今日は。
夏ですね。最近は爬虫類界でも暑さの弊害が言われるようになりました。
我々オールドマニアはとにかく暑けりゃ外産種は飼えるんだという思い込みの世代ですから頭を切り替えて飼育方法を見直すべきですね…
さて、今日は気温の上がる前の朝からブラジルヘビクビの水換えです。
右のケージのオスをメスのケージに避難させます。
右が濾過した飼育水、左がマジックリーフ抽出水です。
スペアのケージに各10ℓをブレンドして原水とします。
pHは
pH7.0!
我ながら完璧な水づくりに、にやけてしまいます。
オスの換水前の飼育水20ℓは、次回水換えの原水となります。
ケージに残った飼育水のpHは…
なんと、pH4.2!俄かには信じ難く何度か計り直しましたが間違いないようです…
慌てて雌雄のいるケージのpHを計測すると…
ガーン…
なんとpH7.9!
やばい!オスはpHショックだ…
どうりでメスをみてもかからなかった訳です。調子悪いのかな?と一瞬思ったのですが…
pH差3.7。鰓呼吸の魚類であれば即死レベルです。おそらくブラジルヘビクビのオスの皮膚粘膜は大きなダメージを受けています。
とはいえ、再度pH4.2の飼育水に戻すことはダメージを重複して負うことになります。
ブレンド水の水温は26.3℃。急いでクーラーを稼働して冷やします!
頑張れ〜、ゼンスイクーラー!
スペックは200ℓですが夏の暑さもあり、20ℓ冷やすのに約20分を要しました…
オスを移して、いつもの汲み置き水の注入です。
pHショックの対策として、水量を多めにし、普段は夜間のみのエアレーションをすぐに開始しました。
ケージをよく洗い、オルプラスをスプレーしたら、一段落です。
因みにメスのケージは
アオコが発生しています。オスは餌を丸呑みするのですが、メスはよく咀嚼するので残餌が出るため、都度ネットで残餌を掬っています、
詳しくは分かりませんが明かにオスの飼育水の方が生物濾過が効いています。結果、硝酸塩化が進みpH低下が起きたと思います。
水換え後の飼育水は
pH6.7です。
オスの調子は…
見た感じ大丈夫かなぁ〜と思います。
今夜は水温も20℃まで下げて落ちつかせるつもりです。
今回の教訓は、水換え前にpH測定し、そのうえで水換え方法を決める、ということでした。
基本の徹底、まさに言うは易しく、行うは難しの典型ですね。
今後一週間は、オスの調子は監視強化体制です。
とりあえず明日は給餌日なのでエサ喰いをしっかり観察してみます。