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顔とナンバープレートを隠す方法:匿名化機能の使い方を学ぼう

2021-08-23 11:42:49 | 画像処理

タグ:  ナンバープレートを隠すモザイク匿名化顔とナンバープレートを隠す方法顔を隠す

顔をぼかし、自動車のナンバープレートを隠します。これらはあまり普通の写真編集だと思わないかもしれませんが、フォトグラファーだけでなく、中小企業、企業、政府の役職のスタッフには、とても重要で、頻繁に使う作業です。そして、GDPR(EU一般データ保護規則)の為、これはヨーロッパではかつてないほど重要な事です。幸いなことに、これらの編集は、どちらも適切なソフトウェアの助けを借りれば簡単です。ZPSXには、顔と自動車のナンバープレートの両方を匿名化(モザイクをかける)するための簡単で便利なツールが含まれています。

匿名化機能は、数回クリックするだけで顔とナンバープレートの両方を匿名化(モザイクをかける)にできます。Zoner Photo Studio X (以下ZPSXとします)は、写真内のこれらの要素を自動的に検出して隠します。その方法を見てみましょう。

現像画面の匿名化機能をオンにします。

今回は<現像画面>で作業します。ZPSX では、この機能は自動的にオンになりませんが、簡単にオンにできます。ZPSX の左上にある「表示」ボタンをクリックしてメインメニューを展開し、表示→ユーザー設定の順に選択します。次に「設定」ウィンドウで「その他」に移動し「現像ツールでドキュメントを操作するためのツールを表示する」というボックスをチェックします。企業ライセンスを持つZPSXのユーザーの場合、このオプションは自動的にオンになります。

メインメニューから、表示を選択し、ユーザー設定の順に移動します。
環境設定から、その他を選択し、現像モジュールでドキュメントを操作するためのツールを表示するのチェックボックスをオンにします。

これで完了です。現像画面の右側のパネルに3つの新しいボタンが表示されます。ハイライター(P)、匿名化(N)、注釈(T)です。当然、ここでの関心は匿名化する事です。

匿名化ツールを有効にすれば、準備は完了です!

顔を匿名化するにはどうすればよいですか? 

それはとても簡単です。匿名化を有効にしたら「顔の検出」をクリックします。ZPSXが写真のすべての顔を検出します。

顔の検出をクリックすると、残りはZPSXが処理します。

強度を使用して、匿名化の強度を設定します。グラデーションを使用して、ぼかされた部分とその周囲の間の移行をより滑らかまたは粗くします。表示のされ方、配置が気に入らない場合は、手動で再配置できます。

匿名化を選択し、その強度とグラデーションの幅を設定します。 楕円、又は円の配置が気に入らない場合は、回転または簡単に再配置できます。

1、自動検出の場合
「顔の検出」をクリックします。ZPSXが写真のすべての顔を検出します。
必要に応じて強度、メソッド、グラデーション幅を調整します。

2、手動の場合
楕円形の選択か長方形の選択をクリックし、画像上に処理を希望する箇所を選択します。必要に応じて強度、メソッド、グラデーション幅を調整します。

※自動と手動の混在も可能です。
それぞれの選択箇所の強度、メソッド、グラデーション幅の3項目の中で
強度、メソッドは変更を加えると同調し、全ての選択箇所が変化しますが、グラデーション幅は個別に変更を加えてください。

◎メソッド:顔のピクセル化、ぼかし、又はカラー(色で覆う)方法の3つがあります。
◎強度:匿名化の強度を設定します。
◎グラデーション幅:ぼかされた部分とその周囲の間の移行をより滑らかまたは粗くします。

結果に満足したら、閉じるをクリックします。これで終わりです!当然、この機能はグループ写真にも使えます。ZPSXは、沢山の人がいる写真でも個人の顔を見つけることができます。

顔の検出は集合写真でも確実に機能します。

グループ写真の一部の顔だけを隠したい時は、匿名化する顔をクリックし、削除します。

グループ内の選択した顔だけを匿名化にする事もできます。顔を匿名化から除外するには、その「顔」をクリックして、閉じるを押します。

ごくまれに、プログラムが顔を見落とす可能性があります。そのような場合は手動で匿名化にする領域を設定できます。目的の場所をクリックするだけで、新しい表示を作成できます。次に、必要に応じてサイズと位置を調整します。

誰かの顔が隠れてなかった場合は、匿名化にする顔をクリックしてください。必要に応じてサイズと位置を調整すれば完了です。

自動車のナンバープレートをどのように匿名化にしますか?

まず、自動車のナンバープレートの検出はヨーロッパのナンバープレート用に最適化されており、日本のナンバープレートでの動作が保証されていない事はご注意ください。(検証結果では、日本のナンバープレートでも、ほとんどは問題なく使用できます)方法は顔を匿名化する方法とほとんど同じです。主な違いは、「自動車ナンバープレートをみつける」をクリックすることです。ZPSXは、写真内の全てのナンバープレートを検出して隠します。この匿名化を調整するには、顔の場合と同じ手順を使用します。

自動車ナンバープレートをみつけるをクリックします。
・・・そしてZPSXは、写真の中のすべてのナンバープレートを見つけて隠してくれます。

ナンバープレートを自動的に検出できない場合は、自動車のプレートをクリックして、匿名化を手動で設定します。ただし、ヨーロッパのナンバープレートでは、ごく稀な事です。日本のナンバープレートも1台であれば問題なく操作できます。匿名化したい自動車が多数ある場合は、顔と同じように操作します。

迅速な匿名化のためのこれらの新しいツールはいかがでしたか?Zoner Photo Studio Xをダウンロードすると、顔やナンバープレートの匿名化などを30日間無料で試すことができます!


カラーシフト:部分的な編集も可能になりました。カラーシフト、トーンカーブ編集の導入

2021-08-23 10:59:29 | 画像処理

タグ: アップデートカラーシフト部分的編集

この秋、カラーシフト機能が追加されたことで、ZPSXは写真全体に必要な色を調整する為の新しいツールを手に入れました。写真全体を通して編集するだけでは不十分だったので、部分的に色を変更できる素晴らしいツールの追加です。写真の任意の部分を簡単に選択して、色を微調整できます。それだけでありません。部分的なトーンカーブを編集することで、写真を完璧に再現できます。方法については続きを読んで下さい。

Zoner Photo Studio現像モジュールに移動すると、写真全体に対する従来の編集と部分編集のツールの両方が見つかります。具体的には、グラデーションフィルター放射状フィルターフィルターブラシです。基本的に同じように機能しますが、画像の一部にのみ適用されます。彼らは主に影響を受ける領域の形状が異なります。従来の調整に加えて、それらを新たに使用して、ローカルで色や曲線を調整することもできます。

グラデーションフィルター

グラデーションフィルターを使用すると、段階的な線形の遷移、つまりグラデーションを使用して定義した写真の一部を調整できます。この勾配に関しては、それがどれだけ段階的であるかを含め、すべて構成可能です。写真の空やその他の大きな領域の編集によく使用されます。

 
 
 
グラデーションフィルターを使用した調整前後の写真のサンプル。

 

これを使用するには、グラデーションフィルター(G)を起動し、クリックアンドドラッグして写真に配置します。長い軸は勾配の回転を、短い軸は滑らかさを設定します。このフィルター(または現像の他の部分的なフィルター)を使用している場合は、必ずマスクと呼ばれる半透明の紫色の領域が表示されます。これで、調整が適用された場所が一目で明らかになります。

クリックアンドドラッグし、写真内にフィルターを配置します。 マスクは、効果が表示される場所を示します。

ここでの設定は、露出やシャープネスなどの通常の基本的な調整を提供します。トーンカーブもここにあり、最後に重要なのはカラーシフトです。カラーシフトを使用して、任意の色の色相、彩度、明度を変更します。この図では、背景の太陽光線の明度を上げながら、青の色相を少し緑に調整しています。

グラデーションフィルター(G)を使用して、好きな色を好きな場所に調整します。

トーンカーブを使用して部分的コントラストの調整

色の編集以外にも、この写真のコントラストを部分的に調整して、太陽光をより目立たせたいと思っています。グラデーションフィルターの設定でトーンカーブを使うと簡単に対応できます。

トーンカーブを使用してコントラストを局所的に調整します。

放射状フィルター 

円形、または楕円形のものを編集する場合は、放射状フィルター(R)を使用します。通常は、顔に光とシャープさを加えるためにポートレートを編集する時に使用されます。さらに、カラーシフトと組み合わせることで、他にも多くの用途があります。例えば、色に関連する迅速な修正には非常に役立ちます。

選択した範囲内に同じような色のものがないことを確認するだけで、部分的に数回クリックするだけで色を変更できます。スカートの色を変えたい写真で、この組み合わせの使い方を説明します。

Color Shift: Now for Local Edits Too! Introducing Local Color Shift and Curves Editing
スカートの色を変えたい写真。

全体的に青(写真全体の変化)に調整することはできません。なぜなら、写真の上部にも青のトーンがあるからです。しかし、スカートの周りに青い色は入っていないので、放射状フィルター(R)は安心して使えますこ。このツールを起動し、クリックしてドラッグすると画像に適用されます。

放射状フィルター(R)マスクを追加します。

それから、スポイトを使ってスカートの色を吸い込み、色合いを好きなようにシフトします。

選択した領域で選択した色を調整します。

フィルターブラシ

もし放射状フィルターでは不十分で、色を変更するオブジェクトの隣に同様の色がある場合は、フィルターブラシ(B)を使ってください。必要に応じて、部分編集のアウトラインを設定するために使用します。この例では、背景はぼやけていますが、赤い服が目につきます。

Color Shift: Now for Local Edits Too! Introducing Local Color Shift and Curves Editing
背景のボケにある気になる赤い領域を修正する写真。

このような問題を解決するには、まずフィルターブラシ(B)を起動し、適切なブラシ半径(Shift+マウスホイール)を設定します。次に、編集する領域を画像に「ペイント」します。他のフィルタと同様に、ここにも紫色のマスクが表示され、編集が影響を与える領域が示されます。

フィルターブラシを使用して編集する領域を設定する。

影響する領域の輪郭を描いたら、その色の微調整を開始できます。この場合 写真のこの部分にある 赤色のトーンが消えます。この作業には、部分編集が絶対に必要です。全体的な編集を行うと、画像の他の部分のすべての赤も消えます。

カラーシフトで色を調整します。
 
 
 
フィルターブラシを使用しての編集の前と後の例です。

 

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