ZEVEX~行動する自動車環境問題NGO~

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

映画「RUSH」とコジマエンジニアリングのF1

2014年03月24日 11時08分19秒 | その他

「RUSH」という映画を観ました。モチーフは「フォーミュラー1」1976年シーズンのジェームス・ハントとニキ・ラウダのチャンピオン争いで、レース好きにはお馴染みの話と言えます。
大やけどから不死鳥の如く蘇って、最終戦の「日本グランプリ」で二連覇に挑むラウダの話は、当時の自動車メディアでも多く取り上げられていた記憶が有ります。当時の日本は少年ジャンプ連載だった「サーキットの狼」の影響からいわゆるスーパーカーブームで、京都在住の私でも、F1日本グランプリのニュースはTVで見た覚えが有ります。


けれども、1976年のF1日本グランプリと聞くと、私は別の物語を思い出します。それは私の地元京都から参戦したコジマエンジニアリング「KE007」の物語で、FISCOスペシャルな設計と幻のポールポジション、最終コーナーでのクラッシュ、奇跡の復活劇、と言えば、知っている人は知っている物語だと思います。グローバルなF1の世界のとてもドメスティックな物語ですが、個人的には非常に記憶に残っている物語なのです。
この物語の詳細は、当時コジマエンジニアリングのメカニックをされていた久保靖夫さんのブログに詳しいので、そちらを参照して下さい。
▢久保靖夫「車の神髄を求めて」
伝説の1976年F1日本グランプリ(前編)
伝説の1976年F1日本グランプリ(後編)
上記ブログの文責は誰かな?と思ったら、川原田剛さんというZEVEXもお世話になったジャーナリストさんで、集英社の「スポルティーバ」でJAF公認競技初の「EVジムカーナ」を取材して下さった方でした。

このKE007のデザイナーは現東京R&Dの小野昌朗氏と聞いていますが、氏は日本の電気自動車の先達としても有名で、ぺったんこなスタイルではありますが、日本初の四駆のEVだと思われる「IZA」も氏の製作によるものだったハズです。日本EVクラブの催事などで、私も何度かお会いしたことが有ります。

(現在の~2014年の~コジマエンジニアリング。昔はもっと間口が広かったような気がする。Google-mapで見ると隣が御実家のようなので、そっち側と一続きだったのかなあ~?コジマエンジニアリングのお身内と親しい知人が居るので、また機会が有ったら聞いてみよう。)

F1参戦後しばらくしてコジマエンジニアリングは自動車レースの世界を離れ、その後パワーボートの世界等で御活躍だと聞いています。20年くらい前は、京都市内にあるコジマエンジニアリングの近くを通る定期的な用事が有ったのですが、確かにパワーボートを積んだデッカイトレーラーが黄色い回転灯をクルクル回しながらコジマエンジニアリングに入って行くのを何度も見かけました。


(当時のF1漫画「赤いペガサス」の主人公もニキ・ラウダがモデルなんでしょうね。基本的には77年シーズンの話になってましたが)




 


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