湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

たたたたた・・・

2011年03月29日 | 日常生活
 ・・・大変、申しわけございません。3月16日のエントリーで、東野圭吾の『天空の蜂』を読んで輪番停電というものの存在をはじめて知ったと書いたのですが、これ、ワタクシの大勘違いでございました。

 この機会に再読しようかなと図書館に予約を入れ、他のいくつかの本とともに日曜日に『天空の蜂』を借りました。そのとき、見覚えのない装丁を見て、「ん?」と一瞬不審に思ったのですが、ちょうど読んでいた本があったのであまり深く考えることはありませんでした。しかし先ほどちらっと本を開いてページをぺらぺらとめくってみて愕然。まったく読んだ記憶がありません。「えぇぇぇぇぇ」。体が熱くなり、鼓動は速まり、なったことありませんが過呼吸気味に呼吸が荒くなりはじめました。「こ、これはまずい」と。

 輪番停電が行なわれるということが決まったときにまず思い出したのが、半年くらい前に読んだ電力テロを題材にした小説でした。日本人とベトナム人が結託して、確か電力設備を狙うといった内容だったはずですが、詳細はあまり覚えていません。著者は確か東野圭吾だったはず。それでいくつかのキーワードで検索をかけて、何の疑いもなくそれらしい『天空の蜂』を読んだのだと思い込んでしまいました。原発に関する内容をまったく覚えていないので少し変だとも思ったのですが、読んだ本の内容をすっかり忘れてしまうなんて僕にとってはそんなに珍しいことではありません。それでいくつかの矛盾があったにもかかわらず、『天空の蜂』に違いないと思ってしまったのですが、いやはやページを開いてみたらまったく一行も読んだ記憶がないので心底焦りました。

 そんなわけで、間違いに気づいた瞬間にパソコンを開き、勘違いした元の本を探しはじめたのですが、これがなかなか見つかりません。作者は東野圭吾に間違いないはずと思っていたのですが、どんなに調べてもそれっぽい作品がみつかりません。それで“東野圭吾”というワードを除いてそれらしいことばで検索をかけたのですが、やはりそれらしい作品はヒットしません。図書館のHPで借りた本の履歴を確認できれば話は早いのでしょうが、残念ながらネットで蔵書の検索や予約はできてもそこまでのサービスはありません。読書記録はやはり必要かもしれないと自分を罵りながら、仕方なく思い当たるキーワードでの検索に再び戻り、ようやく「もしかしたらこれかもしれない」と発見したのは・・・

 福田和代の『TOKYO BLACKOUT』という小説。

 はい、今度こそこれで間違いありません。作者の名前も本の題名もすっかり忘れてました。って、何で僕はこの本を図書館の棚から選んだんだっけ?これまた読んだことじたいをすっかり忘れていたけれども、この人の『オーディンの鴉』という本が結構面白くてそれで別の本も読んでみようと思ったんだろうな。あぁ、なんにせよ、適当な記憶で適当なことを書いてしまい大変申しわけありませんでした。でも、この『TOKYO BLACKOUT』という本もなかなか面白かったですよ。

 はぁ、疲れた・・・

 なんだかひとりでドタバタし、疲弊した感がありますが、未読だった『天空の蜂』についてはこれから読んでみたいと思います。今起こっていることを理解したり、想像する一助にもなるかもしれませんし。というわけで、ワニガメさん、今読んでいる本を読み終えたら『天空の蜂』読みますね(汗)