旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

いずれアヤメかカキツバタ

2006-06-04 00:44:54 | 花鳥風月




 世に“早起きは三文の得”と言う諺(ことわざ)があるが、今朝はそれにあやかろうと散歩に出た。

 昨日の夜は晩酌を少々飲み、その後テレビを見ながら朝までごろ寝をしてしまったし、日ごろ運動不足を痛感していたので、「この際だから」と思い立った次第。

 6時に家を出て、団地の外回りを賀茂神社経由で半周。途中でキョロキョロと景色を見回し、植木屋さんでは展示してある庭木を覗いて見たりと、いたってのんびりとした散歩になってしまった。所要時間は約50分。

 これでは、“三文の得”ならぬ内臓脂肪3匁(3.75g×3=11.25g)の減量など到底無理な話。

 それでも、朝の清涼な空気は味わえた。加えて、“アヤメ”だか“カキツバタ”だか区別はつかないが、道端に植えられている花も楽しめた。「こうして立ち止まって見ている風流人もそう多くはいるまい」などと自惚れも沸いてくる。

 とはいえ、“アヤメ”だか“カキツバタ”だか分からないようでは情けないと思い直し、家に着いてから、昔買っておいたNHK『趣味の園芸』を開けて見た。
  ※昭和56年(西暦1981年)6月号。それにしてもよく捨てずに持っていたものだ。

(以下の~は、そこからの引用。一部は略)
 ~一般に虹の花として親しまれている『アイリス』類は、アヤメ科アヤメ属の総称で、北半球の温帯地域に広く自生し、約180種あるといわれています。わが国にも、ノハナショウブ、アヤメ、カキツバタ、シャガなどの原種が7種あります。~

 ~カキツバタ:日当たりのよい水湿地で育つ。ハナショウブ:日当たりのよい湿地を好む。アヤメ:日当たりのよい畑地のような土壌を好む。ジャーマン・アイリス:日当たりがよく、排水のよい乾燥地を好む。~

 ここにきてまた混乱。見た花が、カキツバタやハナショウブでないことは分かっても、アヤメかジャーマン・アイリスかの区別がつかない。

 それはそうとして、わが国には、美女を例えて言うに“いずれアヤメかカキツバタ”というのがあるが、ジャーマン・アイリスも加えると、一層グローバル感が増しそうだ。

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