昨晩、孫燕姿はひっそりと武漢入りし、湖北衛視の《超級星秀場》収録と「閃亮之星大學生歌手選拔大会」武漢地区決勝戦での審査員を務める。美しく爽やかな笑顔は孫燕姿の大きなチャームポイントであったが、昨日インタビューを受けた孫燕姿は、かつては気持ちも心も疲れ果てたことを認めた。が、幸運なことにその山を登りきり全ては過去となり、今ではアジアの歌姫、という地位に達することができたと話した。
孫燕姿が細い、というのはよく知られていることだ。緑のタンクトップを着て目の前に座っている彼女は、鎖骨と薄い肩が見えており、その細さはまるで一枚の紙のようで、風が吹けば飛んでいってしまうのではないか、とさえ思える。が、彼女は
「私は鶏の手羽先とか食べるの大好きだし、できればふっくらしたいと思っているけれど、たぶん何か胃腸が原因で太れないのね。」
27歳の孫燕姿は、芸能界に入ってすでに5年。1年ほど前、彼女は休暇をとった。その原因は
『站在最高處,卻覺得自己失去光芒。』
(一番高いところに立ったけれど、光を失ってしまった)
その1年の間に、彼女はお茶を飲んだり、絵を描いたり、「生活」を楽しみ、家族の助けもあり再び明るさを取り戻した。その後、彼女の中でまだ創り出していない音楽があることや、もっと大きく羽ばたける可能性を感じ、戻ってきた。
また新たな出発をしたものの、多くのものは変わっていないだろう。彼女は
「仕事の上での楽しみを味わうことが大事なの。」
と語った。
孫燕姿、人生の素晴らしさは矛盾のなかにある、と再三言った。今の彼女は、すでに右も左も分からなかった新人の頃の少女ではない。デビューしたてからすぐに大きな注目を浴び、息苦しいなかで過ごしてきたが、今はしっかりと仕事をし、歌という仕事をこなしていくことを考えたいという。
《Stefanie》は、彼女が休暇を経てリリースした最初の作品であるが、彼女はこれは”実験”だと話した。
「初めて自分が作りたい、と思うものを創って、感覚が違ったわ。その前のアルバムの時の状況はあまり良くはなくて、全てに疲れてた。だけど《Stefanie》を創りだした時は、自分でも多くのものを投げ出したから、アルバムの売り上げもとても楽しみだったわ。」
目下、ニューアルバムを作製ちゅうであり、8月末にはリリースできるだろう、と語っていた。
孫燕姿はまた、すでに何人かの監督と映画出演に関して話し合いをしていると語った。
「周星馳と仕事がしたいの。あの”大家のおばさん”みたいな役がやりたいの!」
最近、王菲が芸能界を離れるという話題がでており、孫燕姿もまた彼がいる。27歳の孫燕姿は、いつでも芸能界を離れる可能性があり、ファンは非常に心配している。そのことに話が及ぶと
「とても感情は穏やかだわ。楽しいし。だけど、今のところ何も計画はないし、引退もないわ。」
と美しい、自信に溢れた笑顔で答えた。
王菲の引退で、孫燕姿がアジアの歌姫、になるのではないか、という呼び声が高い。孫燕姿のなかで、アジアの歌姫になる基準は、何年かを通して素晴らしい成績を残し、それを維持する、ということだという。自信を持って彼女は答えた。
「今のところ、私はその基準に達していると思うわ。自分のコンサートも開いたし。もし、その称号を皆さんが私に与えてくれるなら、私もとても嬉しいわ。」
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新華網