2015.09.22(火)は、鳥海山に登ってきた。
今回は、湯ノ台コースを往復。
山はほぼ2か月ぶり。
体はすっかりなまってしまっていて、これまでのサボりを反省させられた。
※ 一部、画像の大きなものがあります。
※ 昨年の同時期に矢島口から登った様子は ⇒ こちら
シルバーウイークとかいう連休のため、現地に向かう道も山も混雑しているだろうとは思いつつも、やはり天気の良さには抗えない。
せっかく遠出するので、今回も2つの山を巡ってくると家の者に一応の計画書を渡して家を出た。
*
渋滞を避けるため、夜遅くに自宅を出て、国道48号~13号~47号を通り、戸沢村の道の駅『とざわ』に到着。
ここで仮眠をとるつもりだったが、あいにく一般(小型)用の駐車場は満杯状態。
(大型車用は開いていたが、そこからはトイレ棟までは少し離れている。)
時間に余裕がないわけでもないので、遊佐町にある道の駅『鳥海』まで行ってしまうことにした。
道の駅『鳥海』も、車中泊の方々でほぼ満杯。
かろうじて端があいたので、こちらとしては助かった。
しかし、仮眠どころか寝過ごしてしまい、朝5時を回っていた。
急ぎ身支度を整え、すぐ近くのコンビニで朝・昼食を調達。
登山口の湯ノ台に着いた時(6時)には、駐車場はいっぱいになってしまっていた。
ここの駐車場は、数多く停められるようにとの配慮からだと思うが、1台あたりのスペースがやたら狭い。
車の乗り降りには、隣りの車にぶつけないよう十分に気を付けなければならない。
※ 登山口までの距離、道の駅近くにコンビニがあることなどから、『とざわ』で仮眠することなく『鳥海』まで来たのはベターな選択だった。
湯ノ台の駐車場には次から次に車が上ってくる。
道の路肩に数珠つなぎのように停められていく。
歩き出しの道は、石畳。
道の整備状況を見て、やはり百名山ともなれば違うものだと感心したりした。
(登山口)
(きれいな石畳)
(立派な渡り橋)
下山してくる方々がいるのでどうしたことかと思っていたら、昨夜は小屋に宿泊したのだという。
なるほど楽しみ方はいろいろあるものだ。
すぐに『滝の小屋』に到着。
▲滝の小屋
(滝の小屋から見上げる外輪山)
次の『河原宿』までの道は、大岩だらけ。
(往きはさほど苦にならなかったが、下山時はシンドクなってしまった。)
(寝転んで遠くを眺めるマウンテンゴリラのよう)
『河原宿』には真新しいトイレ棟が設置されていた。
(中に入らなかったので、内側がどのようになっているのか私は知らない。)
ここから見上げる外輪山方向の眺望は絶景。
雪渓も残っている。
(下山時に、スキーを楽しんできたという方に出逢った。)
緩やかな斜路を、リンドウやアキノキリンソウなどの花を眺めながら行く。
(アキノキリンソウがきれいな斜面)
▲ウサギギク
”産卵しているカニ”を想起させる沢を越すと、いよいよ薊坂(あざみざか)。
傾斜がきつくなる。
(少し上った所からの景色)
(湧き上がる雲の流れ)
美しい前後左右の紅葉の景色は、気持ちを軽くさせてくれる。
(こちらもゴリラよう)
伏拝岳(ふしおがみだけ)、行者岳、七高山への稜線には、けっこうな数の登山者。
稲倉岳の方角に目をやれば、その手前の道には鉾舘コース等を来たこれまたたくさんの人の列。
(稲倉岳と画像の下部の道には列をなす登山者)
新山がドデーンと座り、右には断崖の外輪山。
圧巻の眺望といっていい。
▲新山と七高山の外輪山
そうこうしているうちにガスが湧き上がり、見る間に覆われてしまった。
七高山に到着した時には、周りは見えないほど。
かなりの人がいたが、誰も映り込まないタイミングを見計らい、山頂の写真を撮ってすぐに退散。
▲七高山山頂
今回は、もとから新山に登るつもりはなかったし、仮に行ったとしてもこのガスでは何も見えないだろう。
それにあの狭い山頂にそれこそたくさんの人々が押し掛けるのだから、順番待ちもかなりのものになっていたに違いない。
百宅口(ももやけぐち)分岐まで戻り、清掃登山記念碑の裏で風をよけて昼食。
その後、少し青空が戻ってきた山頂方向を心残りに見やり、下山。
(左の断崖には登山者がいる。こうしてみると危険な場所に思えてくる。)
(ガスがとれた新山と七高山)
河原宿から滝の小屋までの下りは辛く、時々休憩しながらとなった。
駐車場戻りは14:40。
明日は、月山に登る予定。
次の車中泊の場所となる三川町の道の駅『庄内みかわ』に移動。
ここ『庄内みかわ』は、とてつもなく立派な複合施設『いろり火の里』と一体になっている。
『なの花温泉 田田』で入浴。
フロント脇の食事コーナーは夕方5時半からオープン。
余所よりは量が多いと思えるカツ丼とザルそばを平げてしまった。
こちらも車中泊が大勢いた。
それこそ100台などというくらいのものでない。
見上げれば満天の星。
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