告白できてよかった。
発生した作業の手戻りがあまりに精神的ダメージのでかいものだったので
失敗を告白するべきか、隠し通してシラをとるべきか、
思わず本気で迷ってしまいました。
自分の失敗を素直に告白するのって難しいなぁ・・・。

ところで。
教会友達には、そんな「失敗を隠蔽すべきか否か迷っていた私」にまで
しっかりと見抜かれていました。
も、ホントに。
ぐうの音が出ないにもほどがあります。

赤ちゃん卒業中

2012年04月14日 15時16分29秒 | 日常生活
昨日から甥っ子くんと妹さんが我が家にお泊りにやって来ました。
ハイハイもできるようになった甥っ子くんは、
もはや「赤ちゃん」というよりは、ちびっこギャングで、
「それは触っちゃダメー!!」と怒られるものを見つけては
猛スピードのハイハイで突進を繰り返し、
ばあばを振り回しておりました。

順調に赤ちゃん卒業中の甥っ子くんは、ごはんが大好きで、
見てて思わず笑顔がこぼれるほど、気持ちのよい食べっぷり。
口を大きく開けて、食べ物を頬張る姿は平和の象徴だわー、とほかほか気分になりました。

ここ数ヶ月で判明した甥っ子くんの好きなもの。
・おから
・しらあえ
・納豆
・ちりめんじゃこ
・青汁


・・・食べ物の好みが渋過ぎる。

金曜の前日だから

2012年04月12日 23時41分32秒 | 日常生活
本日、4月の組織改定関連作業の反省会を無事に乗り越えました。
・・・無事?部長からはがっつりとしかられましたが。
「言葉だけで説明しようとするけん、わけわからんくなる。
 ちゃんと文書で報告すれば話は早いやろうが。
 ドキュメントも残るやろうが。」
と強めの注意を受けました。準備不足で体当たりし過ぎました。

本日、昨年度下期の評価面談を無事に終えることができました。
・・・無事??部長からはがっつりと、ものすごくがっつりと注意を受けましたが。
「いい加減、慣れりいよ。何回目の評価面談ね?
 『できたこと』『習得したこと』を書けばいいだけやろう。」
とほとほと呆れ果てられました。
だって、『できたこと』も『習得したこと』も思い浮かばないんだもん。
こちらに関しては、準備不足の体当たりは、もはや確信犯です。

本日、今週ずっと取り組んでいた社内ポータルサイトの現状調査を
ようやく書類にまとめることができました。
部長から指示を受けた時点では、「今日中に終わるな」と思ってたけど
その言葉を口にしてなくて本当によかった!
まさかこんなに時間をかけてしまうだなんて思いも寄りませんでした。
いつだって、自分のスキル不足を把握している割に
自分の能力を過信した作業見積もりを行ってしまうのです。
喉元すぎると、熱さを完全に忘れきってしまうために
何度も同じことを繰り返しています。

とにもかくにも。
いくつかの作業に区切りがついて(つきそうになって)
気持ちに弾みがついたのか、苦手な面談の反動が訪れたのか。
昼休みすぎには「明日は金曜だ♪♪」とすっかり浮かれ気分になりました。

大好きな金曜日の前日です。
たとえ仕事の区切りや乗り越え方が中途半端でも、
明日が金曜だと思うとがんばれる。・・・気がします。たぶん。

・・・うん。やっぱり面談の反動だろうな。
会社生活のいろんなしがらみが影響して
「できてないものはできていないんですよ!
 やってないっつったら、やってないんですよ!」
で終われない評価面談はちょう苦手なのです。
こんなに正直に(でも、一応は取り繕いながら)自己申告しているのに。
そのまままるっと現実(=できない部下)を受け止めてもらっていいのに。
世知辛い世の中です。
そして、評価面談はとりあえず無事に終えたものの
評価面談結果を踏まえて書類を修正し、提出したら
次は上期の目標面談が待ち受けているのです。
・・・世知辛すぎる世の中です。

でもとりあえずは、現実から目をそらして過ごします。
だって、金曜日の前日だもん。

2012年3月の読書

2012年04月11日 22時10分38秒 | 読書歴
ようやっと本を読み始めました。
えらいこと長く本から離れていたもんだ。
最近は図書館に行くたびに甥っ子君用の絵本も借りています。
これがまた楽しいのです。絵本大好き!

15.おっとりと論じよう/丸谷才一
■内容
桜の名歌、夏目漱石と明治の精神、勘三郎の歌舞伎、日本美100の選出などなど。日本の美しさについて、文学、歴史、言葉について、著名人とおっとりと論じる。発見と刺激、そして味わいに満ちた対話集。

■感想 ☆☆☆☆
ある意味、ジャケ借りの1冊。切り絵風の表紙に心惹かれて手に取りました。丸谷さんの随筆を読んでみて、言葉の選び方や感性が好きだな、と思ったのも手をとった理由のひとつ。実に、実に豊かな発見に満ちた一冊でした。すごくすごく面白かった。「好きなもの」について楽しそうに薀蓄を語る人の言葉は、たとえ私自身がその「好きなもの」に対しての知識を持ち合わせてなくても興味深く聞くことができます。というよりは、「好きなもの」について、興味を持っていない人に対しても「聞かせてしまう」言葉を持っている人だから、こうやって本として成り立つのかな。歌舞伎について興味をそそられました。

16.日本のイキ/大石静
■内容
ファーストキッチンの「ガリポテト」で知る若者の味覚、視聴率至上主義の真の背景、「全然いい」などデジタル化する日本語、子供に「翔人」と名づける親、ますます“若尊老卑”化する社会。どんどん便利になる日本、でもどこか病んではいないのか。人気脚本家オオイシが、仕事、人生、恋愛を通して日本人の心イキを問う痛快エッセイ。

■感想 ☆☆*
うーん。面白かった。のです。面白かったけれど、好みのラインからは少し外れていました。何に対して「違う」と感じたのかな?とずっと考えていましたが、やはり私は「エッセイ」や「随筆」は「あはは」と笑って読み終えられるものが好きなんだろうな、と思います。もしくはさらりと読み終えてしまう感じのもの。でも、太田光さんの随筆は好きだったことを思うと、本当に些細なところで何かがひっかかったのでしょう。脚本家さんって大変な仕事だな、としみじみ思いました。いや、楽な仕事なんて本当はないんだけど。

17.飲めば都/北村薫
■ストーリ
日々読み、日々飲む。書に酔い、酒に酔う。新入社員時代の失敗、先輩方とのおつきあい、人生のたいせつなことを本とお酒に教わった文芸編集女子小酒井都さんの酒とゲラの日々。本を愛して酒を飲む、タガを外して人と会う、酒女子の恋の顛末は?等身大のリアルな恋のものがたり。

■感想 ☆☆☆
日々飲み、日々読む。なんて理想的な生活なんだろう・・・とうっとりしながら読み終えました。仕事にしてしまうと大変なこと、「好き」だけではすまないこともたくさん出てくるけれど、「好き」だからこそ乗り越えられる大変さってあるんだろうなぁ、とどんなに飲んでもオシゴトをきちんとこなす素敵女子、小酒井都さんを尊敬の眼差しで見上げながら読み終えました。お酒大好きな小酒井さんがどんなに飲んでも、どんなに羽目をはずしても、どこかで品性を保っているあたりが北村さんらしくて好きです。私もこんなふうに酔い倒れたいものです。・・・無理だなー。

18.いとま申して~「童話」の人々/北村薫
■ストーリ
若者たちの思いが集められた雑誌「童話」には、金子みすゞ、淀川長治と並んで父の名が記されていた。創作と投稿に夢を追う昭和の青春。父の遺した日記が語る「あの時代」の物語。

■感想 ☆☆☆☆*
完全なる「創作」だと思って読んでいましたが、北村さんのお父様の実際の日記を元に描かれた作品。つまり、この本は北村さんとそのお父様の共著となります。けれど、お父様の日記を北村さんが丁寧に読み込み、細かく分かりやすく時代の空気を補足してくれているからこそ、伝わってくる「昭和のあの時代」の空気があります。みんなが貧しく、学びたくても学べなかった人がたくさんいた時代、志半ばにして病に倒れてしまった人がたくさんいた時代、貧富の差が今よりももっと大きかった時代。年代は少し異なるけれど、久世光彦さんや向田邦子さんの語る「昭和」がどこか温かく毅然としていて品格を留めているように、北村さんの語る「昭和」初期も、静謐で清潔感溢れています。時代の空気がぴんと張り詰めていて、品のある時代。物語はまだまだ始まったばかり。「書かれるべく待っている」物語を私も待ち望みます。

19.ちょちょら/畠山恵
■ストーリ
江戸留守居役とは、江戸時代の外交官。兄がなくなり、江戸留守居役を継ぐことになった新之介。欲しいのは「情報」なのだが、弱小藩ゆえ金子も伝手もまったくない。そこに勃発した藩取りつぶしの危機。兄上はなぜ死んでしまったのか。兄上の許婚であった千穂殿は今何処にいるのか。胸に思いを秘め、困窮する多々良木藩の留守居役をまっとうしようとする新之介だが・・・。

■感想 ☆☆*
ストーリもさることながら、今までまったく知らなかった江戸留守居役のお役目や、武家社会のしきたりや藩同士の外交の方法など、そういった薀蓄がひたすらに興味深い作品でした。時代劇は大好きなのに、知らないことが多すぎる・・・。

20.どんぐり姉妹/吉本ばなな
■ストーリ
姉の名はどん子、妹の名はぐり子。突然の事故で奪われた、大好きだった両親の笑顔。気むずかしいおじいさんの世話をしながら、学んだ大切なこと。苦しい時間を姉妹は手をとりあって生きてきた、とめどなく広がる人生で自分を見失わないように。
「私たちはサイトの中にしか、存在しない姉妹です。私たちにいつでもメールをください。時間はかかっても、お返事をします。」気持ちが少し楽になる居場所、それが「どんぐり姉妹」。

■感想 ☆☆☆
ばななさんの作品はどれもこれも作品が醸し出す雰囲気が似ています。新作を読んでも「吉本ばななさんの作品。」という印象が一番大きいと思うのです。それは作風が安定しているってことだと思うし、それこそが彼女らしさで好きだなぁ、とも思うけれど、初期の作品で味わったがつんとした感じ、一作一作にインパクトあるエピソードがある感じが少し懐かしいかな、と思いました。どんぐり姉妹も大好きだけれど、「どんぐり姉妹」としての活動についてのエピソードがあまりなくて、それがとても残念でした。彼女たちの活動を、彼女たちがメールを通して出会った人たちのことをもっと知りたかったな。と、本気でそう思ったぐらい「どんぐり姉妹」が大好きでした。それは、きっと彼女たちが「どんぐり姉妹」を始めるまでのエピソードが丁寧に描かれているからなんだろうな。言葉には力がある。メールで伝わる「何か」はきっとある。そういった希望の物語だと思いました。

21.プリンセス・トヨトミ/万城目学
■ストーリ
このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時に大阪はその機能を全停止した。長く閉ざされた扉を開ける「鍵」となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった。

■感想 ☆☆☆☆
万城目さんの作品を読むたびに、小説家って、なろうと思ってなれる職業じゃないんだな、すごい人たちなんだな、としみじみ感嘆します。どこからこんな話を思いつくのか、ぜひ教えて欲しい。小説っていうのは、壮大なほら話であり、でも、読む人をまったく不快にさせないどころか、無条件で楽しませてくれる良質のエンターテイメントなんだなぁ、と幸せな気持ちになります。
ただ、前半はやや冗長で、クライマックスまでがやや長く感じられます。でも、だからこそクライマックスが盛り上がるのかな。結末のつけ方はややあっけないし、タイトルにまでなっているのに、「プリンセストヨトミ」の扱いがぞんざいすぎないかしら?と違和感を抱きもしますが、日本人にとっての「象徴」とか「大切にしているもの」って案外、そんなものなんだろうな、と納得もしました。大切なのは、それ自体ではなく、「ずっと大切にしてきた」という想いだったり、受け継がれてきたものの歴史的な重みとか「伝統」なんだろうな。「いくらなんでもやりすぎやろう」から始まる伏線についての説明は、私がイメージしている大阪人気質と非常にマッチしていて、楽しく読み終えました。
映画、見たいなー。

22.「IT断食」のすすめ
■内容
大量のゴミメールに、時間ばかり取られるパワポ資料。現場を忘れた技術者に顧客と会わない営業マン。生産性を向上させるはずのITにみんなが振り回され、会社全体が疲弊している不条理。深く静かに進行する「IT中毒」の実態を明らかにし、組織と現場の力を取り戻す方法を解説する。

■感想 ☆☆☆☆
納得することだらけの一冊でした。「確かに!確かに!!」と手を取り合いたくなる説明ばかり。「なんかおかしい」「なんか仕事が増えてる」と思っていた「なんか」の部分が具体的に説明されていて、すっきりしました。読みながら、これらの事象って「IT業界」に限らず、すべての業界に言えることなんじゃないかな、とも思いました。って、多くの業界を知りはしませんが、でも、よく話を聞く機会のある「教育分野」「介護業界分野」に関しては、同じように情報や書類に振り回されているな、年々、本質ではない仕事が格段に増えているな、という印象を抱いています。

23.四畳半神話体系/森見登美彦
■ストーリ
数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心がへこむと空間までへこませる阿呆。彼らを阿呆と呼ぶなかれ。狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となるのだから。

■感想 ☆☆☆
これまた、よくこんなお話を思いつくなぁと感嘆する作家さんの作品です。そして、よくこんなに練りこまれたお話を作れるなぁ、と尊敬する作家さんの作品でもあります。7つのお話が少しずつリンクし、どこかで影響しあって、最後の作品へつながっていく。読んでいてただただ純粋に面白い。また、これまで読んだ森見作品の登場人物さんたちともひょっこり出会うことができて、そちらも楽しみです。「四畳半神話体系」はまだ読んだことがないので、そちらもぜひ読みたいところ。

24.背表紙は歌う/大崎梢
■ストーリ
「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて・・・。個性的な面々に囲まれつつ奮闘する井辻くんは、東に西に今日も大忙し。出版社の新人営業マンの活躍を描いた、本と書店を愛する全ての人に捧げるハートフル・ミステリ。出版社営業・井辻智紀の業務日誌シリーズ第二弾。

■感想 ☆☆☆
第2弾だったんだ・・・と読み終えて知りました。第1弾も探さなければ!書店を舞台とした「威風堂」シリーズともほんの少しリンクしていて嬉しい気持ちになりました。書店員の仕事も出版社の仕事もとっても大変そうだけれど、学生時代に本屋さんでバイトしておけばよかったなぁ、と今頃後悔。

25.ファーストレディ物語~ホワイトハウスを彩った女たち~/宇佐美滋
■感想 ☆☆☆*
歴代の大統領、およびファーストレディについてダイジェストでまとめた作品。短くまとめてくれているので、読みやすいです。また歴代の大統領の功績よりも人間味あふれるエピソード中心にまとめられていて、「偉くなんかならなくていい。平凡に心穏やかに暮らせればそれでいい。」というような気持ちになります。人生ってプラスマイナスゼロなんだなぁと改めて思いました。私はブレ幅の大きい人生よりも、波風の少ない人生が好きです。