CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-042「マーズ」(イギリス・南アフリカ)

2022年02月12日 13時10分35秒 | イギリス映画
笑ったな、今年11回目だ
 近未来、人類は火星を開拓し、地球を捨てた移住者たちは各自の居住地「コロニー」を作って生活していた。
 ある日、辺境のコロニーに住む3人家族が何者かに襲われ、激しい戦闘の末に父親が命を落とす。
 ジェリーと名乗った襲撃者は生き残った母イルザと幼い娘レミに、そのコロニーが元は自分の家族のものだったこと、そしてイルザとレミもここで暮らして良いと話す。しかしイルザはジェリーを撃とうとして逆に殺されてしまい、残されたレミはジェリーと2人で生きていくことに。
 月日が流れ、レミは美しい娘に成長するが。(「作品資料」より)


 火星で暮らす少女の過酷な日々を描いたSFサバイバル。

 いかにも火星といって想像するような雰囲気を湛えた世界の中で、少女のレミが過酷な現実を叩きつけられながら、生き抜こうとする様を描いている。

 幼いレミは、父親のレザ、母親のルイズの3人で、火星の居住地、コロニーに住んでいる。

 周囲は砂と岩だらけで、近くに人も住んでいない模様。
 それでも幸せそうに見えたが、ある日謎の襲撃者たちがやって来る。

 レザもルイズも襲撃者に果敢に立ち向かっていくが、家を出たレザの代わりにやって来たのは、ジェリーと名乗る男。
 
 父親のレザは殺されたよう。

 ジェリーは、ここは自分の家だと言い、実はレミたちの前に住んでいたのが、ジェリーの両親であったことが判明。
 そして彼らに対して取ったルイズたちの行為が明らかになる。

 ジェリーは、二人を追い出すことなく、お互い肉親を殺された者同士の歪な関係ながら、ジェリーとルイズ、レミの3人で暮らすようになる。

 ジェリーは2人に優しく接しようとするが、ルイズとレミは頑なな態度を取る。

 しかし、ルイズはその後、ジェリーへの接し方を変えていくのだが、何となく心には秘めたものがあるような雰囲気。

 母親の態度に腹を立てたレミは、家を出ようとするのだが、辿り着いた場所で思いも寄らぬ真実を知る。

 初っ端は襲撃者との対決というアクションがあり、更にその後の生活には緊張感が漂い、果たして彼らの生活、運命がどうなっていくのか気になるところ。

 最後は成長したレミの行動が描かれる。

 乾いた空気感の中で描かれていくレミたちの生活。
 緊張感もあり、先行きが気になる展開であった。

/5

監督:ワイアット・ロックフェラー
出演:ソフィア・ブテラ、イスマエル・クルス・コルドバ
   ブルックリン・プリンス、ネル・タイガー・フリー、ジョニー・リー・ミラー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-041「スリングショット」... | トップ | 22-043「プロジェクト:ユリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イギリス映画」カテゴリの最新記事