大清水～鬼怒沼

長い登りからようやく湿原漫歩

尾瀬沼近辺の大江湿原はニッコウキスゲに溢れているのでしょう。
大清水の大きい駐車場に、車一台分だけ何とか止めることができました。

７時１０分ごろに着いたのですが、この早い時間に、すべての人と言って
いいくらい尾瀬沼に向かった様子で、駐車場は人けがありませんでした。

さてはニッコウキスゲが満開かな、と思い、家に帰って
あらためて写真を見ると湿原一面
が黄色に染まり、一度くらいその光景を眺めてみたいものです。

さて、今日は鬼怒沼に行ったのですが、標高差
にして１０００ｍ以上も登らなければ
ならず、敢えて大清水から足を伸ばす人は滅多にいないのでしょう。

三人だけ出会いました。

エアリアマップに物見山新道と記載されている道は物見山まで
登りずくめの急登が続きます。

物見山から２０分ほど下れば待望の鬼怒沼に着きます
が、せいぜい２０人くらいこの湿原で憩っているのを見ただけです。

反対側の加仁湯、あるいは日光沢温泉から登ってきた人たちで、旅館から
手渡されたお弁当に舌鼓を打っていました。

鬼怒沼は２０分ほど歩けば全体の様子が見渡せるので、規模的には
それほど大きいものではないでしょう。

ちょうどワタスゲが見ごろであり、これはちょっと
不意をくらったのですが、ここの湿原は
２０００ｍを越えているので、この時期なのでしょう。

尾瀬ヶ原から比べると２週間以上は時期がずれるのでしょうか。

一方はニッコウキスゲが満開であり、もう一方はワタスゲの群落と、宿泊場所
をあらかじめ確保して、贅沢に両方見るのもいいでしょうね。

肝心の山の方は、すぐそこにお椀を
ふせたように鬼怒沼山が見え、そこに登れば何とか
山登りの体裁を整えることができたのですが、わずか３０分の
行程でありながら腰砕けになって登りませんでした。

鬼怒沼山に展望が広がらないこと、そして鬼怒沼に腰を
すえすぎたことが言い訳です。

以下は写真です


大清水の駐車場



燧ケ岳が見え出した



鬼怒沼の入口付近



前方に見える日光白根山




湿原には他にサワラン、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲなどが咲く



とりわけ目に付くのはワタスゲだ



池塘で憩う


平成１９年７月２８日　実施