今年のゴールデンウィークに、私は、家族揃って初めて「ひろしまフラワーフェスティバル」に行くことができました。「ひろしまフラワーフェスティバル」とは、毎年、ゴールデンウィークに開催される広島で最も大きな市民参加型のイベントで、市内中心部の平和大通りが歩行者天国となり、パレードやステージなどイベントのほか、屋台もたくさん出て、大いに盛り上がります(今年の観覧者はなんと170万人!!)。
広島県外出身の私は、毎年、帰省と重なるため、これまでは行くことが出来なかったのですが、今年は大型連休の恩恵を受け、帰省とフラワーフェスティバルの両方を実現することができました。
フェスティバルのフィナーレに、新旧のフラワークイーン(フラワーフェスティバルのシンボルとして毎年選ばれる女性)が、ステージで涙ながらに挨拶をされ、「原爆投下から70年間は草も木も生えないと言われた広島において、このような素晴らしいイベントが開催できるのは、平和であるからこそ」と、全員が「平和」をキーワードに感謝の気持ちを述べられていたのが、とても印象的でした。
翻って、我々の組合活動において、平和に関する行事への参加であったり、カンパの取りまとめを行うことがあり、これに対して「組合と平和がどう関係あるの?」といった意見が寄せられることがあります。
私は、フラワーフェスティバルに参加して、「日々の生活、仕事があり、その中で組合活動も行われている。この土台には、平和な毎日があってこそ」という想いを抱きました。その有難みに感謝しつつ、個人や組合などそれぞれの立場で、微力ながら平和に貢献する、ということなのだと理解しています。
結びに、原爆被害の惨禍を広く後世に伝え平和を希求する「広島平和記念資料館」において、2017年から行われていた本館の改修工事・展示整備が終わり、2019年4月25日にリニューアルオープンしました。広島にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
写真は、フラワーフェスティバル後、広島平和記念公園から見た広島平和記念資料館です。
【中国地本 Sugar】