信州気まま暮らし

日本の原付バイク事情と問題点

ホンダとスズキが原付バイクの生産終了するとのニュースに接する。

50ccエンジンでは排ガス適合が難しく縮小市場で開発コストも見合わないのが大きな理由のようだ。

原付バイク(50cc)の125cc化について日本もヨーロッパと同じように自動車免許で125ccに乗れるようになると誤解しているのは知人だけではないと思い今回は日本の原付事情と問題点について取り上げる。

EU二輪免許は排気量と馬力(出力)でライセンス区分されるが二輪はすべて路上教習が必須だ。ここが日本と大きく異なる。

近い将来、国内の原付バイク(50cc)は先ほどの排ガス適合などの関係で125ccエンジンを搭載するがわざわざ50cc並に出力を落とし現行の原付免許で乗れるバイクが登場することになるだろう。
新原付バイク(125cc)の免許の扱いは原付だから最高速度30km/hはそのままだ。

はたして原付1種(50cc)は必要だろうか。原付2種に乗るには小型自動二輪(以上)免許で実技試験が必要だ。
50ccだろうが125ccだろうが乗りこなす技量が求められるが原付は学科試験(自動車普通免許含む)のみというのは不可解だ。

そして厄介なのは追い越し禁止車線で原付をセンターライン黄線をはみ出して追い越し※すると違反となる。
信州のような田舎は片側1車線が多く道幅も狭い。原付がいくら左車線に寄っていても危なくて追い越しできない。追い越される側の原付も危ない。小生は16歳で原付免許を取得したが身の危険を感じ翌年小型二輪免許を取得しバイクも125ccへ乗り換えた(後に大型二輪免許取得)。

ちなみに軽車両である自転車を黄色センターラインをはみ出して追い越しても良い。※

原付(50cc)を軽車両扱いに法律を変更するかEU二輪免許のモペット(AM免許)と同じく最高速度45km/hとすべきでないかと思う。
後者の方が現実的だろう。

日本はモータリーゼーションの歴史が長いヨーロッパにもっと多くを学ぶべきだと思う。
だだっ広い米国は日本と道路事情が全く違うので参考にならないだろう。

※追い越し禁止の補助標識があると追い越し自体が禁止
※道路交通法 30条 より

















ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る