流れのまんまでいいと思う

何ということのないの日々の営みをつれづれなるままに。いくつになっても根っこは変わらず。

「日本の小さな本屋さん」という本

2019-02-09 19:09:52 | 本と雑誌
最近図書館で借りた本



日本の小さな本屋さん

この本は、日本全国にある個性的な23店の本屋さんというにふさわしいお店が紹介されています。

書店というより本屋さん。
『店主が本を通して来てくれる人に伝えたいもので溢れている』
こんな本屋さんが近くにあればいいなぁとしみじみ。

昭和の香りいっぱいの風情ある店内の写真と並んでいる本、積まれている本。
著者のお店の紹介の文章。
購入して手元に置いておきたくなる本です。

前に一度訪ねてみたけれど、開店前で入れなかった
倉敷の蟲文庫さんも紹介されています。

春になったら、また倉敷に行き訪ねてみよう。

冬咲くものは。。

2018-01-20 11:44:56 | 本と雑誌

サザンカは冬咲くのね

芥川賞受賞(おめでとうございます)の若竹千佐子さんの

おら
おらで
ひとり
いぐも

をkindleで購入して読みました。
(本当は紙の本で読みたいけれど、
本屋さんに行くのが面倒だったり
amazonから届くまでが待てなかったり
読み返したくなっても、探し出すのが面倒だったり)

作者の若竹さんと同じ年代の私は
共感とともに。涙することが多々。
そして、心強く励まされます。
(自分だけじゃないんだ)

去年、
私の少し先輩と話したことがあって
その先輩が、
『私ね、
若い人はどう思うかしれないけど。。
いろいろもちろんありますよ。
でも、この年になって今が一番幸せだと思っているんですよ。』と。

そうですね。
楽です。と私

『そうでしょ!よかった。やっぱりね。
元気で、楽しみましょ。』と。

その時の話の
「幸せ」「楽」は
誰からも期待されなくなった開放感みたいなものだな。
この開放感は「孤独」とセットになっているんだな。


おら
おらで
ひとり
いぐも

われが
われを頼み
われひとり

ですかね。

あきらめを含んだたくましさを感じます。

東北弁は、
意味を正確にわからなくてもニュアンスで伝わり、
リズム感もあって読み進められます。

若竹さんー名前どおり「若」いのね

 


早速注文した佐藤愛子先生の本

2016-01-07 20:50:28 | 本と雑誌
佐藤愛子先生の88歳の時に書き始めたという自伝的小説「晩鐘」をkindleで読んでます。
相変わらず「潔く、正直な人」だという印象です。

それで、佐藤先生を検索していて・・・
見つけました!

「孫と私の小さな歴史」という本が1月8日(明日)発売とのこと

”20年続けた孫と撮った写真の年賀状”

びっくり!です。
この年賀状写真。
サービス精神の塊ではないですか!
(娘さんは孫にサービスすることがまったくないと書いてますが)

年賀状をもらう人へのサービス
家族へのサービス(うれしいかどうかは問題外、良いも悪いも、思い出です。)
自分自身へのサービス

佐藤先生の究極の孫自慢だと思います。

真面目に面白いことをしようとするのは、パワーが要ることで難しいこと。
90歳を超える先生の若さの秘訣を見る思いです。

この本、土曜日に我が家に届きます。


猫の本、2冊

2015-11-25 20:59:30 | 本と雑誌


猫の本、2冊同時進行で読め始めました。

一冊は
大好きな、大山淳子さん著『猫は抱くもの』
半分ほど、読み進んでます。

―なくして困るものは、手放してはいけないのだ。
 大切なものは普段はつまらないものに見えていることも知った。
 つまらないものを大切にしなければと思った。―

―永久におばさんをやっていこうと思ったが、
 おばさんのあとにはおばあさんがやってくる。
 そしてその先は死がある。―

冷たいような言葉だけど、覚悟とかあきらめとかを踏まえた希望もある。


もう一冊は
内田百けんさん著『ノラや』

老夫婦が野良猫を飼いはじめ、そして突然いなくなった猫を探す様子や心情が書かれているらしい。

「あさイチ」でロバート・キャンベル氏が紹介していました。
まだ、読め始めたばかり。
旧かなづかいだけど、読みやすい文章だと思う。

このところ寝る前のひとときは、タブレットでオンデマンドの見逃し配信ばかり見てたけれど、寝る前の読書もやっぱりいい。

ところで、我が家のKingさん



猫の目はいろいろ語る。・・・と深読みしてしまいます。


つるとはな

2015-10-27 20:57:53 | 本と雑誌

「つるとはな」
去年創刊した雑誌。
創刊号は予約して買ったものですが、
知らないうちに第2号がでてたのね。
あわてて購入致しました。

”私たちは、たとえ無名でも、おばあちゃんと一括して呼ばれる名無しの存在ではない。
誰しもそれぞれの名前を持つ個の存在。
例えば、「つる」であり、「はな」なのである。”

そんな雑誌です。

時々パラパラっと見ては。。。
落ち着くのです。品があって「素敵」です。

広告の頁もとても少なく、
創刊号は「ISETAN」
第2号は「とらや」
これだけ。

いつまでも若く。。

そうも願うけど、老いを無視したり逆らったりするのも無理がある。
老いを認めつつ、楽しむことも出来るはず。
ですね。

3号・4号・・・続いていって欲しい雑誌。