和泉湯

ちょとばかり早めに仕事を切り上げた。

街は夕餉の支度の香りがする火灯し頃。
なんだか酒を飲むよりも、手足を思いきり延ばしたくなったので
散歩がてら近くの銭湯に行きました。

人工のラジウム泉だから温泉ではないけど、
これは帯状疱疹にもいいらしいのでラッキーです。

銭湯らしからぬお洒落な入口とロビー
でも、フロントに居るおじさんは、やはり銭湯の主人ぽい。
サウナは要らなかったので（別料金で500円もする）
入浴料の430円を払い、脱衣場へ。

銭湯なんて何年ぶりだろう…　30年以上ぶりかな？
スーパー銭湯や温泉はしょっちゅう行くけど、
いわゆる街の銭湯って行かないもんね。

温泉やスパ施設と違って、近所の人たちが日々利用してる感じ。
みんな家の風呂場がでっかくなっただけ～
って感じで、ロッカーも鍵あるけど、それも関係ないって気分。

スパ施設と決定的に違うのが、アメニティー系が常備してない事。
そうだよね、銭湯は石鹸やタオルやシャンプーって持参なんだよね。
40円入れて使うドライヤーも哀愁。それも１台のみ。

浴場は電気風呂とジャグジーまであって今風。
おお、なかなかいいじゃないですか！
おっかなびっくり電気風呂に入ったらすげぇ痺れて怖かった。
神経痛とかに効きそうだけど、感電しそうで長い時間は入れなかった。
ちょっと熱めのお湯にのんびりつかって手足延ばしてしあわせ。

しかし、ここのカランは押している時だけ出るタイプ。
だから必ず桶に水や湯を貯めてからじゃないと使えません。
なんか慣れていないので不便に思えてねぇ。
ま、これも銭湯らしくていいけど。

これで入浴料が200円くらいだったら毎日来るのになぁ～
と思ってしまいました。

風呂上がりは久々にデンキブランでほろ酔いになりました。
嗚呼、昭和が蘇る気分の宵でした。