ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

JR事故から1年・安全は取り戻せたか?

2006-04-24 17:06:14 | Weblog
福知山線事故からはやくも1年が経った。事故に遭われた方々や遺族の方々には辛い長い1年だったことでしょう。そしてこれからもこの悲惨な事故の悲しみと憤りを抱えて生きて行かなければなりません。悲痛の一語に尽きます。

JRはこの1年安全対策に真剣に取り組んで、安全対策を講じることが出来たのでしょうか。いや、ATS等の外見状の対策は出来たかに見えるけれども、肝心の事故を絶対起こさないという全社を網羅した安全対応には至っていなと思う。

新聞やテレビの報道を見ていると、何かぎこちなく、本当に対策が出来たとはいい難い。今朝のテレビのニュースで、ATSのデータの設定ミスの個所が数十ケ所もあったと報道されていた。そのミスの原因が各部署間の連係が上手くいっていなかったということだった。我々素人が考えても、ある地点にATSの設置が必要な場合、先ず何が必要かは一目瞭然だ。その地点の全ての必要データを集めることではないのか。
そのデータが沢山の部署で別々に管理されていて、上手く集まらないなんて全くナンセンスだ。経営陣は必要な情報が、必要な部署に、適時に集まる組織を早く、完全に作り上げなければなりません。1年も経って、言い訳をしていてはいけません。列車は休むことなく多くの人を運んでいるのですから。
正しい指令を出せないATSはかえって事故を引き起こす。運転士はそれを安全の拠り所にしているはずだから。
先ず後方の安全管理が万全で、そして運転士が細心の安全運転で列車を走らせてはじめて、私達は安心して列車に乗ることが出来るのだ。

そして、過密ダイヤをもう少し余裕のあるものにして、安全優先で運行してもらいたい。

二度とこのような事故は起こしてはならない。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。