居酒屋日記

Takeshi ORION Nishimori

石渡輝彦

2010年10月26日 | music


昨夜は原宿のクロコダイルへ行きました。

THE CARDINAL ROCKSのライブだったのですが、
ゲストギタリストに石渡輝彦氏の名前があったからです。

石渡さんのステージを観るのは30年ぶりくらいでしょうか…
わたしがまだ大学生で、ハードロックに目覚めた頃でした。
友人の誘いでライブハウスに通いはじめて、
毎回のように観ていたZONEというバンドがありました。

リズム隊が元OZの川上シゲ(B)&チャッピー武田(Ds)という最強の二人。
そのバンドのギタリストが石渡さんでした。
自分もバンドを始めたばかりで、持ち曲はすべてZONEのカバーでした。
あまりお話をする機会はありませんでしたが、
ステージの石渡さんからはたくさんの事を教えてもらいました。
ぶっちゃけ、心の師匠って感じです。
初めて必死でコピーしました。

ZONE解散後、数年して消息が掴めなくなり現在に至っておりました。

昨夜のライブはゲストに川上シゲさん、チャッピーさんも登場。
石渡さんがこの最強なリズム隊と共に再びステージへ!
ZONEの頃の情景が蘇る~
この感動は他のお客さんには無かったとは思いますが、
わたし、心は大学生に戻っておりました。

しかし、残念なことに、ゲストギタリストなので、
昔の様に爆音で弾き倒す事もなく、静かに淡々とストラトを奏でていました。
相変わらず、シゲさんのベースは爆音でうねりまくり、
チャッピーさんの還暦とは思えないパワフルなドラムと共に
分厚い音の壁を作り他のメンバーの存在をかき消す程でした。
この二人が音を出すと、どんな曲でも70年代のハードロックの音になってしまいます。
細かいアレンジをなぞるよりも、おおきな音のうねりと存在感!
インプロビゼーション的な展開に今時のバンドに無い魂を感じます。

次の機会には昔のようにこのリズム隊と石渡さんでのバトルが観たい!
と願ってしまいました。
ZONEの再結成は無理ですが、何か新しいバンド始めてほしいなぁ…

石渡さんは相変わらず寡黙で、足下には沢山のエフェクターが。
お元気そうでよかったです。再会に感動した夜でした。