いのちの森の台所
著者 佐藤初女さま
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食材をモノとしてとらえるか、いのちとしてとらえるかによって、
調理の方法も変わってきます。
いのちとしてとらえたときには、
“ これを生かすにはどのようにつくればいいだろう ” と考えます。
生かすということは育てるということと同じですから、
慈しむように育むように調理することになります。
すると、絶対おいしくなるんですよ。
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悲しみから一歩立ち上がるためには、
自分の努力が必要なんです。
その努力というのは、人さまになにかして、喜んでもらうこと。
私たちは、人に仕えるために生まれてきたといいますが、
本当にそう思います。
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食べ物を大事にする人は、人をも大事にします。