座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

臓器提供の意志

2018-09-15 | おしゃべり
新しい健康保険証が届きました。

住職も私も、ずっと国民健康保険です。

裏には、こう書かれています。



※ 以下の欄に記入することにより、臓器提供に関する意志を表示することができます。

  記入する場合は、1 から 3 までのいずれかの番号を 〇 で囲んでください。


1, 私は、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植の為に臓器を提供します。

2, 私は、心臓が停止した死後に限り、移植の為に臓器を提供します。

3, 私は、臓器を提供しません。

《 1 又は 2を選んだ方で、提供したくない臓器があれば、× をつけてください。》

                   【心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球】






保険証の裏に こういう欄ができてから、何年になるでしょう?

私はいつも 1 に丸をつけて 本人署名の場所に署名し、
家族著名の場所に 住職に名前を書いてもらっています。



こういうのができて、
ああ、これで 臓器提供が進むなぁ、
と嬉しくなった事を覚えています。





けれど、果たして どれくらい進むのでしょうか?

特に
本人が臓器の提供を望んでいて
家族が了承してサインしていたとして、

いざ 本当に その時になって

機械によって息をさせてもらっているとして

呼吸音のする人、触ると温かい人の

機械を止めて その身体を切り刻んでいいよ、と

本当に言えるでしょうか?



まあ、脳死の判定には 間違いがないと仮定して、
それでも 家族の心は 揺れ動くのではないでしょうか。

覚悟は決めているつもりでも、
揺れ動くのが当たり前ではないでしょうか。





こういった動きが本格化して、
臓器移植が増えたのは 確かな事でしょう。

その恩恵を受ける人も 少しは増えているでしょう。



私の場合、
いざとなると、
どうするか、どうなるかは、わからない。

わからないけど、私は 今年も 1番に〇を付けて
住職にサインを加えてもらいました。





          
          鐘楼の南に 工夫を凝らした焼却炉を設置中。
          オリジナルデザイン(?)です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿