65.わたしの嫌いな10の言葉/中島義道
■内容
「相手の気持ちを考えろよ!」
「人間はひとりで生きてるんじゃない。」
「おまえのためを思って言ってるんだ。」
「依怙地にならないで素直になれよ。」
「一度頭を下げれば済むじゃないか。」
「弁解するな。」
「おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ」
こんなもっともらしい言葉をのたまう大人が、吐気がするほど
嫌いだ。精神のマイノリティに放つ反日本人論。
■感想 ☆☆*
内容は過激、かつ、かなりデフォルメされていて極論に
走っているため、素直に賛成できない部分も多い。
それは、私自身が中島さんが「嫌い」と言い放っている
人間側のタイプに近いのではないかと思うからこそ感じる
反感なのかもしれない。
しかし、極論に走っている本書の中でも、部分部分に
「確かに・・・」と感じさせられる部分があって、読みながら
すっきりとした気分を味わった。
とは言え、やはり少し過激。
私は曖昧な部分の多い人間で、白黒はっきりつけたくないと
思うことのほうが多いため、この過激さは、少々きつかった。
きっぱりはっきりした性質の方、周囲の人間の感覚と自分の
感覚とに少し違和感を感じるている方にお勧め。
■内容
「相手の気持ちを考えろよ!」
「人間はひとりで生きてるんじゃない。」
「おまえのためを思って言ってるんだ。」
「依怙地にならないで素直になれよ。」
「一度頭を下げれば済むじゃないか。」
「弁解するな。」
「おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ」
こんなもっともらしい言葉をのたまう大人が、吐気がするほど
嫌いだ。精神のマイノリティに放つ反日本人論。
■感想 ☆☆*
内容は過激、かつ、かなりデフォルメされていて極論に
走っているため、素直に賛成できない部分も多い。
それは、私自身が中島さんが「嫌い」と言い放っている
人間側のタイプに近いのではないかと思うからこそ感じる
反感なのかもしれない。
しかし、極論に走っている本書の中でも、部分部分に
「確かに・・・」と感じさせられる部分があって、読みながら
すっきりとした気分を味わった。
とは言え、やはり少し過激。
私は曖昧な部分の多い人間で、白黒はっきりつけたくないと
思うことのほうが多いため、この過激さは、少々きつかった。
きっぱりはっきりした性質の方、周囲の人間の感覚と自分の
感覚とに少し違和感を感じるている方にお勧め。
ワタクシはこの本でさえ「きっぱりはっきり」
と思うほど、いつも「曖昧重視」な人間なんです。
この「きっぱりはっきり」にユーモアが投入されていれば
もう少し心穏やかに読めたと思うんですけど。
と、言いつつ、次は「わたしの嫌いな10の人間」を読みたいな、と思っています。
面白そう。
ひねくれものっぽい書き方をしているけど
マイノリティのひがみ根性が出ているだけの
ような気もします。
それに曖昧を否定しているんじゃないと思うよ。
曖昧さを前提としたコミュニケーションを
苦手とする人に対しても、同じコミュニケーションを
強制する空気に対抗しているだけですよ。
アスペルガーには住みにくい日本です。