ぼちぼちいこか。一緒に歩こう!

LDとアスペルガーのボーダーの息子と共に歩いている母の日記

かなしくて悔しい

2011年11月22日 | 仕事のこと
今日、利用者さんのご家族から手紙をもらった。
もう、5年近くなるお付き合い。
この家族はともかく次から次へと命に関わるくらい大変な事が何度も起こり
やっと落ち着くと、次のトラブルが起こる・・・
大から小までよくもこんなに次から次と・・・
ともかく5年間、何度「どうしよう~」の電話をもらってご自宅へ走った事か・・・
その度、何とか乗り切って来たので、最近は大変な事が起こっても
必ず何とかなるって、開き直った自信まであるくらいだっ

明るい家族だったし、頑固者のお父さんだってホントは誰より怖がりだし
料理はしたくない~って言うお母さんも毎日コツコツ自主トレを欠かさないまじめさのある人だった
すごく深刻な状態の生活でも、笑顔と笑いの絶えない会話になってしまう不思議な家族
ただの利用者さんと思えないくらい近くて、心配で、守りたい存在の人達・・・
でも実は、ずっと恐れていた。
いつか、その日が来る・・・その恐れがずっと心の片隅にあった

その恐れていた日が来てしまった。
持病を抱えて両親の介護を続けていた娘さんが倒れ入院
しばらく夫婦二人で生活しないといけない
今までも訪問介護を連日使い何とか生活してきたけど、
これからどうサービスを組めばいいのか・・・?
急場をしのげばいい、と思いつつ、最悪の未来を考えてしまう
その事を少しずつ本人や家族にも考えていってもらわなくてはならない
その事をどう伝えていくのか、誰が、いつ・・・

そんな時、娘さんから手紙を頂いた
きれいな字で、今までのお礼と、今の状況、そして両親の事
自分が不在の間何とか生活できるように細かく書いてある
そして、退院したらまた、よろしくと明るく書いてある
何だか読みながら泣けてしまった
娘さんと同じようにいろんな事を思い返した
そして、この先の事を思うと、かなしくて悔しい
本当にどうしてこんなにも次々と、この家族にこんな残酷な試練を与えるんだろう
この家で夫婦二人で何とか今の生活をつづけられればいいだけなのに
「ずっと見捨てずケアマネでいて下さいね」って言葉に胸が詰まる
この家族の明るい未来を描きたい
描けますように

最新の画像もっと見る

コメントを投稿