CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-243「銃」(日本)

2018年12月30日 01時44分06秒 | 日本映画
次は人を撃ちたくなります
 大学生の西川トオルは雨の夜の河原で、動かなくなっていた男の傍らに落ちていた拳銃を拾い、そのまま家に持ち帰る。
 以来、それをまるで宝物のように感じ、心にも大きな変化が生まれていくトオル。合コンで知り合った女とセックスフレンドの関係になる一方、大学でも妙に馴れ馴れしい女ヨシカワユウコと親しくなっていく。
 そんな中、突然ひとりの刑事が彼の自宅を訪ねてくるのだったが。(「allcinema」より)


 偶然拳銃を拾った大学生の心境の変化と日常生活を描いたサスペンス。


 ある雨の夜に、死んでいる男の隣に落ちている拳銃を拾った大学生の西川トオル。
 それを家に持ち帰る。

 拳銃を持つことによって心が大きくなる、と言うか強くなったような気がしてくるトオル。

 元々風変わりな感じのトオルであったが、拳銃を持つことによって、更に気持ちは大きくなっていく。

 しかし、一度拳銃を撃ったことによって、徐々に日常が狂い始め、理性が脅かされてしまう。

 拳銃を使いたくなったのか、それともトオルの元を訪れた刑事が仄めかしたことが原因か、トオルはある人間を撃つことを決意する。

 果たして、トオルは拳銃を使い、本当に人を撃ってしまうのか。


 拳銃を手にし、常に携帯することで、最初は満足感、やがて狂気に支配されていくトオルの姿を描いている。

 拳銃を手にしたことで、日常に大きな変化が訪れるわけではなく、普通に学生生活を送るトオル。

 しかし、その行動における考えにはどこか拳銃を持つことによる影響が窺い知れるような様子。

 そんなトオルの変化も興味深かったが、果たしてどのような結末となるのかも気になる展開。

 ごく普通の人間が拳銃を手にしたらどうなってしまうのか。

 そして衝動的な行動の怖さも描いているようだった。

/5

監督:武正晴
出演:村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平、中村有志
   日向丈、片山萌美、寺十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹、リリー・フランキー
於:テアトル新宿

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