のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

流行に乗せられました。

2009年11月05日 22時45分36秒 | 日常生活
急激に冷え込んだ月曜日。
寒さに弱いワタクシは、気温の低いロッカー室に入ることもできず
制服への着替えを断念して仕事をしておりました。
私服の上から、いつも愛用しているひざ掛けとカーディガン。
真冬の受験生か?と疑いたくなるような
リラックスムード満点の格好で仕事にいそしむワタクシ。

それにしても寒い。寒すぎる。
もしや体調がおかしいのかも・・・。
と、不審に思ったものも
「いやー。今日、冷えるよね。さすがのオレも寒いよ。」
と、いつも汗をかいている暑がりさんの同僚までもが
寒がっている様子に、なるほど。寒いのか、と
ようやく納得して、仕事に集中。

・・・しようと思ったのですが
どうにもこうにも頭が朦朧として
業務に集中できません。

とはいえ、業務に集中できないのも
いつものことではあるのです。
程度がひどいような気がしないでもないけれども
いつもどおりという気がしないでもない。
いつもがいつもだけに、おのれの集中力に
まったく自信が持てません。

そのうち、体がぽかぽか熱を持ち始めてきました。
寒いけれど、暑い。というか、熱い!
やっぱりなんだかおかしいっ。

と、就業間際になって、ようやく健康管理室で
体温を計らせていただくと、なんと体温38.7度!
今年はインフルエンザ大流行ということで
健康コンサルタントさんより
「今すぐ病院に行って、検査してきてもらって。」
と指示をされたのでした。

向かうは会社の隣にある病院。
何かとお世話になっているため、先生とも顔なじみです。
おそるおそる伺うと、
「また、あんたね。
 冬になると、必ず一度は顔を見るよね。」
と呆れられました。
病院でもう一度、体温を測ると、今度は39.3度。
確実に熱上昇中です。

「フンッ!こりゃ、もうインフルエンザたい。」
症状を見た瞬間に断言するお医者様。
でも、インフルエンザかどうかなんて
検査結果を見てみないと分かりませんよ?

「いや、この熱の上がり方はどう考えてもインフルエンザ。
 いつごろからおかしいと思ったんね?」

えっと・・・昼過ぎです。
昼ごはんはしっかり食べられたんで。
むしろ食欲もありましたから。

「ほら、見てみい。急に、やろうが。
 インフルエンザたい。
 ただ、結果には出らんかもしれんね。
 まだ熱が出始めて4時間ぐらいやろ?
 明日、検査したら間違いなく結果に出るやろうけどね。」

そうなんですね。
早すぎる、とかもあるんだ。
と驚きつつ、結果を待つこと5分後。
やはりインフルエンザ検査の結果は陰性でした。

「陰性やねぇ。でも、インフルエンザやけん。」
とまたもや断言するお医者様。
え?!陰性なのにっ。

「フンッ!」

あ!鼻で笑った!
今、明らかに鼻で笑いましたよね?

「インフルエンザっち言いようやろうもん。
 インフルエンザやったら、なんか不服ね?
 ほら、タミフルと熱さまし飲んどき。」

と、すぐに薬を用意してくださいました。
ぶっきらぼうだけれど、とても暖かいお医者様なのです。
優しい人柄が伝わってくるお医者様なのです。
躊躇することなく、甘えられるお医者様なのです。
遠慮することなく(でも、おそるおそる)
タミフルって・・・ちょっと怖い薬なんじゃ。
とか、そういった意見を正直に伝えられるお医者様なのです。

で、タミフルって・・・とお伝えしてみました。

「フンッ!」

あ!また!!
またもや鼻で笑われましたよー。

「これ、早めに飲んどったら楽になるんやけん、飲んどき。
 オレが医者ね?あんたが医者ね?」

・・・センセイです。
お薬、飲ませていただきます。

「それでよか。で、明日からはちゃんとゆっくり休み。
 もう、今週いっぱい、ずっと休んだらよか。」

いやいやいや。それはちょっと・・・。
できれば、明日のお休みで治してしまいたいです。
水曜日から出勤したいです。

「なんね?そんなん忙しいとね?
 そんなん仕事が好きとね?!」

・・・あ。そんな的を射た質問を。
どちらの質問も回答はノォです。
ノォではありますが。
でも、やはり。
一週間まるまるは休めません。

と思う辺り、
なんだ!ワタクシにも真面目なところがちゃんと残ってたんだ。
と自分の思いがけない一面にちょっぴり嬉しくなった月曜日。