つぶやき、或は三文小説のやうな。

自由律俳句になりそうな、ならなそうな何かを綴ってみる。物置のような実験室。

祈りと叫び

2017-06-21 12:17:31 | 文もどき
今朝、歯を磨きながら不意に気がついた。
堅忍不抜という言葉は、自らも血を流す覚悟があることを前提に成り立っているのだ。
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真っ暗な穴の底で
祈っても叫んでも声は届かない。
そもそもここが底なのか。
上も下もない暗闇の中だとして、
小さな光が希望に見えることはあるのだろうか。
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かならず時は来る。
やまない雨がないように、
明けない夜がないように、
ひとの心に光さすときも。