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旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

和渕山・神取山・旭山(宮城県)

2014-04-12 23:11:44 | 宮城県の山
4月10日~12日は、大崎市鹿島台で東北最大の互市が開催。桜の名所の旭山(石巻市河南)もついでに登ってこようと出かけてきた。もう一つの欲張りは、伊達政宗の命により川村孫兵衛が北上川の拡幅を行った和渕山(標高:173m)と神取山(かんどりやま 標高:56.2m)を再訪すること。

和渕神社の鳥居前に駐車(6台ほどのスペース有り)。
神社にお参りを済ませ、左手の杉木立の道をさっそく山へ向かう。













開けた場所に出た。
正面には、剣をかざした妙見大菩薩の石碑が鎮座。
そのすぐ右手には、とぐろを巻いた蛇2匹の石の置物。
(和渕神社は蛇除けの神様でもあるらしい。)
スイセンの花がやけにきれいに咲いている。
それを横目に東の道を進む。





送電線の鉄塔脇を上って行く。





▲桃生地区側の眺望(手前の川は江合川。この右手すぐの地点で北上川と合流する。)


エンレイソウの群落。



▲今年初めて見るエンレイソウ


刈りはらわれた道。





さらに進むと急斜面。





少々軟弱な地面なのでずり落ちないようにして登ると、三角点のある場所に到達。
眺望はまったくダメ。
すぐに撤退。



▲三角点


(補記)
神取山には以前登っているので、今回は省略。(※画像はいずれも2010.12.17撮影)






▲神取橋


   *

旭山(標高:174m)に向かう前に、深谷山一心院箱泉寺(しんこくざんいっしんいんそうせんじ)の駐車場に車を置かせてもらい、境内を拝観。
この寺は、由緒書によれば、「慈覚大師が貞観年間に開基したと伝えられるが、一説には大同2年(807)といわれる。」とされている。
※ここの駐車場はかなり広い。





▲天然記念物の老杉と銀杏


表参道を下り、いよいよ旭山へ。

しかし、東北自然歩道『新奥の細道』コースだというのに入り口が分からない。
それもそのはず、案内標柱は根元から腐って倒れていた。





気を取り直して道を行くと、これまた迷ってしまい民家の庭先に出てしまった。
その家の裏の畑に登山道らしきものを見つけ、辿ってみることにした。
これが正解だった。

杉木立と少々荒れた竹林の道を歩く。





分岐点に出た。
それを左(南方)に進んでいくと、桜並木が出現。
このあたりはまだ固いツボミの状態。
旭山山頂はもうすぐだ。





三角点を確認し、大きな平和之礎碑、朝日山計仙麻神社(あさひやまけせまじんじゃ)と回って山頂からの眺望を楽しむ。











(右は上品山)




桜の名所の開花もあと数日か?

せっかくここまで来たのだから、旭山観音堂まで行ってみることにした。



▲旭山不動尊跡(高福寺へ移転したとある)


▲桃太郎神社



観音堂は木立に隠れてあまりよく見えないのが残念。
国宝級だという堂内の観音像を拝見。





▲旭山観音堂


▲聖観音像


▲マムシグサ?


後は、来た道をひたすら戻り、箱泉寺(そうせんじ)へ。

  *
東北最大級だという鹿島台の互市(たがいち)は、大変な人出。
本日が最終日かつ土曜日だからなのだろうか。
鎌田記念ホール前の大駐車場に車を置き、シャトルバスを利用することにして列に並んだが、時間がかかりそうなので徒歩で会場に向かう(10分程度で到着)。





狭い通りは、両サイドに店が並ぶ。
どうやら出店者は全国各地から来ているようだ。





私の互市イメージは春の農繁期に備えた苗や農作業用具、生活雑貨が並ぶものだが、こちらは違って露天商が連なる縁日の祭りのごときもの。
わらじ村長鎌田三之助翁が村内の14社を1社に合祀した際に殖産興業として始めたこの市の在りし日が、懐かしく、そしてちょっぴり悲しく思えてならない。





わらじ村長鎌田三之助翁に関しては ⇒ こちら をご覧ください。


※今日歩いたコース



▲和渕山


▲旭山(県立自然公園)






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