1時頃までは快適に眠れた。けれども、それからは寒さで眠れたり眠れなかったり。テント内を温めるために意味もなくストーブをつけたりした。あとから聞いた話では、前日の最低気温は4℃だったらしい。もし同じくらいに下がっていたのであれば、それは寒いわけだわ。
昨晩の残りの冷や飯を20枚くらいの味付け海苔で食べてテントを出たのが5時少し前。ほとんどまだ真っ暗なので、しばらくはヘッドランプの灯かりを頼りに歩く。火打山の往復は必要最小限のサブザックのみなので、昨日に比べてずいぶんと楽だ。あいにく雲が多く、期待していたような快晴というわけにはいかなさそうだけれども、稜線の木のない場所ではとりあえず展望は得られる。先日集まった直江津も、その翌日に走った関田山脈もしっかり見渡せる。なんだかとても嬉しい。山登りでこんなふうにしっかり日本海を眺めるのは、ちょうど20年前の夏合宿中に登った鳥取の大山以来か。
火打山の山頂に着いたのは1時間後の6時頃。どんよりとした天候だけれども、360度の大展望。富士山も思いのほか近くに見えるが、一番に眺めたのは糸魚川方面の焼山北面台地。いつかスキーで滑ってみたい憧れの場所だ。何度も写真で見た雪のある風景と重ね合わせてじっくり目の前の台地を眺めた。それから周りの大展望を楽しんだ。
高谷池ヒュッテに戻り、米粒の残るコッフェルで塩ラーメンをつくって食べてから、テントを撤収。今度は妙高山に向かって歩きはじめるが、妙高山に登るにはその前に茶臼山と大倉乗越を越えなくてはならない。茶臼山あたりは2003年の3月にスキーで歩いている。あのときは火打山を目指したけれど、力不足で結局山頂には立てなかったんだよなぁ。茶臼山を越えると目の前に黒沢湿原が広がる。空も晴れてきて秋の空と湿原の緑が素晴らしい!そして大倉乗越を越えると今度は目の前に妙高山がどーんとあらわれるのだけれども、僕の目はついついまた直江津や関田山脈のほうに目がいってしまう。
大倉乗越を下り、妙高山に登り返すあたりの沢で水を補給。ここの沢の水もうまかった。
妙高山までは樹林帯のなかの急登。ここが最後のきつい登りと諦めて黙々と登る。そして11時少し前に頂上着。青空の下に素晴らしい景色が広がっていた。しばらく周りの風景を眺めてから、ここでもインスタントの塩ラーメンをつくって食べた。うまい!
お腹を満たしたあとは、南峰の頂を踏んでから下山。少し高度感のある岩場、鎖場を過ぎてからあとは楽ち~んと思ったのだけれども、ここからが実は一番つらかった。下りでも足にくるのはわかっていたけれど、こんなにも足にきたのははじめてだった。赤倉温泉の源泉あたりからは、引湯パイプに沿ってつくられた崖沿いのコンクリートの道を歩くのだけれども、ここらでは足を前に進めるのが本当に苦痛だった。でも細い道の横は少なくとも300mくらいは切れ落ちた谷。落ちたら無傷ではいられないだろうから、慎重に歩いた。引湯パイプ沿いのコンクリート歩道が終わってからは、燕温泉までの舗装林道歩き。目の前に広がる景色は素晴らしいが、とにかくきつい。自転車だったらあっという間に下っていけるのに。膝はもうがくがくで、後ろ向きに歩こうかと思ったくらいだ。だから林道を抜けて、ゴールである燕温泉の無料の露天風呂・黄金の湯に着いたときはとにかくほっとした。できたら黄金の湯ではなく、そこから10分くらい歩いた混浴の露天風呂・河原の湯に入りたかったのだけれども、もうここで充分だ~
燕温泉からは、関山駅までバスで下り、そこから再び18きっぷの長旅。のんびりとした関山駅で、最近はほとんど食べていなかったポテトチップスをポリポリ食べながら飲んだエビス・ビールが美味しかったなぁ。最後の下りが想像以上に大変だったけれども、久し振りの山登りの充足感に浸ってビールを呑みながら誰もいないホームで電車を待ったのだった。
憧れの焼山北面台地。いつかスキーで滑るのだ。
今どきジャージというのも結構恥ずかしいのだが・・・
山を降りてきた場所にある無料の露天風呂。幸せ過ぎる。ビールの自販機がそばにあればもっと幸せだったのだが・・・
昨晩の残りの冷や飯を20枚くらいの味付け海苔で食べてテントを出たのが5時少し前。ほとんどまだ真っ暗なので、しばらくはヘッドランプの灯かりを頼りに歩く。火打山の往復は必要最小限のサブザックのみなので、昨日に比べてずいぶんと楽だ。あいにく雲が多く、期待していたような快晴というわけにはいかなさそうだけれども、稜線の木のない場所ではとりあえず展望は得られる。先日集まった直江津も、その翌日に走った関田山脈もしっかり見渡せる。なんだかとても嬉しい。山登りでこんなふうにしっかり日本海を眺めるのは、ちょうど20年前の夏合宿中に登った鳥取の大山以来か。
火打山の山頂に着いたのは1時間後の6時頃。どんよりとした天候だけれども、360度の大展望。富士山も思いのほか近くに見えるが、一番に眺めたのは糸魚川方面の焼山北面台地。いつかスキーで滑ってみたい憧れの場所だ。何度も写真で見た雪のある風景と重ね合わせてじっくり目の前の台地を眺めた。それから周りの大展望を楽しんだ。
高谷池ヒュッテに戻り、米粒の残るコッフェルで塩ラーメンをつくって食べてから、テントを撤収。今度は妙高山に向かって歩きはじめるが、妙高山に登るにはその前に茶臼山と大倉乗越を越えなくてはならない。茶臼山あたりは2003年の3月にスキーで歩いている。あのときは火打山を目指したけれど、力不足で結局山頂には立てなかったんだよなぁ。茶臼山を越えると目の前に黒沢湿原が広がる。空も晴れてきて秋の空と湿原の緑が素晴らしい!そして大倉乗越を越えると今度は目の前に妙高山がどーんとあらわれるのだけれども、僕の目はついついまた直江津や関田山脈のほうに目がいってしまう。
大倉乗越を下り、妙高山に登り返すあたりの沢で水を補給。ここの沢の水もうまかった。
妙高山までは樹林帯のなかの急登。ここが最後のきつい登りと諦めて黙々と登る。そして11時少し前に頂上着。青空の下に素晴らしい景色が広がっていた。しばらく周りの風景を眺めてから、ここでもインスタントの塩ラーメンをつくって食べた。うまい!
お腹を満たしたあとは、南峰の頂を踏んでから下山。少し高度感のある岩場、鎖場を過ぎてからあとは楽ち~んと思ったのだけれども、ここからが実は一番つらかった。下りでも足にくるのはわかっていたけれど、こんなにも足にきたのははじめてだった。赤倉温泉の源泉あたりからは、引湯パイプに沿ってつくられた崖沿いのコンクリートの道を歩くのだけれども、ここらでは足を前に進めるのが本当に苦痛だった。でも細い道の横は少なくとも300mくらいは切れ落ちた谷。落ちたら無傷ではいられないだろうから、慎重に歩いた。引湯パイプ沿いのコンクリート歩道が終わってからは、燕温泉までの舗装林道歩き。目の前に広がる景色は素晴らしいが、とにかくきつい。自転車だったらあっという間に下っていけるのに。膝はもうがくがくで、後ろ向きに歩こうかと思ったくらいだ。だから林道を抜けて、ゴールである燕温泉の無料の露天風呂・黄金の湯に着いたときはとにかくほっとした。できたら黄金の湯ではなく、そこから10分くらい歩いた混浴の露天風呂・河原の湯に入りたかったのだけれども、もうここで充分だ~
燕温泉からは、関山駅までバスで下り、そこから再び18きっぷの長旅。のんびりとした関山駅で、最近はほとんど食べていなかったポテトチップスをポリポリ食べながら飲んだエビス・ビールが美味しかったなぁ。最後の下りが想像以上に大変だったけれども、久し振りの山登りの充足感に浸ってビールを呑みながら誰もいないホームで電車を待ったのだった。
憧れの焼山北面台地。いつかスキーで滑るのだ。
今どきジャージというのも結構恥ずかしいのだが・・・
山を降りてきた場所にある無料の露天風呂。幸せ過ぎる。ビールの自販機がそばにあればもっと幸せだったのだが・・・
前回のサイクリングといい、今回の登山といい
yuzitoさん、幸せそう。
写真、見事に雄大な景色を堪能いたしました。スバラシイ!!!
体を動かすことの爽快感ももちろん嫌いではありませんが、外遊びの最優先事項はやはり気持ちの良い景色だったりします。なので、今回は天気に恵まれて大変ラッキーでした。もっとも天気良さそうだから出かけようと思ったのですが(笑)
僕も久しぶりの山登りを堪能したのですが、下りに関しては自転車のほうが楽でいいですねぇ。いまだ筋肉痛が残ってます(^^;
堪能させて頂きました。
久し振りの山で素晴らしい景色を堪能することができました。山登りもやっぱりいいなとあらためて思いました。これからは山登りの割合が増えるかもしれません。