枚岡教会(日本基督教団)の牧師のブログ

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アーモンド

2019-03-19 | 教会の出来事


教会にアーモンドの木があります。
聖書に出てくる植物です。
今も、イスラエルの国ではよく見かけます。
薄いピンクの花で、桜の花とよく似ています。


アーモンドは、礼拝所のろうそく立ての飾りに使うように定められていた植物です(出エジプト記)。
ずいぶん古くから、聖書の人々には、なじみのものだったようです。

旧約聖書に、エレミヤという人が登場します。(エレミヤ書)
神さまの言葉を人々に伝える預言者として活躍した人です。
しかし、預言者の仕事を始める時、彼は不安でした。
自信がなかったのでしょう。

エレミヤと神さまとのやりとりが、聖書に書かれています。

主の言葉がわたしに臨んだ。
「エレミヤよ、何が見えるか。」
わたしは答えた。
「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます。」
主はわたしに言われた。
「あなたの見るとおりだ。わたしは、わたしの言葉を成し遂げようと見張っている(ショーケード)。」

アーモンド(シャーケード)という言葉は、神さまが「見張っている」(ショーケード)という言葉と似ています。
「見張っている」というのは、怖いことではありません。
「ちゃんと見ている」ということです。
「あなたのことをちゃんと見ている…、見守っているよ…」ということです。
そう励ますために、神さまは不安だったエレミヤにアーモンドを見せました。
アーモンドの木は、神さまが見守っていてくださることを思い起こすものです。

春になり、新生活が始まる人もいます。
何かと不安な人もいることでしょう。
「神さまがちゃんと見ていてくださる…」
神さまを信じることは、進み出す勇気が出てくることです。


コメント
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