のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

好きだ、/2005年日本

2006年07月23日 21時24分38秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 ~言いたいのに言えない言葉~
 17歳のユウ(宮崎あおい)とユースケ(瑛太)。
 お互いが相手に対して好意を持っているのもかかわらず、
 「好きだ、」の一言を言えない二人。二人の感情は、近づき、
 もつれ、すれちがい、また惹かれ…。ある哀しい出来事に
 行き着き、断ち切れてしまう。それから17年。
 34歳のヨースケ(西嶋秀俊)とユウ(永作博美)は東京で
 偶然再会する。

■感想 ☆☆☆*
 見ていてもどかしくて切なくて微笑ましくなる。
 たった一言。文字にすればたった3文字の「好きだ」の
 一言がどうしても言えないふたりの気持ちが
 伝わってきて、共感できて、だから余計に歯がゆくなる。

 行動だけでも想いは十分に伝わる。
 けれども言葉でも確信できないと不安になってしまう。
 それを「幼さ」と言うのかもしれない。
 けれども、好きだからこそ、相手の行動を考えすぎて
 勘繰り過ぎてしまう気持ちには共感できる。
 自分で不安要素を作ってしまう、年頃特有の天邪鬼な
 行動も不安定な言動も。

 放課後の待ち合わせや、トイレ前での会話など
 厳密にはまったく同じ光景を目にしたことも
 経験したこともないのに、どこか懐かしい気持ちにさせられる。

 ふたりの手は写さず、けれども何かが行われているような
 アングルは、想像力をかき立てられ、主人公と同じように
 どきどきの感情を味わうことができた。

 17年という長い歳月にわたって暖めてきた感情。
 その気持ちをようやく言葉にする瞬間。

 「好きだ。」でもなく「好きだ!」でもなく
 「好きだ、」という伝え方をする主人公と
 その主人公の言葉に応えるヒロインにしみじみとした
 幸せを感じることができた。

 冬の寒い日に暖かい部屋の中で見たいような
 ぬくもりを感じることのできる映画だった。

勝負結果

2006年07月23日 21時08分48秒 | 日常生活
教会キャンプが無事に終わりました。
昨年の教会キャンプのときも幸せを実感しましたが
今回も楽しい楽しい二日間でした。

昨年同様、ちびっこ野猿軍団と共に
山に登り、すいかわりをし、花火をし、
一緒にカレーを食べ、お風呂に入り
掃除をして・・・と盛りだくさんのプログラム。

予想通り、のりぞうはちびっこより早く倒れました。
もっとも小学校低学年の子達よりは遅く
彼らが眠りこけるのを見届けることはできました。

が、小学校高学年のおませさんグループの
「先生は男の人の髪、何色がすき?」とか
「先生はどんな男の人が嫌い?」などという質問には
最後まで答えることはできませんでした。

どうやら、野猿くんたちの中には
寝息がすごい子や寝言が激しい子や
一回転どころかはるか彼方の布団まで出張するような
寝相の悪い子がたくさんいたらしいのですが
そんな彼らにもまったく気付くことなく
いつもどおりの熟睡。
むしろ、疲れている分だけ、いつも以上の熟睡です。

気がついたら朝でございました。
なんだかあっというまの二日間。

それにしても、ちびっこ免疫ができたもんだと
実感したキャンプでした。

以前は生意気なちびっ子が苦手で
「お前」とか言われようもんなら、本気で腹を立ててたもんですが
最近は、そんなちびっこがかわいくてたまりません。

「お前!」とか言われても抱きしめちゃいます。
でもって「気持ちわりー!」と嫌がられてます。
そんなちびっこが何かの折に「せんせー。」と近寄ってきて
手をつなごうとする瞬間のかわいさときたら。
孫を溺愛するおじいちゃんたちの気持ちがよく分かります。

この二日間はおんぶやだっこどころか、
腕にぶらさがろうとしたり、腹の上にのっかかろうとする
ちびっこたちに押しつぶされ気味の二日間でしたが
心底、楽しゅうございました。

来年も楽しみ♪

などと言っていたら、教会の友人から
「あんた、来年も参加する気?
 他人の子をかわいがっとる場合やないやろ。」
と、きついご指摘を受けました。

・・・ごもっとも。