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おすすめ本『交渉力』

2020-07-13 21:00:00 | 主張
こんにちは。東北のヤスです。
今回の投稿は現在の任期(地本書記長)では最後の投稿ですので、長めの投稿となることご容赦ください…。

役員を2年務めさせていただき、いろいろと苦労したことがありましたが、振り返ってみると「交渉」は本当に大変でした…。
このブログにおいては、その苦労話をつらつらと書くつもりはなく、“交渉”という言葉にひかれて読んだ本のご紹介です。

それは、橋下徹氏が書いた「交渉力」という本です。
(PHP新書、税別900円、全227ページ)

この本によれば、交渉は大きく分けて2つに分かれるそうです。
1つ目は「敵対的交渉」、2つ目は「協調的交渉」とのこと。
内容については、その名があらわすとおり、前者の「敵対的交渉」は橋下氏が弁護士時代に経験した多くの交渉事であり、一言で言えば「ケンカ闘争」のことです(不当な要求を拒んだり、こちらの要求を飲ませたりするもの)。
トランプ大統領の交渉事項の多くもこちらにカテゴリーされるそうです。

一方で、「協調的交渉」は一言で言えば、“win-winの関係を作り上げるもの”であり、知事になってからは(それこそ知事と労働組合との交渉においても)こちらが主体となったそうです。

さてさて、我々、全財務労働組合の交渉はどちらに分類されるのでしょうか?

あくまで私の個人的見解ではありますが、全財務労働組合の成り立ちやら、これまでの諸先輩方が当局側と築き上げてきた良好な労使関係をみても、全財務労働組合の交渉は「協調的交渉」ということになるのではないでしょうか?
(交渉事項の1つ1つを分類していくのであれば、要求内容からみて、「敵対的交渉」”寄り”になるものもあるかもしれませんが、全般的に捉えた場合は「協調的交渉」になるのではないかと…)

それでは、組合員の方々が組合側に対して求める交渉はどちらでしょう。。。
「”敵対的交渉”こそが労働組合の交渉だ」とお考えの方も、中にはいるかもしれませんね。


さてさて、この本では、交渉をまとめるための様々なノウハウが書かれており、労働組合の交渉にそのまま当てはめることができないものであることは最初に“おことわり”しておきますが、一社会人の読み物としてみれば示唆に富んだ本でございました。

いくつかこの本で書かれていたことを紹介しますが、交渉成功のポイントを1つ挙げるとすれば、それは「自分の要望の整理(要望の優先順位付け)」であるというのが橋下氏の見解です。

その他、この本の中でいくつか自分に“刺さった”内容を書きます。
「交渉とは結局のところ、自分の要望を1つ叶えるために、相手に1つ譲歩のカードを渡す交換行為だ。こちらの要望・譲歩の数と、相手の要望・譲歩の数が釣り合えば交渉成立となる」
「あれもこれも獲得しようと思ったら、交渉はうまくいかない。『絶対に譲れない要望』と『譲ってもいい要望』に分けて、優先順位付けをしなければならない」
「譲れば譲るほど、部下や上司、同僚などから「弱腰だ」とか、「譲りすぎだ」と批判を受ける。それでも、一番重要な獲得目標を得るために交渉をまとめなければいけないから、批判を受けることを覚悟して、捨てるものを決めなければならない。だが、交渉がまとまりさえすれば、重要なものは得ているわけである。」

ほんのわずか、しかもこの本の冒頭部分に書かれたものを中心にご紹介しましたが、“刺さる”言葉はありましたでしょうか?
(本文中には橋下氏が経験した具体のエピソードが多々あります)

この本を読んでからというもの、日々の仕事をしていく上で、また家庭での子どもとのやり取りでも「こちらの言い分ばかりを頑なに言い続けていないかなあ」とか、「相手は何を優先しているんだろう(何を譲れないんだろう)」といったことを意識するようになりました。


ということで…、最後は組合の話からは逸れた感もありますが、『交渉力』おすすめですよ~。
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1 コメント

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交渉といえば (ミク@♂)
2020-07-16 18:22:51
2年間書記長お疲れ様でした。
身近な交渉と言えば、家電製品等を量販店で購入する時に行う値段交渉を思い浮かべます。
まとめ買いするから安くしてとか、他店ではこの値段だからこれより下げてとか、現金で買うから安くしてとか店員との駆け引きは、まさしく交渉かと。
時々、購入そっちのけで、ゲーム感覚で楽しんでしまいます。

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