楽しまな損やで 股関節専門サロン

固い筋肉をほぐして楽しく過ごしましょう。

貯筋は可能

2014-01-27 10:00:32 | 日記
昨日初めて去年話題になったコンビニコーヒーを飲んだ山中です。

ファミリーマートのホットコーヒーを淹れた3時間後に頂きました。

期待以上に美味しかったです。

是非一度お試しください。




「足の付け根が痛くなり、運動をしなくなってから足がめっきり細くなった。
学生時代は陸上の選手だったのに…」
という様なお話を患者さんからよく聞きます。

その言葉の奥には
「もう私の足は太くならない」
という思いも込められている様に感じます。

しかしそんなことはありません。

昔、運動をしていた人の筋肉は、運動を止めて一度細くなっても、
運動を行えば太くなりやすい、と言う事が科学的に証明されています。

今回はこの科学的な部分についてお伝えしていきます。

下は筋肉の断面図です。



この図では筋繊維が9本。
細胞核が17個です。


頑張って運動をすると筋肉が太くなります。

太くなった筋肉の内部ではこんな変化が起こっています。


筋繊維1本1本が太くなった。
筋繊維の数が1本増えて10本になった。
細胞核が14個増えて31個になった。


運動を止めると筋肉が細くなります。

細くなった筋肉の内部ではこんな変化が起こっています。



筋繊維1本1本が細くなった。

細胞核と筋繊維の数は変わらなかった。





以前運動をして増えた細胞核と筋繊維の数は運動を止めても減らないのです。


特に細胞核が減少しない事が、運動を始めると筋肉が太くなりやすい要因だと考えられています。

筋肉の細胞核はどんな役割があるのでしょうか。

細胞核は筋肉を太くする信号を出します。

ただし、細胞核の出す信号は近くの領域にしか届かないので、数が少ないと太くする信号が届かない領域が出てきてしまいます。

細胞核が多い状態だと、信号の届かない領域が無くなるので、すべての筋繊維に信号が届き、筋肉が太くなりやすくなるのです。

昔運動をしていた人は、今の足は細くても、細胞核が沢山あって、筋肉が太くなりやすい状態が続いているのです。


タイトルに「貯筋」とつけましたが、この事はスポーツ医学の領域で「筋の記憶力」と呼ばれています。

「毎日運動は続けなければならない…」
「一日運動をサボると取り戻すのに一週間かかる…」
という言葉を信じ、痛みがあるのに頑張って運動を続けていらっしゃる方はいませんか。

体を休めることも立派な治療です。

体に痛みのある時には少し休んで痛みを取ってあげましょう。


痛い時には足が細くなっても怖くない。

だって貯筋があるんだもの。

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