のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

信長のシェフ

2013年03月26日 23時41分09秒 | テレビ鑑賞
□信長のシェフ
□金曜夜23時テレビ朝日放送
□出演
 玉森裕太、志田未来、香椎由宇、及川光博、市川猿之助、ゴリ、
 宇梶剛士、稲垣吾郎、芦名星、カンニング竹山、星野真理、正名僕蔵

□お気に入り度 2012年度冬クール2位/4作品
□ストーリ
料理人ケンは、戦国時代にタイムスリップし、記憶を失ってしまう。間者と思われ斬り殺されそうになり、川へ飛び込んで逃げた。川を流れていた瀕死のケンを助けたのは、夏という女性の刀鍛冶。自分の過去も、現代人であることも思い出せないケンだが、料理の技法や料理に関連する記憶だけは残っており、まだ蒲焼しか調理法が無いウナギを開いて白焼きにする。京の都で評判になったケンを、織田信長は自分の料理頭に取り立て、数々の難題を申しつける。材料も調味料も無い中、ケンは創意工夫で乗り越えていく。

□感想
 「ATARU」を見て以来、すっかり玉森ファンになってしまった私は
 「こりゃ見なければ!」といそいそと見始めたドラマです。
 これがまったく期待していなかった割にとてもおもしろいドラマでした。
 時代物ではありますが、一番馴染み深い時代が舞台となっていて、理解しやすかったり
 それぞれのキャラクターがわかりやすくデフォルメされていて、頭使わずとも楽しめたり
 料理のうんちくがあちらこちらに散りばめられていて「なるほどー」と思う場面が多かったり
 とにかく期待以上に面白かったのです。ごめんよ、玉ちゃん。完全に侮ってましたよ・・・。

 役者さんも、それぞれのキャラクターも、どちらも私の中で温めていたイメージと近くて
 「そうそう!こんな感じ!!」と興奮しながら見ていました。特に織田信長!
 この織田さんは私の思い描いている織田さんとすごく近かった!
 そう!こんな感じ!悪い人ではないの!不器用なだけなの!
 こんな感じの織田さんをイメージしているから、私は織田さんのことが嫌いになれないの!!
 と興奮しながら見ていました。

 でもって、ちょいちょい意味深な登場の仕方をする明智さんを見て
 「稲垣さん、楽しそうだなぁ・・・。」と心底思いました。
 主役じゃなくて脇役でドラマに出ている稲垣さんは、いつ見てもものすごーく
 楽しそうなので、私も「うんうん。よかったね。」という気持ちになるのです。
 今回も終始楽しそうでした。

 そして!忘れてならないのがかめじろーさん!(いまや、猿之助さんなんですね。
 「かめじろー」って響きがあの風貌にぴったりだと思うのに!!)
 わたくし、どうにもこうにも歴史オンチなので、顕如さんという方を初めて知ったのですが
 初めて知ったにもかかわらず、顕如さんはかめじろーさん以外、考えられないよう!!
 と、誰かれ構わず訴えたくなるぐらいのはまり役でした。
 顕如が登場した途端、その場の空気がかめじろう色に。
 声の出し方も風貌も、独特の台詞回しも顕如の底知れない恐ろしさにぴったりでした。
 僧侶なのに。なんだ、この迫力。この恐ろしさ。と目が離せませんでした。
 すばらしいアクの強さだったなぁ。あと、なんだか妙に色っぽかったです。僧侶なのに・・・。

 どうやら視聴率もよかったみたいで、すでにスペシャルドラマが決定しているんだとか。
 よかったねー。と心からほっとしました。
 これで低視聴率男、みたいな言われ方をしなくなるね。とほろりとしました。
 ・・・なんだ、この親心。