庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

パフィオペディラムがついに咲く。クリスマスプレゼントこそ最高の贈り物

2021年01月01日 | 庭の花たち

12月31日ついにパフィオペディラムが咲きました。

2018年1月末に購入した時の花と比較するとまだ黄色い部分がかなり緑色がかっています。少しずつ緑色が抜けてまっ黄色に変わってゆくと思います。この時は格安でしたのですでに開花してから日数が過ぎていたのでしょう。

12月30日、撮影条件は違いますが1日前の花色はさらに緑色がかっています。開花後は日に日に緑色が薄れてゆき黄色が濃くなってゆくものと思います。
この花の名は当時の名札によりますとPaphiopedilum Lime dawn(パフィオペディラム ライムドーン)と言います。Lime(ライム)とはレモンに似た柑橘類です。雑草はまだ見たことがないのですが、レモンによく似ていてレモンよりやや小型だそうです。dawn(ドーン)は夜明けですから、花の色が夜明けのライムのような爽やかな色をイメージして名づけられたのかなと思います。


前回12月19日は花弁の先端の白い部分が見えてきて、苞に包まれている部分が伸び始めていることに気づいたところまででした。

12月20日 苞の部分を見てみると花径がかなり太っています。この太い部分は子房と思います。花より下に子房があるので子房下位です。よく見るチューリップや梅の花などは子房が花の中にある子房上位です。パフィオなどは子房下位でした。

12月21日 毎日晴れの日が続くので、陽のあるうちは縁台の上において元気に丈夫に育つようにこころがけていました。
それでも陽が落ちると急に冷えてくるので注意が必要です。

12月22日 もう偕楽園では紅梅が最多はずだと思い偕楽園の拡張部、田鶴鳴、猩々、窈窕梅林を見てきましたら4本ほど紅梅が咲いていました。今シーズンは11月中下旬に最低気温が零度以下になることがないまま12月中旬になってしまい、梅の開花が遅れていました。ところが12月16日から北陸などで大雪になる寒波が襲来し、寒くない初冬が急に真冬並みの気温になったのでもしや梅が開花したのではと思ったからです。
紅梅の最初の開花確認は11月29日だったそうです。この時は1本だけで、気温が1℃ちかくまで下がったことがあり、そのことが咲くか咲かないかの瀬戸際で、1本だけ咲いてしまったということと思います。このように今冬の初めは極端に寒い朝が無かったので、パフィオにはよかったのですが、突然の寒波には緊張しました。

12月23日パフィオの簡易温室
ちょうど良いタイミングで、家内がマットレスが硬いというので交換してもらいました。この時マットレスを梱包していたポリ袋を業者が持ち帰らなかったので、簡易温室を作りました。室内でも5℃以下になる我が家ですから寒がりのパフィオにとってはどんなにうれしいことだったか結果はすぐに現れました。

12月24日 日中は簡易温室に入れて日に当てておいたところ、蕾が急に大きくなってきました。パフィオへの素晴らしいクリスマスプレゼントになりました。

12月24日 クリスマスイヴ礼拝
ちょうどその夜はクリスマスイヴ礼拝でした。初めてのYOU TUBE配信による家庭に居ながらの素敵なイヴ礼拝に参加しました。

12月25日 今日も晴天です。温かい日差しが温室の中にたまってとてもうれしそうなパフィオです。

12月25日の午後、ついに花弁が開き始めました。北風と太陽のお話しのごとくです。

12月26日 白い花弁が開いて、中から両側に開く花弁がよく見えるようになりました。

花の構造は下から順に 1苞 6子房 2下萼片 3背萼片 4側花片 5唇弁(スリッパ状) そして唇弁の奥の方に雄しべ、雌しべなどがあるのですが、これは仮雄ずいに隠れて開花しても見えにくいです。ということで白い花弁は背萼片といい、両側に開く花弁は側花片というそうです。

12月28日 スリッパが見えてきました。
Paphiopedilumは パフィオ=ビーナスとペディラム=サンダルのことです。
  唇弁の形がビーナスのサンダル、スリッパに似ていることからつけられた名前です。

12月30日 ついに大きな花を咲かせることができました。
クリスマスプレゼントこそはパフィオにとっても私たちにとっても、この世で最高の贈り物なのですね。


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