CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-062「ザ・メイヤー 特別市民」(韓国)

2018年03月05日 23時42分21秒 | 韓国映画
選択を間違えるな
 次期大統領の座を狙うソウル市長のジョングは、その足がかりとして史上初の3期当選を目指して市長選への立候補を表明する。
 百戦錬磨の選対本部長ヒョクスに加え、意欲に溢れた若者キョンを広報スタッフとして陣営に迎え入れ、万全の体制で挑んだ選挙戦。しかしジョングの戦い方は、勝利のためにはどんな汚い手段もいとわない、不正にまみれたものだった。
 そんな卑劣な工作の数々で選挙戦を有利に進めていくジョングだったが。(「allcinema」より)


 ソウル市長選を巡る候補者たちの駆け引きと陰謀を描いたサスペンス。

 現ソウル市長で三期目当選を目指すジョング。
 
 しかし、対立候補は現職市長のマンネリと不正を突いて、支持率が上がっている。

 そんな中、ジョングの選対本部長のヒョスクと、ジョングがスカウトした広報担当のキョンは作戦を練っていく。


 大統領と並ぶほどの権力を持つというソウル市長。
 そのソウル市長選の行く末を描いた作品であるが、選挙戦では政策の訴えではなく、フェイクニュースを流したりと、相手の足を引っ張るようなことばかり。

 最初は、有利に選挙戦を進める対立候補に対し、新たに加わったキョンが驚くべき戦略でジョングを当選に導くような話かなと思っていた。

 実際は、お互いフェイクニュースを流したり、妨害工作、賄賂を使った買収など、クリーンとは程遠い選挙戦が繰り広げられる。

 しかも、ジョングの動きを注視しているのは、相手陣営だけでなく、自陣内の人物もいる。

 途中でクリーンな装いを見せるジョング。
 足の引っ張り合いをやめ、信念だけで闘うのかと思ったら、そこで思わぬことを起こしてしまう。

 もうそれからのジョングの言動には共感など一切持てないような展開。

 そんな中で、ジョングは市長選に勝つことができるのか。


 どっちもどっちの選挙戦。
 その一部始終を見ることになるキョンであるが、正直彼女の存在があまり活きていなかったような感じ。

 何かあからさまな妨害工作など、気分のいいものではなかったが、そんな中、選挙の結果とジョングの運命がどのようになるのか興味深い展開の作品ではあった。

/5

監督:パク・インジェ
出演:チェ・ミンシク、クァク・ドウォン、シム・ウンギョン、ムン・ソリ、ラ・ミラン、リュ・ヘヨン
於:シネマート新宿

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