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「今日は、昼食会があるから、ぜひおいでくださいな。」
ということで、三ケ島は和ケ原の地域サロン「ふれあいの家 わかさ」に伺いました。
場所は、和ケ原商店街より50mほど東へ行ったところ、セキ畳屋さんの近くの年季の入ったアパートでした。
「北秋津 ふれあい会 の次に、私たちの ふれあいの家 わかさ が始まったのよね。」
と代表の山根さん(昭和8年生)。(北秋津ふれあい会 もそんなに昔からの活動だったのか! とビックリ)
昭和55年から活動をされていて、空き家を貸していただいたり、アパートに引っ越したり。
この場所で3か所目となるそうだ。
(地域サロンの制度は県が補助を作ってまだ日が浅いh21~だ。昼食会は1回につき2000円(上限×4回/月まで)市から。
総活動費補助は社会福祉協議会から2/3支給(上限20万円)されている。
もちろん、昭和57年ころは制度もなかった、が、市から家賃は全額補助で援助されていたと聞いた。
まず市民の活動があり、自治体にもそれを支える力があり、制度もないし、普及もしていなくとも、
そういう世の中のいろんな面での豊かさが、まだ昔はあったのだろう。)
支え手の方々も亡くなった方もおられるし、また、お体を悪くして引退された方々もおられるという。
メンバーも拠点も変遷しながら38年間地域のお年寄りのよりどころとしてみんなで活動されてこられたのだ。
(活動拠点の変遷 和ケ原→若狭→和ケ原)
さて、
玄関に入るとすぐ台所で、その奥の南に面した2つの居間にはおいしそうなお料理がならべられ、
参加者の皆さんが15人くらいだろうか? いただきますを待っておられた。
早速仲間に入れていただき、
楽しく話しながらおいしいお昼ご飯を頂いた。
「みんなで食べるってのは、やはりいいものですね。」
参加者の皆さんも普段はきっと、おひとりでの食事でしょうから このひとときを楽しんでおられるよう。
参加者のお一人、紅一点ならぬ唯一の男性、伊藤さんにうかがってみると、
昔は男性二人で来ていたが亡くなられてしまった、 伊藤さんは昭和8年生まれの86歳、戦争時は満州の牡丹江に住んでいて、家族ばらばらで九州まで帰ってきた(親は子供2人までしか帯同できないきまりだったので、4人兄弟の上2人は、別に帰らねばならなかった)、兵隊さんのほうが先に逃げてしまった、今日は午後からは東京まで社交ダンスに行く。
周りの女性陣からすかさず 「 伊藤さんはいつもおしゃれなのよね 」と言われる。
確かに皮の上着にマフラーを施し、オシャレである。
「 プロではないが プロに近い腕前には違いないねぇ。」
ふっと笑みがこぼれた。
美容師をされていた女性も来ていて、これからここで参加者のおひとりのヘアカットをして差し上げるのだそうだ。
この方60歳代とのことだが、どうも40歳代にしか見えない。
前に美容室を経営していたが、今は閉めているとのこと。
美容室を改造してボランティアでカットなどするように場所にできないかしら、との相談を受けた。
そりゃいいわね~、とみなさん。
代表の山根さんいわく「昔は週一回昼食会を開いていたけど、今は月1回。みんな年取って無理がきかないの。」
(ここでもボランティアの高齢化が問題になっているのだ。どこも同じだ…)
すかさず参加者の方が、それに補助金も減っているんでしょ、と弓を弾く。
うわっ、矢がこちらに来るぞ! 補助金減ったんだっけかなぁ、と考えていると、山根さんがそっと話題を変えてくれて、助かった。
美容師さんは「後継者って言ったって、60歳台はみんな働いているのでねぇ。」と付け加える。
そうだ、そういう理由で、今、
子育ても、地域育て(自治会など)も、ボランティア活動(福祉団体など)も、みんな後継者不足であえいでいるのだ・・・。
楽しい会話の中にも身につまされる話題ありで30分、あっという間に時間は過ぎて、役所に帰らねばならない時刻になった。
帰り際に東狭山ヶ丘にお住いの参加者から
「できれば近くにもこういう取り組みがあってほしい。
こういう取り組みをみんなに知らせ、行ってみたいな、やってみようかな、
という人を増やしてほしい。」
と要望を受けた。(そうしたい)
ふれあいの家 わかさ 温かい人とおいしい食事と楽しい会話、そして、あたたかなアパートで、
自分は久しぶりに親に遭ったような気持ちになって 幸せに包まれたのでありました。
皆さんお元気で。健康で!
今日の食事は ごはん けんちん汁 酢豚風肉団子 ポテトサラダ 卵焼き 黄金キウイ入りヨーグルト
食べ終ってからハイ、ポーズ。(お料理が写ってなくて、スミマセン!!)
参加者やボランティアさん
参加者の皆さん
こちらはみんなボランティアさん
私の隣が現代表 山根さん 来年3月には引退されて代表はそのお隣(奥)の方に
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