CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-137「ラ・ラ・ランド」(アメリカ)

2017年05月04日 00時41分59秒 | アメリカ映画
どうか乾杯を、夢追い人に
 夢を追う人々が集う街、ロサンゼルス。女優志望のミアは映画スタジオのカフェで働きながら、いくつものオーディションを受ける日々。なかなか役がもらえず意気消沈する彼女は、場末のバーから流れてくるピアノの音色に心惹かれる。
 弾いていたのは、以前フリーウェイで最悪な出会いをした相手セブだった。彼も自分の店を持って思う存分ジャズを演奏したいという夢を持ちながらも、厳しい現実に打ちのめされていた。
 そんな2人はいつしか恋に落ち、互いに励まし合いながらそれぞれの夢に向かって奮闘していくのだったが。(「allcinema」より)


 残念な形でアカデミー作品賞を逃した作品。

 夢を追った人々が集まるロサンゼルスで出逢った男女の恋と夢の行方を音楽とダンスを交えながら綴っていくミュージカル仕立てのラブ・ロマンス。

 
 序盤はポップな曲で始まるので、否応なく気分も盛り上がり、惹き込まれていく。

 しかし、その後は結構メロウな曲も多く、気分は停滞気味となってしまったな。


 女優志望で幾つもオーディションを受けるが、なかなか役がもらえないミア。

 ジャズ好きで、自分の店を持つことを夢に持つセブ。

 そんな二人が出逢い、やがて恋に落ち、幸せな日々を送るが、夢だけでは食っていけないということで、セブがかつての仲間のバンドに加入する。

 そのバンドは大人気となるのだが、本当にセブがやりたい音楽ではないと感じるミア。

 やがてセブとミアの間に徐々に溝が出来始めてしまう。

 ストーリーとしては、よくある感じの恋愛譚だったかな。

 二人の恋の行く末がどうなるのか、そしてそれぞれの夢が叶うのかは気になるところではあったが。

 ラスト・シーンは、世が世なら、こうなっていただろうという哀愁を感じるものであったが、その前の二人の決断がハッキリした見せ方じゃなかったので、微妙に入り込みづらいところもあったな。


 出会ってからの楽しい気分を表したり、夢挫折しそうになった時の気持ちなど、その都度の気持ちを表した歌とダンスは、確かに興味惹かれるものがあったが、あまりにも前評判が高く、期待し過ぎたかなとも感じたな。

 メロウな音楽も多かったが、二人で空を飛んだりするファンタジックなシーンや、ジャズの演奏シーンなどは楽しめるものがあった。

 飽きることなく観られる作品ではあったが、そんなに気持ちが盛り上がる程でもなかったな。
 ストーリーとしても、必ずしもハッピー・エンドとは言えないからな。

/5

監督:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、J.K.シモンズ、ローズマリー・デウィット
    ソノヤ・ミズノ、フィン・ウィットロック、ジェシカ・ロース、キャリー・ヘルナンデス、ミーガン・フェイ
於:TOHOシネマズ シャンテ

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