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ロードバイクとキヨシローと仏像が好き。
2017年春、念願の作業療法士になりました。

O・BO・E・GA・KI。 その3 まひまひ①

2014-04-28 01:28:09 | 勉強したこと
神経麻痺には2つの種類があります。

1.中枢神経麻痺
 中枢神経とは、脳と脊髄のこと。
 ママンみたいに脳卒中はコチラ。
 腱反射(膝の下を叩いたら、足がぴょこーんって上がるヤツ)がバシバシ出て、
 でも筋委縮(筋肉が痩せること)はあんまりなくて(廃用症候群は除く)、
 バビンスキー反射なんかもバシバシ出る。
 こちらは痙性麻痺。
 脳はいつも抑制性の指令(「止めなさいって!」って感じ)を出しているんだけれど、
 脳や脊髄の障害などでその指令が届かなくなると
 抑制制御がなくなって「いつまでもやり放題!やっほー!」
 という感じになる。
 筋肉を伸ばすと、脊髄からは「ちょっとー。筋肉伸ばしすぎ!縮もうよー。」
 っていう指令が出るんだけど、
 やり放題になると、筋が伸びていなくても
 「縮め!縮め!」っていう命令が出続けるから、がちんがちんに曲げて曲げての
 麻痺になってしまいます。
 これが痙性麻痺。

対して

2.末梢神経麻痺
 末梢神経とは、筋肉が痩せちゃって、腱反射もあんまりでなくてという
 弛緩性麻痺。
 
でも末梢神経麻痺は、筋力が付けばもとに戻るけれど(病気にもよる)
中枢神経麻痺は筋力の問題じゃないから(脳と脊髄が原因)、戻るのは難しい。

と言われてきました。

でも!

そこに出たのがiP〇。
i〇Sは自分の細胞の性質を、初期化してくれる細胞。
自分の細胞だからアレルギーは起きないし、拒絶反応もナシ。
ただ、核があって、それがガン化してしまう恐れがあるので、
その点を実用に向けて研究中なのだそうです。
(ちなみにスタッフー♪みたいな名前の細胞は、核がない!って言われてたので
 すんごく期待してたの。なので、医療関係者の方は
 肩すかし感が大きかったみたいです)
これによって
3年後にはパーキンソンが
4年後には脊損が
治る病気に変わりそうだと言われているそうです。(先生談)

なのでこれから「免疫系」の勉強が
リハビリの世界でも重要になってくるらしいです。

ちなみに
ちょっと前、NHKで特集をやって話題になっている「川平法」
これは、末端の筋肉(正確には腱)を刺激して、
「脳さん、脳さん、ココを使った時に働く大脳はココですよ」
と上行性(末梢から中枢へ)に学習させている。
逆に
「BMI」は脳を刺激して、正しい経路を自分でイメージできた時だけ、
動くべき筋を動かすという、下行性(中枢から末梢へ)の学習。

OTになったら、川平法を習う!!!

*******

う~~~~~ん。
説明するって難しいけど、
自分のあやふやな点がわかるな。
明日先生に質問してこよう。

今、私がざっくり理解してるのはこんなところです。
何せまだ学生なので
間違いがありましたらゴメンナサイ。
わかった時点で、すぐ修正させて戴きます。