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何かをせねばの思いで、3万人超の憲法集会に参加!

2015年05月06日 | 政治・社会
 



5月3日は68回目の憲法記念日。
横浜の臨港公園では「平和といのちと人権を!5・3憲法集会」がひらかれました。今年は特に、今までにない憲法の危機ということで、3万人を超える人々でびっしりでした。こんなに大勢の集会は久しぶりで、それだけ危機感が多くの国民に広がっているという思いがしました。
何しろ、余り集会に参加しない私でも、何かをしなくてはという思いで、午前中は孫の面倒を見て疲れた体で参加したのですから。

俳優の木内みどりさんの明快な司会で、雨宮処凛さん、大江健三郎さん、澤地久枝さん、樋口陽一さん、樋口恵子さん、香山リカさんなど世話人が、憲法が安倍自公政権によって壊憲されようとしている緊急事態について発言されました。その後、政党として、民主党、日本共産党、社民党、生活の党(山本太郎となかまたち?)の代表が発言しました。

続いて、沖縄からの報告があり、女性たちが朝から座り込みなどの運動を始めていること、本土と沖縄との連帯で政権の無法な行為を許さない運動にしていかなくてはならないとの訴えがありました。遠くへ帰る人もいたのでここで引きあげましたが、このあと、青年たちのリレートークや歌手のクミコさんによる歌などがあったようでした。
 
***発言から***

・大江氏は、アメリカで安倍首相が戦争する仲間になるといったことに、国民は承認しないことなど。

・憲法学者の樋口氏が沖縄基地反対集会での菅原文太さんの「政治の責任は国民を飢えさせないことと、 戦争をしないことだ。」という発言を紹介。また、立憲主義を知らない人たちが憲法を変えようとしていると批判。

・香山さんは、日本中が今の政権の作り出している閉塞感で、ヘイトスピーチがあふれていること。ネット上にそれがひどく、韓国、中国だけではなくついにはアイヌの人にまで矛先を向けている。憲法の人権をないがしろにする差別の拡大がみられること。

・樋口恵子さんは、九条だけではなく、国民の権利がさまざまな面で侵されていること、国民の声を無視して「粛々と」政治をする政権は国民の痛みに鈍感になっていること、集団自衛権の約束などに七億円を使って首相たちは海外に行っていることなどだまされてはいけないと訴えました。

・各政党は、民主党の長妻氏が立憲主義が分かっていない安倍政権と批判、共産党の志位氏は戦争立法に反対の一点で思想信条の違いを越えてすべての勢力が力を合わせようと訴えました。

*一方で、憲法改悪をすすめる自民党、維新の会、民主党(民主党は両方に参加?)などは、900人規模の集会を開き国民の間に改憲の必要を広く訴える方向で進めると言います。これからマスコミなどを使って、一層の危機をあおり、「権力をしばり国民を守る憲法」を、権力にとって都合のいい「国民をしばる憲法」にする宣伝が強まるのでしょう。

 九条だけではなく、今日の言論・思想の自由などの人権が憲法によって実現していること、それを侵すのが権力であることをどこでも広く話していくことが必要ですね。
 
 憲法でも、今日のような事態を想定しているのでしょうか、第12条で「この憲法が国民に保障する自由及び権利は国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」と謳っています

 権力を規制し、国民の権利を保障している憲法を、狡猾な政権によってだまされないような知識と知恵と勇気を出し合いましょう。



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