あそこに誰かが生きている。 How goes it with you?

日々の感想。

旅の記憶。

自由時間。

そして、
今後の話。

旅(18日目)

2015-08-29 16:51:46 | Travel memories

早朝に目が覚めた。

とりあえず朝食を買いに外に出ると、またしても豪雨。


ホテルのエントランスに引き返して、受付に本日の空室状況を聞いてみると
空きがあるそうなので、熊本にもう一泊することにした。


別に急いでいる旅でもないからね。


傘の貸し出しをしているそうなので、拝借させてもらいコンビニに行く。
コンビニはすぐ近くにあって、朝食用のパンとサラダを購入してホテルに戻った。


朝食を食べながら天気予報を見ると、本日は一日中強い雨と風らしい。

九州は雨が多いな~と思ったりしたが、梅雨時期なので当たり前か。

一人でノリツッコミをする始末だ。


早めに起きたせいか、朝食後にゴロゴロと寛いでいたら、
いつの間にか眠ってしまっていた。




次に目を覚ましたのが、午後4時前。

疲れが溜まっていたのかな。


窓から外を覗いてみると、雨は弱まっているように見えたので、
着替えを済まして街に出てみることにした。

雨は小雨に変わっていたので、傘をさして昨日の商店街に行ってみる。

商店街は屋根があるせいか、人が多いように思える。



すれ違う人々は、帰宅途中の学生やサラリーマンが多く、
皆足早に僕の横を通り過ぎてゆく。



まるでそこに僕が存在していないかのように。




そう思うと、急に淋しさが襲ってきた。



人間はどこか、自分の存在を認めてもらえる居場所がないと
淋しさを感じてしまうものだ。


強がって見せていても、
人間は一人では生きていけないのだな~と、
当たり前のことを再確認する。


そんな心を紛らわせるためか、小規模の居酒屋に入って、
知らない人たちの話声を聞きながら酒を飲んだ。


少し心が紛れる。



焼き魚と茄子の浅漬けで3杯程飲んで、
ホテルに帰ることに。




帰り道、久しぶりに仲の良い友達に
公衆電話から連絡をした。


電話に出た友達に状況を説明すると、
「お前は本当に馬鹿だね。」と笑いながら言われた。

その後、馬鹿な話を2、3個話して受話器を置いた。


先ほどまでの淋しさは消えている。


僕は淋しがり屋なのか?と自分に問いただす。

たぶん淋しがり屋です。三男坊だしね。



雨は降り続いているが、温かい風が吹いていた。














つづく
























体験と発見

2015-08-28 16:23:40 | journal
旅(17日目2/2)掲載しました。




本日も、キャベツをひたすら収穫して参りました!!ww


キャベツ収穫の仕方は、
芯の部分に専用の包丁で切り込みを入れて収穫する方法なんだけど、
芯を切った際に見える断面図が面白いことに気がついた。

普段スーパーで見かけるキャベツの芯を
上から見ると白いだけだけど、
採りたての芯には、縁に細かい繊維らしきものが見える!!w

こんな感じ↓↓




で、
別に芯のことを言いたいのではなくて、
農業をしていなかったら、このことに気がつかなかったということ。

普段、周りにあるものなど、
どうやって作られて、
どのような仕組みなのか、
あまりにも知らないことが多いことに
キャベツの芯が気がつかせてくれた。

知らなくていいこともあるけどね。ww



子供のときは、
親に質問ばかりして
怒られるぐらいだったのに、
その好奇心はどこへ行ってしまったのかな~。ww


旅(17日目2/2)

2015-08-28 15:12:51 | Travel memories

午後3時頃に部屋の窓から外を覗いてみると、
幸いにも雨は上がりつつあった。

若干の雨ならどこへでも行ける。

普段なら小雨程度の雨でも滅多に外に出ない僕だけれど、
旅をしていると、小雨など気にしなくなってきていた。


早速、着替えを済まして熊本の街へ。


ホテルは熊本駅から徒歩5分圏内の場所にあり、
少し歩くと熊本城が見える道路に出た。


そのまま熊本城を目印にして、
初めての道をMAPなしで歩いてみる。

たまには文明の利器に頼らない方法も、
楽しいアクシデントを生んでくれることがある。


途中で迷子になりそうなこともあったけれど、
順調に熊本城に近づきつつある。


熊本は所々に城下町の情景が残っているが、
商店街などは都会といった感じ。
(神戸の商店街に似ている気がする。長さは神戸の方が長いが。)


カフェなどに寄り道しながら、
のんびりと散策をしながら熊本城に到着した。


熊本城は築城の名手「加藤清正」の城で、清正流の石垣などから、難攻不落の城とも言われている。

まず、城壁の設計が実践向きに建てられたことだけあり、
入り組んでいて攻めずらそうな感じがする。

眺めていると、西南戦争を題材にした小説の情景がふと、脳裏によぎった。

薩摩軍はこの城のせいで、戦略が変わってしまったのだ。






石段を登ると熊本城のお目見え。





城内では築城の解説、西南戦争などの展示物を見ることができた。


実際に見て知ると、また違った疑問などが浮かんでくる。
それを覚えておいて、後日調べるのが面白い。


展示物を回覧しながら階段を登り、天守閣に辿り着いた。





高所恐怖症の僕は、景色を一望すると
足早に下の階へと降りてしまう。

城に住むことは無理だね。

その後、もう一度城内を軽く見てから熊本城を後にした。



時間も時間なので、帰り道は商店街を通って
夕食を食べるお店を探すことにした。

歩いていると、丁度「熊本ラーメン」と書かれた暖簾を発見したので
本日の夕食は熊本ラーメンに決定。

豚骨と鶏ガラを合わせたスープが美味しかった。
スープまで飲み乾して店を出た。


ホテルまでの帰り道を歩いていると、
熊本土産の「いちょうパイ」を見つけたので購入して、
ホテルで食べることに。

甘いものもたまにはね。


明日も雨との予報なので、
どうしようかと迷いながら、
小雨の降る熊本の夜道を一人、歩きながら帰った。










つづく


























古今、変わらぬ関係性

2015-08-27 17:07:10 | journal
旅(16日目2/2)旅(17日目1/2)を掲載しました。



本日で農業バイトを始めて一週間目。

変わらず筋肉痛が酷い・・・・特に腰!!
そんな感じだけど、段々と作業の段取りが分かってきたので楽しくなってきた。

それに農園の方々と近隣の方々が皆さん良い方で、
何かと気遣ってくださる。

本日なんて、行きの途中で知らないおばちゃんがトウモロコシをくれた!ww




僕のいる農園には、先代と2代目の息子さんが一緒に仕事をしていて、
毎日仕事中に口論をしている。

先代にはいままでの知識と経験があって、2代目には2代目なりの考えがあるから
衝突するんだろうね。(仕事以外は仲がいい。)

今も昔も、この関係性は変わらないね。

いままでの経験上、上は下を認めたがらない傾向がある気がする。

でも、「認められたい」と思う気持ちが下を成長をさせてくれる訳だから、
上の人はそのことを知っているのだろうね。

僕からすると、そのことを知っている上の人を見つけるのが大変な訳で。
とりあえず、自分のポストを守るのが最優先の上が多いから・・・・


僕がその人の愛情に気がつかなかっただけなのかもと、この頃は思うのだけれども・・・・・

















旅(17日目1/2)

2015-08-27 16:03:16 | Travel memories

BOX内にある注文用電話のコール音で目を覚ました。

寝ぼけた頭で渋々電話に出ると、「閉店15分前です。」と伝えられて、
一瞬にして夢心地の中から引きずり出された。

急いで出発の用意をして、会計を済ませて外に出る。

本日の天気も安定の曇り空。
九州に着いてから、いまだに青空を拝めていない。

とりあえず、薄暗い朝型の道を10分程走り、
コンビニで栄養ドリンクと、朝食用のパンとおにぎりを購入した。

コンビニの駐車場で栄養ドリンクを飲みながら、
熊本までのルートを検索する。

ルートが何となく分かったので出発。

そういえば現在、MAPを見ているのは携帯電話じゃなくて、
タブレットでMAPを検索している。

携帯電話は九州到着一日目の豪雨で濡れてしまい、ここ数日機能していない。
携帯店に行ったみたが、製造元でしか直せないとのこと。
その製造元の店舗が博多にあるということなので、博多まで我慢することにした。



出水市を抜けて、平坦な海岸線の道を進む。

日は射していないが、徐々に辺りが明るくなってきた。

そのまま約2時間程走り続けていると、
道端に潰れているパチンコ屋があったので、
その駐車場で朝食にすることにした。

駐車場はパチンコ屋の裏に面していて、
そこからは海が一望することができた。



横の崖には鳥(たぶん鳶)が鳴きながら飛んでいて、
コンビニのパンとおにぎりの朝食だけれど
なんだか贅沢な感じがした。





少しの時間、その場で休憩をしてから再び出発。

時々、何カ所か坂道があったけれどそんなに急ではなかった。
そのままノンステップで、海岸沿いや幾つかの街を通り過ぎた。

熊本市に入ったのは午後12時頃。
出発から7時間で約100km走破することができた。


本日のホテルに入る前に、
途中で見つけた定食屋で生姜焼き定食を食べる。

生姜焼きは外れがないね。

食べ終えてから、ホテルまで約3km地点まで来たときに
いきなり雨が降り出して豪雨になった。

急いでホテルに向かう。


ホテルに着くと、濡れた服を脱いでシャワーを浴びる。

シャワーから出るとふと、昨日の漫画喫茶とカラオケ店のことを思い出した。

漫画喫茶が24時間営業じゃなく、カラオケ店も朝5時までだったおかげで、
今日は豪雨になる前に目的地に着くことができたのだと思った。

もしかしたら手前の山々が辛くした報いにと、気を使ってくれたのかもしれない。

そんなポジティブに考えながら部屋でのんびり寛ぐ。



雨上がらないかな~。








つづく