湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

はじめてだったのかもしれない

2017年06月25日 | 日常生活






 早朝の壁。出来は今ひとつ。走るのは早朝でも問題ないようだけど、壁のほうは早過ぎる時間はあまり良くないのかもしれない。ここ数回の経験から推測するに。



 頂きものの梅ジュース。4~5倍に薄めてとのことだったので、慎重にコップに注ぎながらまずそのトロリとした滑らかできれいな液体に感動。さらに飲んでみて、上品ですっきりとした酸味と甘みにほんとうに心から感動した。どんよりとした蒸した日だった。だからかもしれないけれど、この時期、こういうものを体は求めるのだとしみじみ思った。

 考えてみると手づくりの梅のジュースを飲んだのははじめてのことだったのかもしれない。美味しいのは間違いないとは思っていたけれど、こういうものとは想像していなかった。

 ちなみに我が家の梅の収穫は、去年に比べてだいぶ少なかった。余ったらお裾分けなんて思っていたのだけど、自家用の梅酒ひと瓶分がやっとだった。剪定とかまったく考えなかったのが良くなかったのか?来春までにそのあたり少し勉強しておきたい。

アル中予備軍

2017年06月12日 | 日常生活
 酒量は多くないほうである。家で飲むのは月に350缶2本程度(最近微増しつつあるが)。外で人と呑むときは気兼ねなくと思っているけれど、せいぜいジョッキ1~3杯。さらに人と呑む機会じたいがかなり少ないので、アルコールの摂取量は相当少ないほうではないかと思う。元々酒好きではないし、体質的にも強くない。少ない許容量をオーバーすると、頭が痛くなったり、気持ち悪くなったり、睡眠の質が顕著に悪くなったりするので、そんなにアルコールを飲みたいとも思わないのである。

 ただこの日は違った。なんとなく買った缶酎ハイ。度数9%の白葡萄サワー。いい感じで酔っぱらった。坂元裕二のドラマ“woman”でその存在を知り、いい俳優さんだと記憶に刻まれた高橋一生が出る“鶴瓶の家族に乾杯”を、笑うところでもないような気がするのに、気づけばケラケラ笑いながら観ていた。妙に気持ちはハイで、とっても楽しい。頭が痛くなることもない。気持ち悪くもない。そしてそのあととてもよく眠れた。ふわふわした感覚に包まれたとても愉快なひとりの夜だった。

 と、それはそれで素晴らしいアルコール体験だったのだけど、人はこのような経験を経て依存していくのではないかと心配になった。パチンコやスロットがなかなかやめられなかった時期あるし、他にも自分のなかに依存の気は確実に存在しているように思われる。さらに、伊坂幸太郎の“マリアビートル”というかなり面白かった小説の巻末にあげられている依存症に関する参考文献を2冊読んで、依存したらよろしくないものには極力近づかないにこしたことがないと強く思うようになった。繰り返される行為と安易にもたらされる快感によって脳の神経回路が変容し、結局のところ自分の意志ではどうにもならなくなってしまうというのがほんとうに恐ろしかった。

 そんなわけで、楽しい気持ちになれたのはいいのだけど、飲酒量を増やすということは絶対に避けねばと思うのである。ランニングとか自転車とかボルダリングなんかに関しては依存してもそんなに害はない気もするけど、こちらは義務や拘束を感じながらだったりするので、それはそれで純粋に楽しめているわけではない気がするのが残念である。二郎に関してはかなり依存気味ではあるけれど、幸いそこまでタフな胃袋を持っていないようなので助かっている。 

ら、な思い出

2017年05月25日 | 日常生活


 用事で官庁街に出たので、少しあやしげな方面に移動して2回目の訪問。今回はオマール海老のそば。



 そしてあと少しで食べ終わる前にニラの和え玉を追加。

 どちらもさすがな旨さだったのだけど、2回目ということで初回ほどの衝撃はなかった。もしかしたらそれは残念なことなのかもしれないけれど、内心安堵する気持ちも。前回もかなり並んだし、今回もピークを外したつもりだったのにやはり結構並んだ。こんなお店に心を鷲掴みにされたらちょっと厄介だなという気持ちがあるのだ。通うには少し遠いけれど、通えなくもないだけに尚更。

 鷲掴みにされて今まで困ったのが、15年くらい前に白楽で営業していた“すっごいよ”というお店。ら好きな友達に教えてもらったのだけど、これはものすごくインパクトのあるラーメンだった。同じ友人にすすめてもらったのが「血と骨の味がする」と表現していた当時ラー博に出店していた福岡の魁龍。こちらもものすごいインパクトのすっごいお店だった。教えてくれた友人は、かなりクールな雰囲気の、今は研究の道で活躍している女性。本人から受けるイメージと、すすめてくるどろどろした濃いラーメンとのギャップが大きく、だからいまだに印象に残っている。白楽には閉店当日まで結構通ったし、ラー博も定期券を持っていた時期があったりも。すっごいよはもう無理だけれど(後継店はあるのだが)、魁龍のほうは福岡に行けばまだ食べられるので、いつかと思っている。

 ら好きなその友人を含む何人かで野毛の外れのホルモン屋で呑んだときのこと。少しディープでちょっと入りにくい雰囲気のあるお店なのだけど、時間通りに到着したら、先にひとりで入店して、入り口近くの席にちょこんと座ってジョッキでビールを飲んでいた。堂々とした態度というわけでなく、少し居心地悪そうに。予約のとれないお店ということで、先に入っていてくれたらしいのだけど、あのお店で女性ひとりで飲んでいるって結構勇気いると思うのだけど。今でもあのそぐわない情景と、クールな彼女のなんとなく戸惑い気味な表情をときどき思い出したりする。僕が到着するとほっとしたように表情がゆるんだのだけど、可能であればもう少しその姿を外から眺めていたかったなんて意地悪く思ったりする。

走り出せず

2017年05月01日 | 日常生活












 走るつもりだったけれど、起きられなかった。布団から出れなかったわけではなく、1時間半くらい寝坊。

 ぼんやりとした頭で外に出て2日前に植えた苗に水をやったあと、少しのんびり。走り出せはしなかったけれど、やはり朝の空気は気持ち良い。

 梅の実、今年はどうしよう。梅ジャム、僕でもつくれるのだろうか。無駄にしないようになんか考えねば。

 と、書きながら唐突に思い出したのが物置にあったような、なかったような梅酒のストック。見に行ってみるといつ仕込んだのかわからないものが、ぱっと見ただけで5瓶くらいあった。ただ、見た目なんだかやばそう。でも飲んだからといって体調壊すこともないだろうと、たった今口に含んでみたところ、

 いける・・・

 ジャムのほうはヨーグルトと一緒にあっという間に消費してしまっていたけれど、梅酒のほうは仕込んだもののそのまま物置に放置というパターンに陥っていたようだ。調べてみるとカビが生えていなくて、味がおかしくなければ大丈夫らしい。問題なさそうであれば、少しずつ消費していくようにしよう。なんかちょっと楽しみ。

昼のパン屋さんと夜の居酒屋さん

2017年04月14日 | 日常生活
 早い時間の山ラン。特別な朝の感覚に気持ちが自然とはずんだ。



 あれこれ少しやったあと、歯医者の前にカブで出動。売り切れを懸念して開店時間5分前に到着すると、5人ほど先客がいた。皆さん結構な数を悩みながら購入されるので僕の番がやってくるまで15分くらいかかった。僕は4個。急いで歯医者に向かった。



 で、歯医者終了後、全然気にしないのだけれど、「形悪くてごめんなさい。今日ちょっと伸びすぎちゃったんです」と謝られてしまった苺とホワイトチョコのスコーンとコーヒー。このスコーンがとにかく美味しかった。以前いくつか食べたスコーンがおそらくどれも今ひとつなものだったのだろう。スコーンってこういうものと思い込んでしまい、それ以来ほとんどスコーンを食べることはなかった。でもこのスコーンは今まで食べたものとは違った。ザクザク感。少し残るしっとり感。どちらもきちっとした歯ごたえ。今まで食べたものと、今回のこちらと、どちらが正しいスコーンなのかわからないけれど、自然と笑顔になってしまうスコーンだった。

 今まであまり印象良くなかったのに、なんとなくガラス瓶に入ったスコーンに気持ちが向かってしまったのだけど、なんとなく感じたその気持ちは間違いではなかったようだ。



 というわけで、ランチぜひ食べたいという気持ちになり、再びカブで向かってしまった。他のパンは翌日以降の楽しみにしよう。この時点でパンはあとわずか。先に買っておいて良かった。

 スコーンほどの衝撃はなかったけれど、どのパンも確かな美味しさ。サツマイモとレーズンとナッツをあえたものは予想に反して酸味の効いた味。マスタードとお酢?レーズンの風味、サツマイモの甘味、ナッツの歯ごたえとその酸味が不思議にマッチ。なんともいえない新鮮な味だった。それから夏みかんがすごかった。昔アパートの窓からこっそり手を伸ばした夏みかんのような目が覚める鮮烈な酸っぱさ。あまりの酸っぱさに味付けは極力控えましたと言っていたけれど、僕には嬉しい酸っぱさだった。スープというべきなのか、煮込みというべきなのかといった、ボウルに入ったキャベツとミニドライトマト?を煮込み、チーズとひき肉をのせたものは、なんというかとても実直なお味。スプーンとお箸どちらも用意されていたけれど、お箸でゆっくり、丁寧に頂きました。



 窓の外の風景を前にぼんやりと、でもちゃんと味わいながらのランチ。そして食後のコーヒー。たまにはこういう時間も必要だなとしみじみ思った。



 夜は友達と。そんなに知られていないけれど、自分ではかなり気に入っている焼き肉屋。駅から離れているし、少し前に値上げして以前ほどお得感なくなっているようなので、金曜日でも大丈夫だろうと予約を入れなかった。そしたら予想外の大盛況。店員さんに訊ねると、そんなに短い待ち時間でもなさそうだったので、結局移動して少し気になっていたはじめての居酒屋へ入ることにした。

 メニューはどれも値ごろ感がある。そして出てくるものはどれも美味しい。この店いいな、と僕も友人も思ったのだけど、途中からなんとなく何かが足りない感じがしてきた。店を出たあともやはり同じ感覚。どれも悪くない。しっかりパン粉がたったカキフライ。美味しかった。値段的にそんなに期待していなかった刺身だって、きっとお値段以上のものだった。でも満足感も、そして結局のところお得感すら感じられなかったのはどういうことなのだろう。
 
 焼き肉屋、実は僕は先に到着していて、ひとりで先に入っていれば大丈夫だったんだよな。ただ焼き肉屋にひとりというのはこんな僕でも少し抵抗があり、それにおそらく二人なら大丈夫だろうと高をくくってしまったのだ。そしたら15分後くらいには満席。次回はしっかり予約するか、ひとり焼肉も辞さず先に入ってしまおう。

 焼肉食べたかったな。

花見せず

2017年04月06日 | 日常生活
 なんとなくあやしい空模様に花見はまぁいいかということになり、ある意味予想通りモツオンリー。



 タン、ハツ。ニンニク、カラシどちらでもうまし。



 1本100円は安すぎる焼き物。焼き物も煮込みも同じくうまし。いい感じで酔いがまわり、久々笑い過ぎで腹が痛くなった。

 と楽しいお酒は良かったのだけれども、アルコールで変に頭が冴えて帰宅後なかなか眠ることができず、翌日がかなりきつかった。少し前に呑んだときもやはり同じようになったので呑み方を考えるべきなのかもしれないけれど、元々酒量は全然多くないだけに改善の余地が少ないのが悩ましい。

敗北

2017年03月18日 | 日常生活
 自家製豆乳ヨーグルトごときでは花粉にはまったく対抗できなかったようだ。というか、残念なことに今までで一番きつい症状に苦しめられている。

 ようやく風邪症状が消えてきて、ではそろそろランニングでもとマスクをして山を走ったら、曇った視界の悪いレンズのせいで転倒して右膝を打ち付けた。かなり痛かったけれど、少しびっこひきながら走っているうちに痛みは消失したが、帰宅して結構盛大に擦りむいていたことに気づく。がっくし。でも身体動かせずにもやもやしてたから、そちらが少しスッキリしたのは良かった。

 同時期に花粉と風邪に見舞われたとはいえ、久々これだけ体調を崩したのは食い過ぎが原因かもしれない。過食は免疫力を低下させるというのは確かにその通りなのかもしれない。堤防決壊で体重も今までのポイントを越えてしまったし、口に入れているものの内容もちょっとよろしくないなと最近思っていたのだ。

 そんなこともあり1週間くらい前から少食生活実践中。花粉が楽になったとかは今のところ全然ない。風邪症状はほとんど抜けたけれど、それは少食のせいでなく、ただ単に時間の経過のせいだろう。ただ体重はとりあえず元に戻った。でも1週間で体質が改善されるわけがないので、逆に簡単に減った体重に不信感を覚えたりするのである。ヨーグルトの摂取量を増やしてもまったく花粉症には効果がなく、体重が増えただけという結果にすっかり疑い深くなっているのである。

 すぐに体質が改善されるなんてありえないし、あったらおかしい。もう若くはないのだ。これを機に放埓な食生活をあらため、アンチエイジングのためにも少食を心掛けよう。そうはいってもたまのガッツリはやめれらないし、やめるつもりもないので、となるとより普段が大切になってくるはずだ。気をつけよう。

難しいことばはまったくないけれど、

2017年02月25日 | 日常生活
 図書館で借りた『ジニのパズル』を数日前に読了。先日借りた『羊と鋼の森』も面白く読めたけれど、こちらのほうが僕には合っていたようだ。というか、久し振りに読み応えのある小説を読んだ気がした。

 難しいことばはまったくない。けれども、その難しくないことばの紡ぎが、重なりが、余韻を含めて複雑かつ多くの大切なことを表現する。存在は脆く危ういのに、文章は流されず、踏みとどまっている。すごい文章だと思った。

 読みはじめて少しのあいだ、村上春樹の初期三部作にスタイルが似ている気がした。実際そうなのかもしれないけれど、でもやはりこの小説も文章も著者のもの。題材が特殊だからこそ、という言い方は良くないのかもしれないが、そういう気は少しする。だから次作がどうかはわからない。でも出会えたことが嬉しい小説だったのは間違いない。いわゆる純文学の一気読みはかなり久し振り。

かなり、何やってんだか的1日

2017年02月24日 | 日常生活
 いろいろあってぐったり。他愛もないおしゃべりに付き合ってもらいだいぶ気も紛れたけれど、普段はあまり足を運ばない方面にカブを走らせ、教えてもらったばかりのレアなパン屋でなかなかいいお値段のパンを3個買い、その足で近くの惣菜屋兼肉屋みたいなところに寄り、ウズラ串4本、ハムカツ1、イカフライ2、竹輪1をその場で揚げてもらい、スーパーでビールを追加して帰宅。即行でビールを開けて、必殺ウスターソースとともに揚げ物一気食い。さらに食い足りずフォカッチャを半分。そして、深く、堕ちた。。。

 かなり、何やってんだか的1日。

 ランもまた音楽の力を借りてだったり。余程電車にしようかと思ったくらいなので、走っただけマシマシなのだけど、弱っているのは間違いなさそうだ。

もっとも価値のある100円の使い道

2017年01月28日 | 日常生活
 湘南藤沢店。決して少ない頻度ではないし、やはり一番のお気に入りの店なのだけれども、写真を撮ることはほとんどなくなった。実際の食べ応えに見合う写真が撮れないからだ。頼むのはほとんど豚が5枚入った小豚。それを麺少なめ固め、味薄めでオーダーしている。豚が5枚というのは結構なボリュームなのだけど、野菜マシにしているからか、その迫力ある豚はほとんど野菜の下に隠れてしまっている。これでは写真を撮っても面白くない。

 最近は食べた人間が発信する情報の影響力が強いのだから、もっと豚を強調したレイアウトにすればいいのにと思ったりもすることもあるのだけれども、たいてい豚は野菜の下。でもそれはそれで武骨で迎合しない感じでいいのかもと、本日食しながら思ったりした。姿は見えなくとも、旨い豚はがっつりしっかり入っているのだから。見た目より本質。



 本日は残りの2枚がなかなかないとろけ具合で小さく興奮。口に入れてみると、脂はとろとろ、肉はふわり。思わず顔がにやけ、心は小さな幸せで満たされた。もちろん腹は言うまでもなく。。。

 ちなみに僕は、小から小豚への追加100円というのは、世界で一番価値のある100円の使い方ではないかと思っている。下手すると1枚で他の店のチャーシュー麺分くらいある豚が、100円で3枚も増えるのだから。



 食後はカブでカベへ。写真は高い壁に囲まれた場所から見上げた空。モヨオスとこの異界のような場所にちょこちょこっと入ったりする。でも閉ざされているだけに、どんな場所なんだろう?と立ち寄る人も実はかなり多いので油断は禁物なのである。

 できそうでできない課題は今日もできず。できそうとういのは実は僕の錯覚なのではないかと思ったりもしたのだけれども、前向きな錯覚ならばまぁいいのかな。頑張ろう。新しい課題も教えてもらったので、次回はそれも試してみよう。マシマシにしてしまったニンニクがいつもよりかなり強烈な刺激だったので、今日は結構臭っていたかも。ごめんなさい。