明月院を出て右に曲がり、坂を上がっていく。
ここで、大勢の観光客と別れる。右側に進む人は、地元の人以外はいない。
切通しの道が続いている。
しばらく行くと珈琲と音楽の喫茶「笛」が現れる。
マスターのこだわりの楽器が置いてあり、とても落ち着く雰囲気である。
エコハープや笛が飾ってある。エコハープはマスターの手作りの楽器である。
音色はとても澄んでいて、心に染みる。
この笛も手作り。海岸で拾った貝を楽器にしたそうである。
ニューヨークからお客さんが来店。
46年前に隣に住んでいたそうである。その後、大阪に転居し、ニューヨークへ。久し振りに日本を訪れ、懐かしくて、子供を連れてと一緒に来店したとのこと。
マスターと46年前の話で盛り上がっていた。
時を越えた感動的な場面に居合わせ、ちょっぴり得をした気分。
ここが、「笛」の隣の家。当時の面影がそのままあるらしい。