サンタクロースがくれた？

ママンの外用の車椅子に
100円ショップで買ってきたサンタのオーナメントを
くっつけてみたー
可愛い、可愛いって、皆触ってくれるので
既に黒ヒゲのサンタ、入ってきたよ（笑）

ブログのお友達のかめこさんのところで
【サンタさん、信じてた？】
って記事読んで、思い出したよー。
私のサンタを信じなくなった瞬間・・・


私が幼稚園年長さんの時。
クリスマス会の日に、わが幼稚園にも、サンタさん来たる
まだまだサンタさんを信じていた私は
「昼間でも来るんだ」「ナマ・サンタ見るの、初めて！」
とか、可愛らしく、ワクワクドキドキしていた。

未だに忘れないんだけど、
ガラガラガラーっと、横にひらく戸を自分で開けて、
サンタクロース登場。
私の興奮はクライマックス！！サンタだよぅ！本物だよぅ！！

サンタさんが前を通った瞬間に、なぜか襟首に目が行った。

ん？
赤い服の下に、セーター着てる。
東海道線もビックリな、緑とオレンジのしましまセーター・・・。

見覚えあるサイケデリックなセーター・・・。


ママンのだ・・・。


実は私が年長さんになるのと同時に
ウチのママンはその幼稚園の先生になった。
幼稚園教諭免許なんか持っていないから、どんないきさつがあったのかは
未だに知らないんだけど、
とにかく、「先生」と呼ばれていて
その日はその東海道線セーターを着ていた。

その瞬間、私は全てを理解したね。

この世にサンタクロースはいないんだ。
オトナの作ったお話なんだ。





あの襟首から覗いていたセーターと、赤い服と白い襟のコントラスト、
まだはっきり覚えてるよ（笑）
あのセーター、多分まだ実家のどこかにあるんじゃないかな？
ママン、お気に入りだったんだもん。

家に帰ってから
「アレ、ママでしょ？」とズバリ言うわよ！の幼子ゼリー。
「ち、ちがうわよっアレはね、ママがサンタにセーター貸してあげたのよ」
なんてアタフタしてたよ、ママン（笑）

あれから私は、
大人の話は無条件には信じない、盛り上がらない、
とりあえず「ケッ」とか思う、
みょーにドライな子供になった。

そしてそのどこか冷めた性格は今でも続いている・・・
この性格、あの日、サンタがくれた
大きな大きなプレゼントだったのかもしれないね。

でも、割とキライじゃないよ


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