身近な人が自転車をはじめて、「そろそろ坂ものぼってみたいんだけど、どこがおすすめですか?」と訊ねてきたら、「やっぱりヤビツじゃないかなぁ」と僕はこたえると思う。湘南国際村や湘南平をすすめることは、多分しないと思う。少しきついとは思うけれども、足をついたって押したっていいから、とりあえずそれなりのしっかりした峠を味わって欲しい。体験して欲しい。そのほうがきっと満足感があると思うから。
はじめて峠に走りに行った人の感想を聞くのはとても楽しみだ。その人が「いやぁ、もうまじできつかったです。死ぬかと思いました。途中何度引き返そうかと思ったか」なんて言ってくれたりすると実に嬉しい。ついでに、「でもね、のぼりきったときはなんとも言えない充実感がありました・・・」なんて遠くを見るような目で言ってくれたら尚嬉しい。思わず肩に手をやって、「おごるからビールでも呑みに行こうよ」なんて上機嫌で言ってしまうかもしれない。
でもこれが、「いやぁ峠って思ったほどきつくないんですねー。なんか気づいたらあっさりと頂上に着いてましたよ」なんて言われたら一気に不機嫌になると思う。「あっそう、それは良かったね」と冷たく言って、その場を立ち去ってしまうかもしれない。あるいは「きつかったですねー」なんて言っていても、タイムを訊いたら「いやぁなんとか30分台でのぼれましたけどね~」なんて言われてしまったりしたら、嫉妬で狂い死にしてしまうかもしれない。いや、こっちが死ぬのはシャクだから、その場を立ち去るフリをして背後から鎌で首を切りつけたりしかねない。おいおい。
こんな僕はきっと根性の曲がった自転車乗りなのだと思う。でも、こういう気持ちってたいがいの自転車乗りが持ってると思う。というわけで、もし美味しいビールを呑みたいのであれば嘘をついてでも謙虚に振舞うのが一番だと思う。そして、その嘘はその人と峠に走りに行くそのときまで、なんとしてでもつき続け、そこではじめて「実はあれは嘘だったんだよ~ん」と相手を置き去りにする。「ビール代返せ~」と相手が死にそうな声で叫んだときには、すでにあなたはそこにはいない。そのときにはきっとあなたはタイムだけでなく、曲がった根性においても相手を上回っているはずである。
かくして、根性の曲がった自転車乗りが増殖していく・・・のかもしれない。
はじめて峠に走りに行った人の感想を聞くのはとても楽しみだ。その人が「いやぁ、もうまじできつかったです。死ぬかと思いました。途中何度引き返そうかと思ったか」なんて言ってくれたりすると実に嬉しい。ついでに、「でもね、のぼりきったときはなんとも言えない充実感がありました・・・」なんて遠くを見るような目で言ってくれたら尚嬉しい。思わず肩に手をやって、「おごるからビールでも呑みに行こうよ」なんて上機嫌で言ってしまうかもしれない。
でもこれが、「いやぁ峠って思ったほどきつくないんですねー。なんか気づいたらあっさりと頂上に着いてましたよ」なんて言われたら一気に不機嫌になると思う。「あっそう、それは良かったね」と冷たく言って、その場を立ち去ってしまうかもしれない。あるいは「きつかったですねー」なんて言っていても、タイムを訊いたら「いやぁなんとか30分台でのぼれましたけどね~」なんて言われてしまったりしたら、嫉妬で狂い死にしてしまうかもしれない。いや、こっちが死ぬのはシャクだから、その場を立ち去るフリをして背後から鎌で首を切りつけたりしかねない。おいおい。
こんな僕はきっと根性の曲がった自転車乗りなのだと思う。でも、こういう気持ちってたいがいの自転車乗りが持ってると思う。というわけで、もし美味しいビールを呑みたいのであれば嘘をついてでも謙虚に振舞うのが一番だと思う。そして、その嘘はその人と峠に走りに行くそのときまで、なんとしてでもつき続け、そこではじめて「実はあれは嘘だったんだよ~ん」と相手を置き去りにする。「ビール代返せ~」と相手が死にそうな声で叫んだときには、すでにあなたはそこにはいない。そのときにはきっとあなたはタイムだけでなく、曲がった根性においても相手を上回っているはずである。
かくして、根性の曲がった自転車乗りが増殖していく・・・のかもしれない。
そんな偽自転車海苔の私でも、某趣味番組で某女優が、坂道を「うわぁ、ゆっくり登れば全然疲れないんですね」って汗一つかかずに言った日にゃぁ、本当に「鎌持ってこーいっ!(`曲´メ)」な感じでした^o^)
というわけで、私の場合、偽装工作することなくyuzitoさんにビールをおごってもらえそうです≧▽≦)
やっぱアレですよ。「心臓ダメになっちゃうかも」とか「肺が爆発するかも」だけでは駄目ですよ。そこに充実感と「なんかまた走ってみたい!」という気持ちがないと。それではじめて、嬉しいなぁ、ではビールなどを、という気持ちになるのです(笑)
でもjunさんは僕なんかより全然お酒強いだろうから、呑みながらこてんぱんにされそうだなぁ。「サカではあたしより強いかもしれないけど、サケではてんで駄目なのね。だっらしないわね!」みたいな。ひぃ、少しはアルコールも鍛えんと駄目かな。
某女優さんのあのことばはちょっとでしたね。でももしほんとうに自力で上り切ってあのことばを発したのならそれはそれですごいかも。死にそうな姿をさらして中高年を自転車から遠ざけてはいけないという使命が彼女&彼にはあったのだから。実際アレはホントに自力で登坂したのだろうか・・・。
腕ひしぎ逆十字って何ですか?知りませ~ん(笑)