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NHK、今度は政権にそわない部局を解体へ? 

2019年02月26日 | 政治・社会
 NHKの人事を政権寄りにして政権批判をさせないようにしていると言われていますが、今度はそれを徹底させるつもりではないかと言われることがスクープされて問題になっています。
 このスクープは「週刊ポスト」で、これを各誌が追って、NHKが異例の釈明をするということになっています。これらの情報をみると政権の数に物を言わせて不正なことが横行している事と符合します。
 
 同誌を読むと、まず権力の人事で支配したというのは、首相の家庭教師だったという本田勝彦氏はじめ、百田尚樹氏、中島尚正氏など安倍首相に近いという人がNHKの経営委員にがなり、あの籾井勝人氏が会長になり「政府が右といっているのに我々が左というわけにはいかない」発言をするほどになりました。
 また安倍政権に近い政治部出身者が出世したり、安部記者岩田氏がNHK会長賞をもらうなど官邸との距離が近くなっていたと言います。事実私の身の回りの人々もNHKのニュースは政権寄りだとか、眉唾で見るとか、民放の番組で確認しているとかいう批判的な意見を言っています。
 
 その中で、今度は組織改編と称して「文化・福祉番組部」というのを解体してしまうという案が出て、多くの良心的なNHK関係者が反論の意見書を提出したというのです。
 この部局の改編がなぜ問題になるのでしょうか。同誌は、「安倍一強の中で権力とメディアの関係性をがらりと変わり、露骨な圧力を加えずにメディア側が権力にすり寄る構図が鮮明になっている。」といいNHKもそうだといいます。

 その中で「文化・福祉番組部」は、政権やNHK上層部にとっては特別な存在だったようです。つまり「権力や権威になびかずに弱者の視点にこだわり、NHKのテレビジャーナリズムを守ってきた」とNHK関係者も指摘する部署でした。今までに「ETV特集」やマイノリティに寄り添う「ハートネットTV 」など評価が高い番組を制作していました。「ETV特集」の「シリーズ原発事故への道程」は12年の科学ジャーナリスト大賞を受賞。
これらは安倍政権にとっては煙たかったのでしょうか。
 
 この部局をめぐっては安倍首相が副官房長官だったころに「政府介入でNHK慰安婦番組改編」 とNHK介入と批判された過去があり、NHK上層部にはこれらの政権とのしこりを払しょくする狙いがあるのではないかと伝えています。
 NHKは「政権への忖度はない」と言っているそうです。しかし、最近のNHKのニュースへの疑問や批判、全体がおふざけ番組が多くなりとても見ていられないという声などのを聞くとこの見解はとても肯定できませんね。

 権力は始めには強権的に圧力を加え、疑心暗鬼や恐怖心を与え、やがては忖度とも意識せずにメデイアが自主的に政権に寄り添う番組を制作するというのが歴史の教えていることですね。それを視聴させられる国民は「三猿」にという構図でしょうか。このようなNHKの在り方こそが「チコちゃん」に叱ってほしいですね。


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