震災後に５歳だった娘が励ましてくれたこと

彩中です。

震災から、４年がたちましたね。

当時、私が住んでいる千葉は、強い揺れでした。

私は出先だったのですが、電車がすべて止まり・・・娘を保育園に迎えに行くため、知らない方々と一緒にタクシーに乗りました。

保育園の前まできたときに、ものすごい爆発音がして、遠くにキノコ雲がのぼったのを見たときに、私は「戦争？」と思って、唖然とし、一瞬、立ち尽くしてしまいました。

あわてて、保育園の中に入っていくと、娘は私が来ることを信じていたので、怖がらず、笑顔で走りよってきました。

「怖くなかった？」と聞いたら、「だって、もう年長さんになるんだよ」と。

家族は仕事先から帰ってこれず、私と娘の２人きり。
娘を抱きしめながら、一晩中、余震と、爆発音で、とても怖かったことを今でも覚えています。

こんな状況の中では、もうカラーの仕事を続けるなんて無理じゃないだろうか・・・
次の日、あまりの被害のひどさに、私は考え込んでしまいました。


当時５歳だった娘が、
「ママどうしたの？」
「これから、カラーの仕事を続けていけるのかどうか考えていたの」
「ママ、頑張って。ママはいつもすごいじゃない。いつもすごいって、ずっと思ってたよ」
と言ってくれたのです。

「そうだね。今すぐには無理かもしれないけど、こういう時だからこそ、カラーは人の心に役立つものだから、頑張るよ！」

その２日後から、我が家に習いに来るお客様もいてくださって、
カルチャースクールも「こういうときだからこそ、先生に会いたい」と言ってくださる方もいて、ワイズエール全体で頑張っていこうと！

それから、４年。

今も、こうしてカラーのお仕事ができること・・・本当に有難く思います。

微力かもしれませんが、これからも、人の心の幸せに少しでも貢献できればと強く思います。