あそこに誰かが生きている。 How goes it with you?

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天候思考

2015-09-03 18:25:56 | journal



記載漏れがあったので、旅(19日目)の追記として、

旅(remember 19日目)を掲載しました!!


分かりずらくしてすみません。w








本日も、変わらず夜中からの作業開始だった。



畑は合計13カ所あって、そのどれもがかなり広い・・・

ひとつの畑の収穫が終わると、

次の畑へ移動をして再び収穫を始める。




畑がある場所は、浅間山の麓なんだけど、

それでも標高が高く、毎日耳の奥が痛くなる。
(飛行機の上昇中になるやつだね。)




山の気候は本当に気まぐれで、

晴れたと思ったら、

5分後には雨が降るといったことは日常茶飯事。



霧が山の中腹を移動しているのが、

なんとも神秘的印象だけど、

こっちに来てるのが分かるとちょっと怖い・・・ww





晴れた日には作業中に浅間山が見える。



活断層だから煙が出ていて、

煙が自分たちのいる畑方向に向いていると

雨が降るらしい。(女将さん情報)







「自然と共存したい」とかって、

みんな軽く言うけど、

実際はそんなに軽いものじゃないと

言っていた自分がよくわかった!!ww












明日は午前中だけの作業だから、

午後は散歩でもしよう!!




















旅(remember 19日目)

2015-09-03 10:15:49 | Travel memories

日記を読み返してみたら、
19日目の項目に抜けている部分があったので、
追記したいと思う。







熊本を立ってから、
僕は「田原坂」を目指した。


西南戦争を知る上で、
この場所に行かない訳にはいかない。




熊本市街から約16kmの場所にある田原坂。




途中から国道3号線を外れ、
ビニールハウスが立ち並ぶ農地を走っていると、
畑の中心にポツンと「薩軍墓地」が立っていた。




西南戦争・田原坂の戦いで戦死した薩摩軍の墓で、
武骨な墓石が周りの風景に馴染んでいる。




自転車を降りて、墓石前で手を合わせる。




この地だけで300人以上の薩摩軍兵士が戦死し、
眠っている。



薩軍墓地から近い場所には官軍墓地もあり、
そこでも同じく手を合わせた。



薩軍・官軍のどちらにも正義が存在し、
どちらも未来の日本の為、民の為に戦い、
散っていった様を想像するだけで心が痛くなる。





自分にとっての正義とはなんだろうか?



自分自身に問いかけてみるが、
答えはみつからなかった。






田原坂はそこからすぐ近くにあり、
田原坂資料館横には「弾痕の家」という、
戦いで銃痕だらけになった住居が再現されている。






戦いの激しさを彷彿させる住居を通り過ぎ、
資料館に入館する。


館内には係員のお爺さんしかいなく、
「説明をしましょうか」と言われたので
ご教示お願いすることにした。



戦いに至った経緯や戦いの激しさなど、
資料から実物の銃砲弾を見ながら、
事細かいにお爺さんは教えてくれた。



自分一人で見るよりも頭に入ってくる。



すべての説明が終わった後にお爺さんと共に、
外にある戦没者慰霊碑の前で手を合わせて、
西南戦争で戦死したとされる美少年の銅像を見た。



曇りのせいだろうか、
後ろに生えている楠が悲しげに見えた。







お爺さんにお礼を言うと、
「旅の成功を祈ってるよ。」との温かい餞別の言葉をもらう。
(旅のことは説明中に話していた。)


お爺さんと別れた後も少しの時間、
田原坂の景色を見渡していた。








歴史は僕たちに何を考えさせ、
どのような未来を映し出してくれるのだろうか?


人と人とが命を奪い合い、確立してきたこの世界で、
僕自身の使命は一体何なんだろうか?


答えは出るはずもない。
また、分かりたくもない。







最後にもう一度、慰霊碑の前で一礼をして、
田原坂を後にすることにした。





自転車で坂を下る。





田原坂は現在、舗装されているのだが、
道幅は狭く、周りには竹藪が生い茂っている。



当時は当たり前だけれど土道で、
今よりも道幅が狭かったこの道。



1日、官軍だけで32万発の銃弾が飛び交ったいう。




想像するだけで死を連想させる。





坂はあまり長くなく、
5分も下ると平地に出た。






過去の出来事を知るためには、
現地に行き、自分の目で直に見ることは重要で、
実際に見てみると感じることが多々ある。





この旅を通して、
「感じること」を大切にしていきたいと、
自転車を漕ぎながら心の中で思った。














つづく