のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

曲げられない女

2010年03月22日 09時43分42秒 | テレビ鑑賞
■曲げられない女
■のりぞう的2009年度冬クール2位
■水曜22時日本テレビ放送
■出演
 管野美穂、永作博美、谷原章介、塚本高志、平泉成
 市川知弘、朝加真由美、山口馬木也、高林由紀子、能瀬あんな

■ストーリ
 どうしても自分を曲げられないために、世間の荒波をぼろぼろに
 なりながらもひたむきに進んでいく、ひとりの女性の切なくも
 痛快な生き方の物語。
 曲げちゃったほうが生きるのって楽なの?
 友達付き合いって、無理やり続けるものなの?
 でも自分に嘘はつきたくない・・・。
 結婚・仕事・親・友人・お金・老後・・・さまざまな問題に
 心揺れながらも曲がれないまま生きていく主人公nお話。

■感想
 第1話を見逃してしまったのですが、というよりもノーマークで
 見るつもりはなかったのですが、母上の強い希望により録画開始しました。
 録画してよかった!
 面白かったです。見ていて痛快なドラマでした。

 菅野美穂演じるヒロインは、「曲げない」のではなく「曲げられない」
 女で、そこにもっとも共感を覚えました。
 彼女は「曲げられない」のであって、決して自分の生き方に自信を
 持っているわけではない。様々な問題に対峙し、傷ついたり悩んだり
 して生きています。
 ヒ曲げられたらきっと楽なんだろうな、と思うのです。
 けれど、やっぱり曲げられないヒロイン。そんなヒロインの生き方は
 不器用だなと思うけれど、やはり爽快で、やがて周囲の人たちも
 次第に彼女に感化され始めます。

 自分にまっすぐに生きること。自分に正直に生きること。
 これって難しいんだなー、と心から思いました。

 永作さん演じるヒロインのお友達がとにかくキュート!
 嘘が上手でよくしゃべる主婦をいやみなく、かわいらしく演じていました。
 こんな役柄をキュートに魅せられるのは永作さんならではだと
 思うのです。特に、ずっとずっと我慢を重ねていた姑に対して
 本音で「覚悟しとけよ。くそばばあ!」と啖呵をきった彼女が
 かわいくてかわいくて。
 年を重ねれば重ねるほど、かわいくなっていくって
 一体、どういうことだろう・・・。

 でもって、谷原さん。
 やさしいけど、情けない。情けないんだけど、頼りになる。
 そんな「いつもの谷原さん」を小気味よく演じていて
 大好きでした。情けない役が本当に似合うなぁ。と感嘆しつつ拝見。
 そんな役を演じても、まったく憎めない、好きだなぁと
 思わせてくれるので、谷原さんも大好きです。

 でも、だからこそ、ヒロインには谷原さん演じるこうちゃんと
 幸せになって欲しかったな。ワタクシ、最終回は清清しいくらいの
 ハッピーエンドを求めてしまうのです。

色音LIVE

2010年03月21日 01時05分46秒 | 音楽鑑賞
バイオリニスト 谷本仰さんと
イラストレーター うどのあすかさんによるユニット
「色音」のライブに行ってきました。

初めてライブを訪れたため、
このユニットの活動についての予備知識はほとんどない状態。
分かっていたのは、

 バイオリン、鳴り物、歌による即興音楽と、
 ポスターカラーやパステル色画用紙などを使った即興絵画。
 このふたつが同じ場所に同じ時刻で行われ、
 お互いに影響を及ぼしあいながら、ひとつの空間を作り上げる

ということだけ。
なのですが。
バイオリニスト 谷本仰さんのライブには何度か行ったことがあるため
普段、谷本仰さんがライブで歌っているような歌が流れる中
うどのさんの牧歌的なイラストが描かれていく様子を眺める。
そんなライブなのかな、と予想していました。

予想は大外れ。

私はライブが始まったことにすら気付けませんでした。
自己紹介が終わって、どうもチューニングが長いな、
なんでこんなに時間がかかってるんだろうな、と不思議に思っていたそのとき。
すでにふたりのセッションは始まっていたのでした。
目の前の空間で、模造紙を前に座るうどのさん。
彼女の前の模造紙にはすでに色が重ねられていて、
その様子を見たときにようやくライブが始まっていたことに気付いた私。
どうにも恥ずかしい気持ちになりましたが
その後はひたすらふたりの作り出す空間の空気に酔いしれました。

もっとも、予想していたものとまったく異なっていたため
最初は酔いしれる、というよりも戸惑う気持ちが大きかったのも事実。
谷本さんの生み出す音楽は、メロディを奏でるというよりも
色々な音が重ねられ、その音の重なりによって、音が作り上げられ
ふと気がつくとメロディになっている。
そんな感じで、普段「わかりやすいメロディ」を聞きなれている私には
当初、とてもとっつきにくいものでした。
けれども、いつしか音が音と重なって、どんどんメロディとなり
やがてそのメロディが私の体を、そしてライブ会場を包み込む。
その過程が面白く、そして最終的に作り上げられた音楽は
迫力に満ち溢れていて、いつまでもこの音に包まれていたい
そういうふうに思わせてくれる時間でした。

そして、うどのさんが描き出す色、色、色。
「これ」という形のない抽象的なナニカ。
それはまさしく「色」としか呼べないナニカで、
色に色が重なり、ナニカにナニカが重なっていく。
その過程で一瞬一瞬、様子も印象もどんどん変わっていくキャンバス。
ナニカがナニカと重なることで、こんなにも印象も様子も
変わっていくのか、と感嘆しながら眺め続けました。

色に色が重なっていくと、当然のことながら不協和音も生み出します。
その色にその色を重ねてしまうのね・・・と思う瞬間もあったり
でも、その5分後には、また私の好きな色合いになっていたり
淡い淡い感じだったキャンバスが暗くどんよりとしたものになっていたり
そんな濃い色を重ねてしまったら、もうどうやったって印象は
変わらないだろう、と思っていた暗くどんよりとしたものの上に
明るい色が重なると、嘘のようにがらっと印象が変わったり。
その一色、一色、ひとかさね、ひとかさねを楽しみました。

見ていて思ったのは、
何がどう影響するのか、なってみるまでちっともわからないということ。
「だめだ」と思ったものも全然ダメではないし
「終わった」と思ったものも、まだまだ続く。
続くことで、続けることで、キャンバスはどうにでも変えられる。
そして、色が音が、思わぬところで思わぬところに影響する。
まるで私たちみたい。私たちの住むこの小さな社会みたい。
そんなことに思いを馳せながら過ごした2時間は
長かったような、あっという間だったような不思議な2時間でした。

でも、大半の時間はただひたすら音に、
キャンバスに重ねられていく色に、身をゆだねて過ごした
幸せな2時間でした。

1年半ぶりのライブだった色音さん。
次のライブはいつなのかまだ未定ですが
でも、ぜひ、また行きたいな。
行って、あの不思議な空間に身をゆだねてみたいです。

いつも通り

2010年03月20日 13時55分14秒 | 日常生活
やったー!!
試験が無事に終わりました。
一夜漬けならぬ、一朝漬物けが効を奏し、ぎりぎり合格。

ええ。
今回も合格点ぎりぎりです。
けれどもワタクシ、そんなこと全く!これっぽっちも!気にしませんっ。
合格しちまえば、こっちのもんでい!

これで安心して、三連休を堂々と楽しめます。
今回の三連休はこっそりとしか楽しめないもんだと諦めかけてました。

ヤッター!!

計算通り

2010年03月20日 09時55分05秒 | 日常生活
勿論、徹夜なんてできていません。
むしろ、いつもの金曜より早く眠りにつきました。
夕食に睡眠薬が盛られていた気がしてなりません。

テストまであと3時間。
どこまで頑張られるかが分かれ道です。


・・・既に集中力は途絶え気味です。
がんばりますか。

計算違い

2010年03月19日 00時18分29秒 | 日常生活
週末、寝込んでしまったためにできなかったはずの試験勉強。
月曜からは、健やかに過ごしているのに。

なぜか。
と言うべきか、
やはり、と言うべきか。
案の定、思う通りには進んでいません。

現在、予定していた量のちょうど折り返し地点到達。



折り返し地点って!!
テストは、今週土曜。
あと2日しかないのです。
例によって例のごとく、
「いざとなったら、明日、徹夜すればいいよ。」と、できもしない徹夜をする気満々で鼻息荒く、
本日は眠りにつこうと思います。



ねーむー。

高校時代に遡ります

2010年03月15日 22時59分41秒 | 日常生活
入社以来、お世話になっている先輩と久々にゆっくり話す機会を持ちました。
会社が合併した昨年4月以来、環境が激変し、とてもお疲れの模様。
普段は、穏やかな先輩が、珍しく
ストレス環境の原因となっている(と思われる)方について
あれやこれやと言われていました。
そんな「あれやこれや」が終わった後、
普段は非常に穏やかで、人類みな兄弟!社員みんな大好きさー!
というスタンスの先輩が皮肉交じりに、なおかつ、
少し、おもしろがっている口調で付け加えました。

「大体さ。あいつたい。知っとう?
 あいつ、ずっとお昼、ひとりで食べよるんよ?信じられんやろ?
 やっぱり人間関係を構築するのが苦手なんやと思うんよ。」




・・・・えっと。
ワタクシも入社後、ほどなく
ひとりでお昼を食べるようになりましたが、ナニカ?
ええ。ええ。
入社後、新入社員が集っていた食堂から
いち早く抜けたのはワタクシです。
それ以来、お誘いがない限り、ひとりでお昼ですケレドモ。

というか。
大学時代だって、ひとりでお昼でしたし。
なんなら、
高校時代だって、教室の中、ひとりでお弁当を広げてましたとも。
見かねたクラスメイトが
お昼ごはん食べ終わった後、話しかけに来てくれていたっけ。

あの頃から、
ワタクシのランチタイムのお供は
本かネットか、ごくたまにオトモダチ、でした。



・・・うわー。うわー。
もしかすると、もしかしなくても。
客観的に見ると、ものすごくさびしそうな人なのでは?
周囲の方々からは
そういった目で見られていたのかしら・・・。

などと、色々な思いが交錯した本日。
いやはや、自分を客観的に見るよい機会となりました。
とはいえ、ひとりランチもひとりタイムも
結局のところ、大好きなので、やめる気配はまったくないのですが。

自己暗示

2010年03月15日 07時21分31秒 | 日常生活
週末の2日間、48時間のうち
実に35時間ほどを眠って過ごしました。
おかげで熱は下がりましたが、
どうにも騙された感が拭い去れません。

週末に受ける試験のために、みっちりとお勉強をする予定だったのに!


と、週末が終わってしまった今だからこそつける嘘を
必要もないのに、おのれに対して、ついてみたりするのです。

再発

2010年03月13日 16時27分35秒 | 日常生活
・・・と書いて、その言葉のものものしさにあたふたしました。
違うっ、違うっ。
この言葉なし!なし!

「再発」ではなく・・・「ぶり返す」?
うん。「ぶり返す」。
名詞では見付けられなかったのが、ちょっぴり残念。
言葉のストック少ないなー。

というわけで、またもや発熱。
風邪をぶり返しました。

寝込んでいた2月が過ぎ行くこと、2週間。
飲み会や友達との食事も見合わせていたけれど
そろそろ、いいんじゃないの?
もう本調子と胸を張って言えるんじゃないの?
飲み会、参加しちゃえ、しちゃえ。
少しぐらい飲んじゃえ、飲んじゃえ。
と、ワタクシの中に住んでいる理性が主張するため、
3月で退職する方の送別会に張り切って参加しました。

今、考えると、理性が軽薄過ぎるな、と。
主張していたのは、本当に理性だったのかな、と思うわけですが。

入社したばかりの頃、大変、お世話になった方の送別会・・・。
やはり、自分の口で「お世話になりました。」と伝えたいっ!
少し考えた結果、心意気新たに、鼻息強く、出席したのでした。

行ってよかった!
久々の飲み会は、ものすごく楽しかったし、
退職する方もとっても喜んでくださったし、
たくさん笑って、たくさん食べて、たくさん話して、ほんの少し飲んで。
ほろ酔い笑顔で帰路に着いたのでした。

で、またもや発熱。
遊んだ途端に寝込むムスメに対して、母上は呆れ顔です。
もっともそういう母上も昨日から寝込んでいるのです。



・・・ワタクシ。
ぶり返したんじゃなくて、母上にうつされたんじゃなかろうか。
ふと寄切った疑問は、母上には内緒です。

結論は壮大

2010年03月12日 08時04分19秒 | 日常生活
朝、起きると6時半でした。
なんで、土曜日なのに、こんなに早く目覚めちゃったんだろう?
不思議に思っていると、あちらの部屋から
「ギャー!」という叫び声が響き渡りました。


!!
そうでした。今日は金曜でした。
昨夜、母上が
「どうも、今日は金曜みたいな気がするんよね。
 明日は休みやないんよねぇ?」
と確認している様子を笑いながら見ていたのに
「明日は休み」という言葉にすっかり洗脳されていた模様。

なんて、呑気に分析している場合じゃないっ!
いつも家を出る時間は7時なのです。
あと30分しかないっ!

バタバタしながら顔を洗い、化粧をして、
「時間がないよー!」と焦りながら、
コッペパンをつまみ、林檎を2切れかじり、珈琲をがぶ飲みし・・・
って、結構、きちんと朝御飯食べてるな。
朝食抜きの憂き目にあった気分だったのに。
でも、いつもはこの倍ぐらいの量を食べているのです。
朝からガッツリ派なのです。
こんなの食べたうちに入らないよー!
と後ろ髪を引かれながら、大急ぎで家を出たところ、
いつもより5分も早く駅に到着できてしまいました。

なるほどね。
得てして人間は、追い込まれると実力以上の力を発揮するもんだもんね。
と、納得しているところへ、人間がぎゅうぎゅうに詰め込まれた電車が到着しました。

あれ?電車が到着するのが早くない?
なんだ?なんだ?この人の多さは?

呆気にとられていると、
「列車が遅れておりまして、ご迷惑をおかけしております。」
のアナウンスが流れます。

なんと!
「いつもより早い」のではなく、「いつもより遅い」わけですか!
と電光掲示板を見ると、列車は軒並20分遅れ。

いつも通りに駅へ来ていたら、間違いなく、会社へは遅刻でした。
5分早く駅に到着できたのは、寝坊してバタバタしていたからこそ。


何がどう影響するのか。
人生は図り知れません。

不朽の名作

2010年03月11日 07時55分01秒 | 日常生活
トンネルを抜けると、そこは雪国だった。

という一文で始まる名作がありますが、
昨日、ワタクシが仕事を終え、家に帰る際にトンネルを抜けると、
そこは本当に雪国でした。

あまりに突然、現れた積雪にびっくりしつつ、
転ばないように、滑らないように恐々と歩いていると、
道行く車にも雪が積もっていて、
しかも、その積もった雪の高さは道路以上で、
またまたびっくりしたのでした。

寒さには滅法、弱いワタクシですが、
雪が降る様を眺めるのも
雪が積もった中を歩くのも大好きです。
わけもなく(雪が訳なのか。)浮かれ気分になり、
大喜びで帰途についたのでした。

もっとも、思いがけない雪に町は大混乱。
事故続発で道路は渋滞しており、
雪の怖さもまざまざと突き付けられました。


それでも、雪は大好きです。
願わくば、次に雪が降るときには、
その降りしきる様を、町が雪に覆われる過程を
じっくりと眺められますように。
ゆっくりと楽しめますように。
できれば、夜にお願いします。